マガジンのカバー画像

子育て日記 ポコ・ア・ポコ

101
仕事と子育てを両立しながら地域社会と積極的に関わる川島ゆかさんの奮闘記。子育て世代の暮らしを研究するアイ.創建が提供するコラムです。地域社会で活躍する女性の日常から、暮らしのヒン…
運営しているクリエイター

#ボランティア

「かこさとし」さんで、大きくなりました(1)

「かこさとし」さんで、大きくなりました(1)

皆様こんにちは。

先日、しんみりとさみしい気持ちになってしまうニュースが飛び込んできました。絵本作家で児童文化研究者である加古里子(かこ・さとし)さんが5月2日に天国に旅立たれたとのこと。92才でした。

90才を過ぎても、神奈川県藤沢市のアトリエで毎日制作活動に励まれていた加古さん。新聞各紙で大きく取り上げられ、書店や図書館でも哀悼コーナーが次々と設置されていたので、ご存知な方も多いかと思

もっとみる
雨の日。子どもだからこそ(2)

雨の日。子どもだからこそ(2)

皆様こんにちは。

そんな風にあれこれ雨の楽しみを先々取り上げてしまうくせに、「雨の日は、子どもたちが外遊びできなくて不完全燃焼気味だわ」って、つい憂鬱になってしまう。それ以前に、

「今の時代、日常的に子どもが自然の中でのびのびと心ゆくまで遊べるって難しいのよね」  「豊かな感性を育もうって言われるけど、それがなかなか難しいのよ」って、常日頃なんとなく思っていらっしゃるかもしれません。

もっとみる
子供の笑顔は希望の証(4)

子供の笑顔は希望の証(4)

(前回の続きです)
被災支援ボランティア活動に勤しんでいた彼女(年長さん)。ずっとにこにこ、よく遊んで手がかからず愛嬌があり、まったく困らないかわいい女の子だったのですが、共同作業というものは一体感や信頼感を生み出してくれるようで、ずっとにこにこと楽しそうにしていたのに、突然

「あんな…わたしのほいくえんなぁ…かわのみずがなぁ…いっぱいきて、まだずっとどろだらけで、はいれんのんよ…だから、ほい

もっとみる
子供の笑顔は希望の証(5)

子供の笑顔は希望の証(5)

(前回の続きです)
我が子たちは根っからボランティア精神が高いわけではなく、本来自由気ままなタイプ。いろんなご縁をいただく機会があり、災害ボランティアを通して自分なりの役割にたまたまであえただけ。私だけでは絶対できない「人間育て」をたくさんの人にしていただいている感じで、ご縁に感謝することしかできない母です。

まぁ、まだまだ幼い面もあり、先日も一緒に活動していたボランティアチームに届いた高圧洗

もっとみる
自分の知らなかった自分に出会えた夏休み(2)

自分の知らなかった自分に出会えた夏休み(2)

(前回の続きです。)
さて、我が家の夏休みと言えば、主人の仕事の関係で家族旅行がなかなかできません。しかも、子どもたちが大きくなると、部活やら習い事やらスケジュールが埋まり、日程調整するだけで疲労困憊…。今年の夏も、イベント的お出かけと言えば、早朝から午前中で完結する「夏休み全国巡回ラジオ体操in岡山」に参加したくらいでした(苦笑)。
そんな我が家ですが、3人の子どもたちはそれぞれいろんな体験を通

もっとみる
かぼちゃが恋しい季節です(1)

かぼちゃが恋しい季節です(1)

みなさま、こんにちは。
10月に入り、今年も街中を占拠していますね。
オレンジ色したかわいい「かぼちゃ」たち♪
ほかにも、黒色の魔女やコウモリなどなど、スーパーや雑貨屋さん、100円ショップほかいろいろなところで見かけますね。そう、ハロウィンモチーフたち。個人的には(もう少しお月見関連商品を増やしてもらいたかったなぁ~)なんて思いもしますが、そんな私でもオータムカラーに囲まれると秋のワクワク感が高

もっとみる
本がひとをつなぐ(4)-小さな所から始まった活動。

本がひとをつなぐ(4)-小さな所から始まった活動。

(前回の続きです)
本は人をつなげてくれますし、知らなかった世界に出会うきっかけもつくってくれます。こんなことに自分は関心があったんだって気づくこともありますよね。それだけではありません。人と人ともつなげてくれます。

このエッセーでたびたび瀬戸内市民図書館「もみわ広場」のお話をさせていただいていますので、「近くにこんな図書館があればいいな~」って思ってくださった方も多いかもしれません。しかし、

もっとみる