あせかくさん

ラジオはAM派です。

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マガジン

  • 私のお金の使い方

    生き方とはつまりお金の使い方と見つけたり。 関東の片田舎で壮年期を迎えた男性のお金の記録。 その遍歴はつまり私という一人の人生そのものなのかも知れない。

  • 釣りはじめてみたら

    釣行記。主に忘備録的に。

  • 春の詩

    楽曲集

  • ムカシのハナシ

    忘備録的に昔あった話を綴ったエッセイ

  • リラクシン

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最近の記事

昼食に海鮮チラシ弁当を食べる ¥560

昼食というのは、手軽さと早さから、ついつい牛丼かラーメンになりやすい。 けど、それが気分じゃない日もある。 ましてうだるような残暑に食欲も削がれた平日の昼休み、何を食すか考えても一向に答えが出てこない。 ああでもない、こうでもないと飲食店の連なる国道を抜け流れ着いたのはスーパーの惣菜コーナーであった。 ここまで来てもなおどの弁当にするか迷ったが、何を食べるべきかどうしても答えが出ないときは普段選ばないものにしようと心掛けている。 私は海鮮チラシ弁当を手に取った。 平日の

    • 海沿いの銭湯でサウナに入る ¥1,100

      出勤日の土曜であった。 月曜から数えて6勤目。朝から体がすこぶる重い。 足が重い。特にふくらはぎの辺りが。 あと、太ももが上がらない。 これはサウナかな、1年ぶりにサウナに入ろうかなと思ったのは、 木曜日になった頃。早く土曜日になれと思っていたけど、、、 いざ土曜日になってみると会社帰りに銭湯に行くのが面倒臭い。 さっさと帰って酒でも飲んだ方が幸せになれるのでは? なんて考えもよぎるけどそれではますます疲労が溜まりそうなので、 意を決して海沿いのスーパー銭湯へやって来た

      • 初めてハゼを釣った

        2021年9月5日 晴れ 私は河口のテトラポッドに座り込み釣り糸を垂らしていた。 時刻は正午。快晴。風の強い日だった。 河口で釣りをするのはこの日が初めてだった。 キスを釣ろうと最寄りの海岸へとやって来たものの、あまりの爆風に釣りにならず、少しでも風の防げる場所を探し歩いた結果、河口沿いのテトラポッドへと辿り着いたという経緯だ。 河口とはいえ二級河川、流れは少ない。そして水深も浅い。何が釣れるのか全く分からないが、それもまた釣りの楽しいところ。 さっそく仕掛けにアオイ

        • 海岸からの釣りは大変だった

          2021年8月22日 晴れ 茹だるような暑さの中、私は砂浜から海を眺めていた。 八月も下旬、いよいよ晩夏の気配が漂い始める時期になったが、日中の暑さはまだまだ健在で、雄大な雲と青い空、遠くまで広がる海は立派な夏の景色であった。 ◆ 結局、盆休みの釣行は台風のせいで8月13日が最後となった。 釣りの魅力に取り憑かれた私は、台風の日もせっせと堤防へ足を向けはしたものの、いつも賑わっていた堤防も台風渦中となると人一人おらず、隣接している釣具屋も臨時休業している始末なので、盆休

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        記事

          そうだ、キスを釣ろう

          2021年8月13日 雨 「盆に入ったら海に近づくな」 私は、地域のご法度を無視し、昼過ぎに堤防へ向かった。 釣りにあたって問題にならない程の小雨であったが、カッパ越しの雨音はぼとりぼとりと重く感じられる。 ◆ 昨日、生まれて初めての釣行で毒魚を2匹釣り上げた私は、家に帰ってからネットに齧り付いた。 道具やらの準備不足も分かったし、適当に釣りをやって毒魚ばかり釣れても面白くないので、色々と調べる必要があった。 はて、では何の魚を狙おうか? この時期に堤防から釣れ

          そうだ、キスを釣ろう

          釣り人になった

          2021年8月12日 くもり 空は一面の雲に覆われていた。肌にベタつく風が嫌な汗をかかせる。 私は昼過ぎに最寄りの港に到着し、初めての釣行に挑むべく車を降りたところであった。 堤防を見渡すと多くの人たちが竿を振っている。 正直、驚いた。釣りをする人ってこんなに沢山いるのか。 思えば、さっき寄った小さな釣具屋だって、十数年以上前からあった。その間潰れずに経営を続けられたのは、多くの釣り人がいるからに他ならない。今まで釣具屋や港にあまり寄り付かなった私が知らなかっただけで、

          釣り人になった

          そうだ、釣り行こう

          2021年8月12日 くもり 私はパチンコ屋のホールで立ち尽くしていた。 ちょうど財布の中の一万円札が無くなったところだったが、散財に放心していた訳ではない。むしろ、深く思案していた。 それは今年の夏をこのまま終わらせていいのか、という自問であった。 夏の手応えとでも言うのだろうか、夏という季節が醸し出すあの高揚感を味わえないまま、もう数年が過ぎていた。 子どもの頃に見た青い空や鮮烈な太陽、虫や鳥の鳴き声のする野畑を踊るように走り抜けた夏の日々はもう別の世界の出来事のよ

          そうだ、釣り行こう

          01-春の詩-上

          暖かい柔らかい 日差しを吸い込んで 菜の花の香る道 自転車走らせて あなたに会いに行った

          01-春の詩-上

          【初夏】 八十代くらいだろうか、白髪の男性ふたりがコンビニで楽しそうに買い物する姿が印象的だった。店を出て車を走らせると、先程のふたりがいた。右手に棒アイスを持って、それを頬張りながら、並んで自転車を漕いでいる。初夏の田畑が一層優しく感じられた。歳をとるのも悪くないなと、思った。

          【初夏】 八十代くらいだろうか、白髪の男性ふたりがコンビニで楽しそうに買い物する姿が印象的だった。店を出て車を走らせると、先程のふたりがいた。右手に棒アイスを持って、それを頬張りながら、並んで自転車を漕いでいる。初夏の田畑が一層優しく感じられた。歳をとるのも悪くないなと、思った。

          六月 夕闇の水溜

          六月 夕闇の水溜

          ばあちゃんとタイムカプセル

          私が小学校に入学する前、よく母方の祖父母の家に預けられていた。 じいちゃんとばあちゃんは、私とよく遊んでくれた。 庭に植えたキウイやグミの実を採って食べさせてくれたし、梅林にやってくるキジをこっそり一緒に見たりした。 夏になれば昆虫採集をして、捕まえた虫をばあちゃんに見せると驚き喜んでくれた。 午後の木漏れ日の下でブランコに揺られ、夜はドラム缶でつくった五右衛門風呂に入った。 あるよく晴れた日、ばあちゃんと一緒にタイムカプセルを作って庭の一角に埋めた事がある。 私が二十歳

          ばあちゃんとタイムカプセル

          五月 夕焼けの田園

          五月 夕焼けの田園

          五月 雨の夜のパーキング

          五月 雨の夜のパーキング

          03_街の灯とともに

          街の灯が消える こんな夜も明けていく 僕たちは話し疲れ 白みかけた空を見てる

          03_街の灯とともに

          03_街の灯とともに

          「ユウキさん」と再会できない

          私が小学6年生の頃、つまり1999年、我が家に初めてパソコンがやってきた。 私は目くるめくインターネットの世界に胸躍らせ、週刊少年ジャンプのHPを観たり、Yahoo!ゲームでオセロをしたりして遊んでいた。 中でも一番ハマっていたのは何と言っても「将棋倶楽部24」での将棋対局だ。私は日夜パソコンの前に座り、日本中の将棋好き達と共に将棋に熱中した。 初めてインターネットで知り合いが出来たのも、このサイトだった。 ◆ ユウキさんとは将棋の対局で出会った。 ユウキさんは関

          「ユウキさん」と再会できない

          五月 新緑の沼

          五月 新緑の沼