シェア
目眩
2022年6月2日 18:12
六等星が爆ぜる時、君のためらい傷が光るよ。付け根のあおたん隠して笑う、まあるい孤独も役に立つ。揺らいだまでの君の瞳を骨になってしまう前にとらえてしまった。ぼくらはさびしいを食べて育ったから、なんだか途方もないことが苦しくてたまらないね。街のうつろいが厚かましい態度で急かしてきても、君だけはエンターキーをゆっくり押すような人であり続けられるようにと願う。人混みの中裸眼でいられるくらいに強く、隣家から
fish_22
2022年5月4日 20:48
愛してるの言葉を簡単に言えないのはそれだけ想いが大きいから両手で抱えられない程の言葉にしてしまえば無限に溢れて止める事が出来ないから受け止める事も出来ないと思う何も望まない愛は言葉にしてしまえばきっと求めてしまう事になるから受け止めて欲しい訳ではないのにそれを望んでしまうから言葉にしてしまえばそれは愛ではなくなってしまいそうで愛してるの言葉を簡単に言
Foliage Poet
2022年5月4日 14:17
朝玄関のドアを開けて階段を降りて行くセメント工場の方角から何かの軋む音が聴こえて来る時間が並ぶ順番を決めているのだ一階に降りて道路に出る左足と 右足を踏み出すたびに敷石が現れて歩道が出来ていくヤマモモの並木も生えてきた斜め前をはや足で歩く足首から膝までのストッキングと黒いパンプスだんだん胴体も現れてOLさんが出来つつあるぼくもそろそ
空虚シガイ
2022年4月22日 09:33
『酔狂』酩酊の果てで死のうよ芸術的な街明かり僕ではない僕が僕も知らない僕を歌う壊れないギリギリの線をゆこう結果は嫌でもついてくる気づいていないみたいだから教えてあげるよ好きなことをやるのに罪悪感を抱く君へ世界の殆どのものは別に無くてもいいものさそこに見出だす浪漫が見えないの?君にはもう何も言わないからただ生き方で示す酩酊の先で逢おうよ
2022年4月26日 08:33
『偏食』錆色の空気が心臓の皹にまとわりつく痛みで目がかすむ名前を持たない時間に照らされて死に包まれた聲は波頭の先隠し合い騙し合い傷つけ合い伽藍の空に愚者は唄うひとつの絶望と無二の希望アナタとわたしの好きは交わらないアナタの心の奥にわたしの手は届かないアナタに答えてほしいことばかりなのにアナタの瞳の問いにわたしは答えられないアナタもわたしも悪くないけ