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#会社経営

経営者のジレンマと試行錯誤

経営者のジレンマと試行錯誤

会社経営のやり方や方法は一つではない。
実際やってみたたら分かるが、きっと、引退するまで試行錯誤の連続だと思う。

私自身もそろそろ30年になるが、こうやれば上手くいくと言う感覚はあるが、それが10年通用するかと言えばそうではない。
今、お付き合いがある経営者で創業から40年、50年と言う方もいる。皆さん、チャレンジングというか、今でも経営を試行錯誤している。

日々実感しているが、経営環境は変化

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理論と実践のギャップのジレンマとバランスのとり方

理論と実践のギャップのジレンマとバランスのとり方

理論より実践である。
これは、仕事に限らないが、現場で実際に実践している人の言い分である。
私もこれに同意するところはある。言うだけ番長になりたくないので、理論が先行しそうになったら、現場に行く。

この逆で実践より理論という話は、聞いたことがない。理想とする所は、理論も実践もちゃんとできている事。私の目指すところもここであるが、これは実に難しい。
自分がやっていても難しいが、世の中を見ていても、

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問題は外部からはよく見える・・・のは人間の性

問題は外部からはよく見える・・・のは人間の性

医者の不養生と言う言葉がある。
医者でありながら、自分の病気や健康に無関心であったり、ついつい、検査のタイミングを逃してしまっていたりのことを言う。
医者ならそういうことを、絶対に気づきそうに思うのだが、人間はそうではない。

実は医者に限らず、人間と言うものは自分の事は気づきにくいものだ。もちろん、これは気づく気づかないだけの問題でもない。この背景にはとても複雑な感情や事情が混ざり合っている。

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BCPをどうやって対処すればよいか・・

BCPをどうやって対処すればよいか・・

BCPという聞きなれない言葉がある。
企業経営におけるリスクマネジメントの一環で登場する。
英語でフルで書くと、business continuity planningとなる。日本語では、事業継続計画といったところだろうか。
会社経営において、最大のリスクは事業継続ができなくなることだ。倒産は言うまでもないが、その前の段階として、事業の存続が危ぶまれるほどの、重大に悪い出来事が発生した時に、どうい

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新入社員にPDCAを教えるとしたら・・・

新入社員にPDCAを教えるとしたら・・・

今、日本で新入社員として会社に入社して、PDCAを教わることができる人は、どれぐらいいるだろうか?
もちろん、中小企業に比べて、大企業の方が社員教育は充実しているし、その内容においても質が良くレベルが高い。

日本の現役のビジネスパーソンでも、PDCAの重要性を知らない人や、知っていても日々の業務で実践できていない人も多い。
また、PDCAが当たり前すぎて、ついつい、疎かになっていることも多いだろ

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子供の時からの性分と体験が人生にどう影響するか

子供の時からの性分と体験が人生にどう影響するか

やっばり、気になる大谷選手。
私以外も沢山の人が魅了されていると思う。
メジャーリーガーとして、昨年の活躍も目覚ましかったし、毎日のように私も大谷選手の活躍が気になった一人だ。今は、今シーズンの話題も増えてきて今年の更なる飛躍がもっと楽しみである。

大谷選手の子供の頃からの様子は、沢山メディアに掲載されている。様々なエピソードが今につながっているもんだと、つくづく思いながらも、一つとても気になる

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リスクについてあれこれ考えてみる

リスクについてあれこれ考えてみる

かつて今ほど、リスクを意識した時代があっただろうか?今、仕事しても普通に生活しても右を見ても左を見ても。リスクという言葉のオンパレードである。
私も仕事柄、企業支援をしている中で、リスクマネジメントや情報セキュリティリスク対策の仕事をしているので、リスクについては、それなりに精通しているし、敏感だ。
そもそも、会社経営をしていると、一般的に働いている人から見たら、リスキーな状態にあると思う。
リス

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何歳になっても人間関係は実に難しい

何歳になっても人間関係は実に難しい

人間関係。
これは深くて重くて複雑な言葉だと思う。

そして、様々な人間の営みの中で、この言葉が引用される場面は多い。人間関係が良好か、あるいはその逆という短絡的なものではないが、人間は社会的動物だけに、人間関係から逃れられないと思う。
そもそも、社会的動物だから人間関係という言葉が、存在するのだと思う。単純に考えれば、人は他人と関係をもって生きている。家族、会社、大学、コミュニティなど実に多様な

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新聞から得られるもの・・

新聞から得られるもの・・

従来メディアのデジタル化が、急速に進んできたこの10年。
ビジネスや生活に必要な情報の取得のやり方は大きく変わって来た。私自身も、四六時中、スマホをいじりながら、ネット、SNS、社内の情報共有ツールなどから、あれこれ、情報を受けたり見つけたりしながら、日常を過ごしている。

客観的に見て、私自身もIT依存している状態であるとの自覚はある。一方、IT関連の仕事をしていると、自分が常に体験しておかない

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プロジェクトマネジメントは永遠の課題?

プロジェクトマネジメントは永遠の課題?

いつになっても、私の周辺には、プロジェクトマネジメントの課題が多い。言い方を変えれば、仕事柄、プロジェクトマネジメントに関わらない日がないと言っても過言ではない。

私の仕事の始まりは、ゼネコンだった。
私の希望に反して、電算室の配属になった。そもそも、ゼネコンの仕事は建築工事や土木工事である。工事管理=プロジェクトマネジメント。

私が社会人なって、覚えていったソフトウェア開発もプロジェクトマネ

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役所の仕事と民間の仕事

役所の仕事と民間の仕事

同じ仕事でも、これだけ違うものかということがある。
それは、シンプルに言うと、民間と役所の仕事の違いだ。私は、役所の人間として働いたことがないので、そういう仕事に従事する方々との付き合いの中での判断ではある。

役所には、予算消化、つまり予算をどう使うということが前提で仕事が遂行される。これだけ書くと、民間でも当たり前ではないか?という人もいるだろう。
それは全くその通りで、中小企業ならいざ知らず

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グランドデザインとアーキテクチャーを軸に

グランドデザインとアーキテクチャーを軸に

私はグランドデザインという言葉が、とても好きだ。
この言葉に最初に触れたのは、セコムの創業者の飯田さんの書籍。
創業したばかりの頃、会社経営については全くの素人の私。
身近な人を頼りに経営のてがかりも必死で探したが、同時に気に入った経営者の本もそれなりに読んだ。この時期に一番印象に残っているのが、飯田さんだ。
事業創造にはグランドデザインが必要だという話であるが、とても刺激を受けたのを昨日のことの

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ピンチはチャンスなり、本当だろうか?

ピンチはチャンスなり、本当だろうか?

順風満帆という言葉がある。
仕事に限らずプライベートも含めて、今までの人生を振り返って、実際に順風満帆だったと言える時期、期間はどれぐらいあっただろうかと考えてみる。
なんとなく、20代では、仕事でそんなに責任がある立場でもなかったし、難しい仕事を任せられていたわけでもないし、自分自身も若いので、健康も気にしなかったし・・・。
振り返ってみると、順風満帆という状態ではなく、なんとなく問題がなかった

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知らなかったから出来たことは結構ある

知らなかったから出来たことは結構ある

分かっていたら、しなかった。
知っていたら、挑戦しなかった。
実は、人生において、こういうことは結構あると思う。

創業者仲間と、飲みながら話しすると、こんな話で、妙に馬が合う。
世の中には、色々な起業のパターンがある。
会社のことをしっかり学んで、色々と専門家からアドバイスを受け、日本における起業家の数と廃業の数の情報を知り、およそ起業と言うことに関するあらゆるリスクを頭に入れる。
もし、こんな

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