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2021年4月の記事一覧

婚約者が失踪したらどうしますか?  宮部みゆき『火車』

婚約者が失踪したらどうしますか?  宮部みゆき『火車』

ラスト1行が史上最高!!
 私の中の女王宮部みゆきさんの代表作でもありますね♪1992年から連載が始まった小説です、、もうそんなに前なのか、、、

 親戚の男性から相談を受けた休職中の刑事の物語です。その相談というのは、銀行員である男性の婚約者が失踪してしまい、彼女を探してほしいというもの。婚約者が失踪って、、きついですよね、、

調べるほどに謎が深まる、読むほどに引き込まれる
 依頼を受けた主人

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最後に会って言いたいことがある

最後に会って言いたいことがある

片手で数えられるほどの恋愛しかしてこなかった私だけど、別れる前は必ずと言っていいほど相手に「最後に会って言いたいことがある」って言われる。

電話、LINEじゃダメなのかな?

最近は積極的に会おうだなんて言ってくれなかったのに…会ったら殴られちゃったりするのかな?

気持ちを伝えられない苦しみを与えてやる!!

今ここで言えや!

と、不安や罵詈雑言などを心の中で呟き「会いたくない」と伝える。

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6月の詩

6月の詩

‪水無月、蛙の音が犇めき合う。私の吐き捨てた言葉に手を合わせるな。有難がり大層な額縁などに入れるな。送った言葉には気付かないあなたが、決して助ける気などないあなたが創作物に涙を流して私を知ったつもりにでもなる。

水の張られた満足げな田園に堕ちる夕陽の赤いこと。人工苺味、無果汁に無数の命が浮くのを感じる。日照り中分離した牛乳が透明な悲しみを光らせただの汚れと消える。

現代アートの現状

現代アートの現状

小崎哲哉氏の「現代アートを殺さないために」を拝読した。炎上していた、あいちトリエンナーレの「表現の不自由展」を始め、近年の現代アートと、その問題に関して取り上げた本で、一介のアートラバーとしては、現状を知るうえでなかなか読み応えがあった。

できる限り本の内容を記したくはないので、詳細は省くが、私としてはアート側とアートが分からないという人たちと、もう少し緩やかな対話をしていく必要があるのでは、と

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創作のハードル

創作のハードル

音楽でもイラストでも文章でも何でも、創作は第一歩目が肝心だ。
というか第一歩すら踏み出せず挫折するパターンが大半である。

これらに共通して言えるのは「何でも好きな事を思い出して表現すればいいんだよ」

まて。”好きなものって何なんだ?”

私は別に好きなものがないというわけではない。
だが、好きなものが多すぎて一つに絞れないという困った性質である。
あまり拘りがないといった方がわかりやすいか。

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自分の強みは周りの人の方が知っていることが多い

自分の強みは周りの人の方が知っていることが多い

昨日のこちら▲のトレーニングについて、妻と話をしていて、「こんなに体幹ブレないのすごいと思う」と言ってもらえました。
自分としてはこれが普通で、簡単にできるものと思っていたのですが、「それはない」と一蹴されました。

おそらくこの点が自分が思う自分と、周囲から見た自分の違い部分なのだろうと感じました。
同時に、タイトルにもあるように、自分の強みは他者から見た方が明解にわかるものなのかもしれないな、

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馬に思う

馬に思う

私はもうだいぶ前なのだけど
競馬を少したしなんでおりました
幼少の頃からお父さんが毎日曜競馬のテレビを楽しくみていたので
一緒に「馬綺麗ね」と言いながら見ていた影響だと思います

最近ウマ娘が流行って
あの頃有名だったお馬達が
今ドネーション等で注目されていることを知りました
なんだか嬉しいですが
引退馬見学のマナー違反の問題もあるようで
過熱気味のフィーバーに少し心配でもあります

でもほんま引

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教育ライター・高村ミチカさんの記事との出会いが衝撃だったので、勝手に紹介させていただく回

教育ライター・高村ミチカさんの記事との出会いが衝撃だったので、勝手に紹介させていただく回

noteを読んでいて、涙が出てきたのは初めての経験でした。

小学校教員を10年続け、適応障害で休職。
退職して、「書くことで世界が変わるきっかけを作る」ことを目指している高村ミチカさんの記事です。

はじめましてでこんなふうに書くのは迷惑かしら?とも思ったのですが、どうしても伝えたくて。

高村ミチカ先生、いや、高村ミチカさん、生きていてくれてありがとう。逃げてくれてありがとう。

軽率に「わか

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三角形の内角の和

三角形の内角の和

これは私が小学2年生の時の話だ。
なので、1995年になる。

1995年といえば、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件、坂上忍カーチェイス事件などの痛ましいニュースが連日報道され、世間は物々しい空気に満ちていた。

私の通う2年1組の教室は学校の一番端に位置しており陽が当たらず、窓から見えるのは鬱蒼とした庭木たち、湿っぽい空気がコンクリートに染み込んでいて不気味な様相を放っていた。

世間の潮流のせ

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公立学校の世界へようこそ

公立学校の世界へようこそ

2.小学校教師編

⑧今後の小学校教育について(地域連携の観点から)

少し前から、地域の学校は、地域の子どもたちのためだけでなく、地域の方々にも何か還元したり、逆にお手伝いしてもらえることがあればお手伝いしてもらうことが大事といった観点で語られています。

私が勤務した何校かの学校でも、全ての学校において、地域との連携を必ずやっていました。

昔から、親御さんが主体となってされているPTA活動が

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【詩】 物語を綴ろう

【詩】 物語を綴ろう

その物語を

綴ろう

ゆっくりと

しかし

歩みを止めることなく

綴ろう

旅路のように

生きるだけで

遺されるその痕を

言葉に直して

そっと何処かに置こう

いつか誰かの疵に

不意打ちで私を褒めてくれた紫ジャージの先生

不意打ちで私を褒めてくれた紫ジャージの先生

小学校中学年くらいだっただろうか。
学芸会の練習で、オーディションがあった。

私の担任の先生は、音楽が好きな女の先生だった。
生徒が考えた歌詞でクラスのテーマソングを作ってくれたり、学校にはその先生が何年か前に作った、生徒や先生も全員参加して歌うオリジナルの卒業式用の合唱曲があったくらい音楽が得意な先生。
いつも明るくはつらつとしていて、生徒にも慕われていた。

一方隣のクラスの先生はいつも紫の

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ご主人さまと温泉デート♨

ご主人さまと温泉デート♨

お風呂上がりにて♨

「あ゛~きもちかった~。わりぃ、牛乳買ってきてくんね?」
「はいっ!」
🏃……
「買ってきました!」
「あ、やっぱフルーツ牛乳で」
「んー、はいっ!」
🏃……
「買ってきましたよ~」
「気分じゃないわ。それよか、コーヒー牛乳!」
「…はいっ💦」
「ダッシュな💢」
🏃……
「ハアハア…買って…ゼエ…ハア…きました」
「やっぱ太るからいらな~い」
「😡」
「まさかお

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社会人27日目。コーヒー記念日

社会人27日目。コーヒー記念日

相変わらずちんぷんかんぷんな研修。

同期は内容を理解できているのに、自分は全く理解できていないという状況に嫌気が差して逃げ出したくなった。

そんな時に、もはや見るのが日課となっている”ストイック勉強ルーティン”のYoutube動画を見てスイッチが切り替わった。

わからないならわかるようになるまで勉強すればいい。そんなの当たり前だ、と言われてしまうかもしれないが、すっかり勉強習慣がなくなってし

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