ひつじ渚
noteクリエイターさんのお勧めしたい詩文を集めてみました✨
noteクリエイターさんのお勧めしたい短編小説(ショートショート)を集めてみました!
短編小説の『テクノさん』をまとめたマガジンです📼🕺
ひつじと申します。 小説家を夢見て、12年。 書いては捨て、書いては破き、 やっと人に見せられるかな?と自惚れ始めたのが 大学1年の頃でした。 そこから、今の今…
新年明けましておめでとうございます。 とは、いいつつ、もう明日で初七日。。。 皆さまは、七草粥はお食べになるのでしょうか。。。? 本当に、久々の投稿で、何を書いた…
投稿が一か月半空いてしまった……とぼんやりnoteを眺めていました。 ここ5日間ほど、禁酒をしていたのですが 満を持して解禁した今夜。シャンパン2杯でだいぶ酔…
※タイトル写真は美術手帖より引用 『THE GREAT TAMER』概要演出家Dimitris Papaioannouとは誰か 個人的感想 席について暫くすると、照明が段々に暗くなっていきます。…
知り合いとの会話。 「そういえば、またやられたんだよ。俺の後輩が。」 引き笑いでその人は言った。 話を聞くと「俺の後輩」は、女に入れ込むタイプで、クラブの女…
咲子は娘の名前だが、ちょうど娘はその日、小学校の遠足があり通常の学校よりも長く、家を空けるはずだった。そうなれば、私が仕事から帰ってきたときと帰りがちょうど同…
娘は、よく上目遣いで私を見てから何かを話始める子だった。私が何を考えているのかをその小さな頭で一生懸命伺うように。 そして、あのときも。娘は、一度私のほうを…
帰りの電車が人身事故で運転を見合わせていました。 当分動きそうになかったので、とりあえず家の方に向かって歩きだした次第です。 7駅ほど越えましたが止めどきを逃し…
不気味な発言をするホームレスに、しかし心のどこかで興味が湧いている自分がいた。きっと、仕事も探す気にもなれず、特段の趣味もなかった俺は、暇つぶし程度の感覚…
「君には何て言えばいいのか……」 そう上司は言い淀んだ。俺は「ああ、来たか。」そう覚悟した。 「まあこんなご時世だしね……?こちらとしてももなかなか難しい状況…
※毎週ショートショート企画 ある国では、横暴な王様による圧制に民衆は悲鳴を上げていた。その暴君に耐えられず民衆は我先にと国からの脱出を試みたのだ。 民衆は西…
こんばんは。6月からちょっとした学校に通い出したのですが、同時に2つのことをできない私は、今回も例外なく学校の授業で精いっぱいで結果書きたい小説が全く欠けなくな…
待ち合わせた駅に着いたとき、私は「ごめんね。」と口にした。ふいに出てしまった。口にしてすぐに後悔の波が私を追い込んでいく。それだけは、彼に言ってはいけなかった…
時間が止まったように静かな夜。1本の着信音が鳴り響いた。 最初は、夢の中で鳴っているのか、それとも現実なのか判然とせず、ぼんやりその音を聞いていた。 しばら…
2022年3月21日 11:55
ひつじと申します。小説家を夢見て、12年。書いては捨て、書いては破き、やっと人に見せられるかな?と自惚れ始めたのが大学1年の頃でした。そこから、今の今まで、書いては文学賞へ投稿し、落選し、を繰り返しています。そんななかでも、「第25回坊っちゃん文学賞」に最終ノミネートまで残れたことが本当にうれしくて。(結局、なんの賞もとれませんでしたが😅)壇上に上がれて、も
2024年1月6日 01:44
新年明けましておめでとうございます。とは、いいつつ、もう明日で初七日。。。皆さまは、七草粥はお食べになるのでしょうか。。。?本当に、久々の投稿で、何を書いたらいいのか、けれど何かは書きたい!という衝動に駆られての投稿になります。意味もなさないほどの私の愚痴になると思いますが、ご愛敬いただけると幸いです。ひつじは、今現在、26歳。あと2か月で27歳になります。(急に何の報告なんだっ
2022年10月2日 21:06
小説を書くってマスターベーションの何者でもないですよね٩( ᐛ )و酒も進めば、タイピングも進む、ほぼ半月を取り囲む夜空。
2022年9月13日 19:05
投稿が一か月半空いてしまった……とぼんやりnoteを眺めていました。 ここ5日間ほど、禁酒をしていたのですが満を持して解禁した今夜。シャンパン2杯でだいぶ酔い、顔が赤くなる始末。 継続は力なりとはよく言ったもので、少しでも何かを中断するとリセットされるのは本当に早いものですね。 そんな酒飲みの戯言は置いておいて、ここしばらく公募の作品提出に自分なりに取り組んでいた結果、noteの投
2022年8月1日 08:09
※タイトル写真は美術手帖より引用『THE GREAT TAMER』概要演出家Dimitris Papaioannouとは誰か個人的感想席について暫くすると、照明が段々に暗くなっていきます。白熱灯が今にも寿命が尽きるときの潔くない「ジジッジジッ」とした電子音。右手には、ひとつの扉。そこから真っ黒な人型の何かがぞくぞくとご登場です。あれあれ、身体は大きいのに顔はあんなに小さい球体で、肘やら
2022年7月21日 18:18
知り合いとの会話。「そういえば、またやられたんだよ。俺の後輩が。」 引き笑いでその人は言った。話を聞くと「俺の後輩」は、女に入れ込むタイプで、クラブの女に貢いでは逃げられるというのを繰り返しているらしい。「でも今回はちょーっと可哀想に思えたよ。」 その言葉とは裏腹に満面な笑みだ。 東京で出会った「俺の後輩」と水商売の「女」。店外でのデートを重ねていたが「俺の後輩」は単身赴任
2022年7月15日 17:24
咲子は娘の名前だが、ちょうど娘はその日、小学校の遠足があり通常の学校よりも長く、家を空けるはずだった。そうなれば、私が仕事から帰ってきたときと帰りがちょうど同じ頃になる予定だったので「私がいなくても咲子は寂しくないわよね?」 そう彼女は言ったのだ。しかし、遠足の日の朝、咲子は熱にうなされた。顔を真っ赤にし、口で息をふうふうして、とても苦しそうだった。私は、どうしたらいいかわからず、彼女
2022年7月14日 20:26
娘は、よく上目遣いで私を見てから何かを話始める子だった。私が何を考えているのかをその小さな頭で一生懸命伺うように。 そして、あのときも。娘は、一度私のほうをじっと見つめてから嬉しそうにハンバーガーを口に頬張っていた。「どう、かな?」「美味しい!お父さんって、お料理できるんだね!すごいすごい!」「いや、まあ。美味しいんなら良かったよ。頑張ったかいがあるってもんだ。」 私は、娘が
2022年7月5日 00:22
名著。
2022年6月29日 20:11
帰りの電車が人身事故で運転を見合わせていました。当分動きそうになかったので、とりあえず家の方に向かって歩きだした次第です。7駅ほど越えましたが止めどきを逃しています。いつの間にか電車は動いているようで、線路沿いを歩く私の横を電車が追い越していきます。車内は、たくさんの人がつぶれるように運ばれていきます。光の葬列のようです。さてどうしたものか。足は止まりません。なんだか、優越感す
2022年6月26日 18:25
不気味な発言をするホームレスに、しかし心のどこかで興味が湧いている自分がいた。きっと、仕事も探す気にもなれず、特段の趣味もなかった俺は、暇つぶし程度の感覚だったのだろうが。 それからはほとんど毎日、決まってその公園を訪れた。ホームレスはそこにいることもあれば、どこか配給品を求め出かけているのか、留守のこともあった。顔を合わせたときには、お互い暇をつぶすように生産性のない話をだらだら続け
2022年6月25日 23:39
「君には何て言えばいいのか……」 そう上司は言い淀んだ。俺は「ああ、来たか。」そう覚悟した。「まあこんなご時世だしね……?こちらとしてももなかなか難しい状況でねぇ……」 奥歯に物の挟まった物言いが癪に障る。 俺は自宅近くの寂れた公園で、ブランコに腰を下ろして、上司の一方的な会話を思い出しながら空を仰いでいた。 俺は今日、職を失ったのだ。 言葉にするとぐっと現実感が増し、その
2022年6月24日 12:29
※毎週ショートショート企画ある国では、横暴な王様による圧制に民衆は悲鳴を上げていた。その暴君に耐えられず民衆は我先にと国からの脱出を試みたのだ。 民衆は西へ西へ歩を進める。道中、貧窮に苦しみ国に引き返す者、そのまま野垂れ死ぬ者も少なくなかった。 しかし、いく日もいく日も歩みを止めなかった者は脱出は成功したと確信するときを迎えた。そう未開の土地に行き着いたのだ。 その地にはい
2022年6月15日 22:16
こんばんは。6月からちょっとした学校に通い出したのですが、同時に2つのことをできない私は、今回も例外なく学校の授業で精いっぱいで結果書きたい小説が全く欠けなくなる苦悩に頭を抱えております(笑)でも、目に入ったもので興味をそそられるとすべきことそっちのけで飛びついてしまうんですが……で、この前目に留まったのは近くの公園を歩いていたとき、目にした「コオロギ」ぴょんぴょん跳ねるその子を追いかけ
2022年6月6日 19:17
待ち合わせた駅に着いたとき、私は「ごめんね。」と口にした。ふいに出てしまった。口にしてすぐに後悔の波が私を追い込んでいく。それだけは、彼に言ってはいけなかったのに。 付き合って1年が経ったとき、私の彼に対する態度が少しずつ変わっていった。表立っては何も違いがなかったかもしれない。けれど、何かものを言うとき、その言葉の端々にあった温かみみたいなものが徐々に冷めていき、きっと彼を見る視線にも表情
2022年6月5日 20:47
時間が止まったように静かな夜。1本の着信音が鳴り響いた。 最初は、夢の中で鳴っているのか、それとも現実なのか判然とせず、ぼんやりその音を聞いていた。しばらく鳴り続き、次第に「ああ、この音は夢じゃない。」と判断が付いた。瞼を擦りながら、ベッドフレームに置いてあったはずの携帯を手だけで探る。その冷たい矩形を指先に感じ、引き寄せるとボウと明るい液晶にその着信者の名前が浮かんでいた。「雑崎正