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道産子カナダ人農家の雑記ブログ

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北海道北斗市でブルーベリー・カシス栽培農園営んでいる、道産子カナダ人農家のJustinです。農園に関するトピック以外の雑記ブログはこちらにアップしています。
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教育論の本を書くなかで知った効果的な英語学習法#2 【海外の「NARUTO -ナルト-」オタクに学ぶモチベーションの保ち方】

教育論の本を書くなかで知った効果的な英語学習法#2 【海外の「NARUTO -ナルト-」オタクに学ぶモチベーションの保ち方】

↑前回はこちら

言語習得のカギはモチベーション維持にあり (労せず英語を操れるようになるには)

本を書くための文献を集める中で一番しっくりきたのが、アメリカの言語学者スティーヴン・ブラウン氏の提唱する「モチベーション理論」。(本当はもっとややこしい名前が付いているのですが、無理やり日本語に訳すと意味不明になるのでシンプルにしてみました)

これに関しては他の多くの学者さんも提唱していて、よくよ

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教育論の本を書くなかで知った効果的な英語学習法#1 【変えよう! 日本の学校 - 出版のいきさつ】

教育論の本を書くなかで知った効果的な英語学習法#1 【変えよう! 日本の学校 - 出版のいきさつ】

こんにちは! 北海道北斗市でブルーベリー・カシス栽培農園を営んでいます、道産子カナダ人農家のJustinです。ノートにアクセスしてくださりありがとうございます。

今回は農業と関係ありませんが、(翻訳の仕事をしていた頃)教育論に関する本を執筆した際に得た知見から、僕が考える最も効果的な英語学習法について書いてみたいと思います。

↑地元の進学校で英語教師として働いていた父と共著した「変えよう! に

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ルーツレゲエの名盤10選:バンド編 (後半の7枚)

ルーツレゲエの名盤10選:バンド編 (後半の7枚)

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Israel Viberation / Same Song

こちらは、ルーツ・レゲエの代表的なコーラスグループであるイスラエル・バイブレーションのデビューアルバム。

メンバーの3人は全員が小児性麻痺による身体障害者で、幼い頃に通っていたキリスト教系のリハビリ施設で出会ったというユニークな逸話を持っています。

最大の特徴はユラユラと揺れる声色が印象的なコーラスワークで、オ

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ルーツレゲエの名盤10選:バンド編 (入門にオススメのアルバム3枚)

ルーツレゲエの名盤10選:バンド編 (入門にオススメのアルバム3枚)

こんにちは! 北海道でブルーベリー・カシス栽培農園を営んでいる道産子カナダ人農家のJustinです。ブログにアクセスしてくださりありがとうございますm(_ _)m

今回は、ちょっと音楽記事でも書いてみようかなと思います。

僕は3度の飯よりも音楽が好きな自称重度の音楽バカで、東西新旧問わず、暇さえあれば色んなジャンルを掘って、自分の価値観を粉々にぶっ壊してくれる「当たりアルバム」を発掘する探検(

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日本がキューバみたいになったら良いのに 【都市型農園が普及した日本の日常を妄想してみた】

日本がキューバみたいになったら良いのに 【都市型農園が普及した日本の日常を妄想してみた】

こんにちは! 北海道でブルーベリー・カシス栽培農園を営んでいる道産子カナダ人農家のJustinです。ブログにアクセスしてくださりありがとうございます。

さて、皆さんは外国でいうとどの国が一番好きですか? もしくは、まだ行ったことのない国でどこに一番興味がありますか?

僕が今一番興味のある国はキューバでして、それはなぜかというと、キューバが食料自給率80%を誇るパーマカルチャー大国だからなんです

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忘れられた日本人を読んで#3 【世界中の無駄なものに心からの賛辞を ー 農家の読書日記】

忘れられた日本人を読んで#3 【世界中の無駄なものに心からの賛辞を ー 農家の読書日記】

↑前回の記事はこちら

べらんめえ! 猫も杓子もプロセス効率化ときたもんだただ、リバタリアニズムという名の競争至上主義が定着して久しい今の時代においては、巷でいうところの成功者のライフストーリーや持論ばかりにスポットライトが当てられがちなので、例えば前編でご紹介したイタリアに渡ってズッキーニの栽培技術を勉強した直売所のばあちゃんや、土佐源氏の古老のような、一見地味だけどスルメのように噛めば噛むほど

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忘れられた日本人を読んで#2 【土佐源氏のあらすじ ー 農家の読書日記】

忘れられた日本人を読んで#2 【土佐源氏のあらすじ ー 農家の読書日記】

↑前回はこちら

土佐源氏のあらすじというわけで肝心の土佐源氏のあらすじなんですが、詳細にわたって書き連ねるのはクドくなると思うので、ここではあえて短くまとめてみます。

(気になる方は、是非書籍を手に取ってみてください)

土耕に必要な牛を村々の農民に売る仕事(今でいえば農機具の営業マンみたいなものでしょうか)をしていた身寄りのない青年が、上司の妾とデキちゃって、駆け落ちするもなんだかんだで失敗

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忘れられた日本人を読んで#1 【民俗学の醍醐味は見た目と中身のギャップ ー 農家の読書日記】

忘れられた日本人を読んで#1 【民俗学の醍醐味は見た目と中身のギャップ ー 農家の読書日記】

こんにちは! 北海道北斗市でブルーベリー•カシス栽培農園を営んでいるカナダ人農家のJustinです。当ブログにアクセスしていただきありがとうございます。

人の見た目と中身のギャップを観察するのは最高に面白い唐突ですが、最近自分の中で、人の見た目と中身のギャップの振れ幅を観察するブームが久方ぶりに到来しています。もちろん、振れ幅がでかければでかいほど、観察対象としては断然面白いです。

いつもスー

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深夜特急を読んで 【旅ってやっぱり必要だ - 農家の読書日記】

深夜特急を読んで 【旅ってやっぱり必要だ - 農家の読書日記】

こんにちは! 北海道北斗市でブルーベリーとカシスを栽培している道産子カナダ人農家のJustinです。当ブログへアクセスしてくださりありがとうございます。

ここ最近、読書への情熱が再燃しています。今回は、沢木耕太郎著「深夜特急」を改めて読んで感じたことついて。

読書は「心の旅行」農業という仕事柄、僕は常に自分の農地を基軸として生活しているので、僕にとっての世界の中心は紛れもなく自分の畑です。

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ロシアのウクライナ軍事侵攻について 【感情と理性・戦争と平和について思うこと】

ロシアのウクライナ軍事侵攻について 【感情と理性・戦争と平和について思うこと】

ロシアのウクライナ侵攻が始まってから早くも2週間ほどが経ちました。

人間はなぜ戦争をするのか。なぜいつまで経っても争いをやめることができないのか。ここ最近は、何をしていても常に頭の片隅で考えている自分がいます。

多くの過ちを犯し、膨大な数の尊い犠牲が払われ、その結果として「世界大戦の二の舞いを踏まない」というモットーが、ある程度は世界全体の共通認識となった現代においても、常任理事国であり核保有

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スマホを半分やめてみたら、白鳥の群れに遭遇した

スマホを半分やめてみたら、白鳥の群れに遭遇した

こんにちは! 北海道北斗市でブルーベリー・カシス栽培農園をやってます、道産子カナダ人農家のJustinです。ご覧下さりどうもありがとうございますm(_ _)m

↑前編を未読の方はこちらから。

そんなわけで、1週間、スマホを半分やめる生活を続けてみました。

総合的な所感としては、始める前に懸念していたほどの強い禁断症状は出ず、生活にメリハリが出て、やってみて良かったなという感じです。

一日が

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決めた。 今日からスマホを半分やめてみる。

決めた。 今日からスマホを半分やめてみる。

こんにちは! 北海道北斗市でブルーベリーとカシスを栽培している道産子カナダ人農家のJustinです。アクセスしていただきありがとうございます。

唐突ですが、僕は近頃この上なく疲れています😞 何に疲れているかっていうと、スマホに。

なんかここ最近、以前(もっと若い頃)にはなかったような焦燥感や倦怠感を頻繁に感じるようになりまして。

よくよく近頃の自分の生活を振り返ってみると、これが近年巷で囁

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音楽で宇宙と交信するサイケロックバンドAcid Mothers Templeのライブに行ったときの話

音楽で宇宙と交信するサイケロックバンドAcid Mothers Templeのライブに行ったときの話



こんにちは! 北海道函館市の隣町北斗市でベリー栽培専門の農園を営んでます、道産子カナダ人農家のJustinです。(↑写真は秋の畑の様子)

自称音楽狂の僕はライブやコンサートに行くことが生きがいのひとつなんですが、コロナ渦になってほとんど行けなくなる前は、しょっちゅうライブハウスやコンサートホールに行ってました。

特に、カナダに留学していた頃に面白いステージをたくさん見たので、それぞれの思い

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歌詞対訳あるある#1 【歌詞対訳をするようになったいきさつー翻訳家のリアルな体験談】

歌詞対訳あるある#1 【歌詞対訳をするようになったいきさつー翻訳家のリアルな体験談】

はじめまして。道産子カナダ人農家のJustinと申します。

北海道函館市の隣町、北斗市でカシス・ブルーベリー専門農園を営んでいる30代の男です。

僕が親の農地を引き継いで本格的に農業を始めたのは2012年で、時を同じくしてフリーランスで翻訳の仕事も始めました。(2019年からは、翻訳業を辞めて農業に専念しています)

普段、自分が過去に出版・翻訳業界に携わっていたことを人に言うことはほとんどな

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