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#海
心が青に染まったら | 写真・詩
心が青に染まったら
目の前の信号が青になったら
レモンスカッシュを飲んで
走り出そう
夏風と戯れて
熱中症には気をつけて
波の近くで
ゆらゆら揺れて
カモメに挨拶をして
旅館の看板犬と仲直りして
そうして取り戻していこう
ゆっくり
“わたし”
を取り戻していこう
【夏の北海道】積丹ブルーとウニ丼に恋する
はじめに
珍しく少しばかり長文です
最後までお付き合いいただけたら幸いです🫶
『おはよう』と目覚めた直後
オットさんの『ウニ丼食べに行くよ』
の一声で駆り出された週末の朝
正直、起きたての出動はあまり好きじゃない
自分はどちらかというと慎重派なので
どこかへ出かけるとなると
前日からある程度日程を決めておきたい
しかしながらオットさんは思い立ったが吉日派
行くと言ったら絶対行くタイプだし
「現代詩手帖」2022年12月号現代詩年鑑2023掲載「深すぎた青」
ぼくはその日 青になった
空がみえる
雲がところどころ浮いていて
海がどこまでも広がっている
仰向けになってなにか形のないものに
抱かれているようだ
遠くで鷗が鳴いている
潮のかおりが全身を包む
耳のところまで生暖かい海水がきている
すこし目線をおろせば
浮いた身体が透明と暗がりのはざまの色に
隠れたり現れたり
羊水みたく波に運ばれ
目をつむれば水が小さくぶつかる音
外界が遠のいていく
どこまでも
カルティー二ビーチの海風
INDONESIA
Semarangから車で北東に約100km、時間にして2時間ほどで、いずれ小さな港町に突き当たる
町の名は、Jepara
高級家具に用いられるチーク材の世界的な産地であり、木彫りの伝統工芸が有名だが、それ以外には特に見るところもない、海辺の辺鄙な、そして小さな田舎町だ
この週末は眠れず、ふとベッドから起き上がり、金曜日の真夜中にオンラインで宿をおさえ、約1年ぶりにこの街で