山本義隆『リニア中央新幹線をめぐって』(みすず書房、2021)と『核燃料サイクルという迷宮』(みすず書房、2024)の特徴は、これまで公開された新聞や雑誌や書籍の論点を整理し、自身の考え方と価値観で批判的、反権力的に論じたもので、特筆すべきオリジナリティがないことで、深く失望。