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はまぐり随想録(2) 食べること・健やかな食とは
健やかな食とは一体なんだろう。
「食の迷子」となっていた私の目を見開かせてくれたのは、江戸時代後期の町医者・石塚左玄先生の本だった。
「マクロビオティック」の提唱者である桜沢如一先生も、もともとはこの左玄先生の弟子である。マクロビは、左玄先生の食養法を桜沢先生が発展させたものである、という見方が主流のようだが、私の受けた印象は少し違う。
「玄米菜食」を基本とし、卵や肉類、砂糖などを摂取
はまぐり随想録(1) 食べること・健やかな食とは
都会で一人暮らしをしていた学生時代、独学で健康食を探究していた時期がある。
私が大学へ入学する年に母が国家資格を取って鍼灸師になったのだが、その影響もあって私は東洋医学や食養生など、暮らしの中で病を防ぐ"未病"の考え方に興味が湧いていた時期だった。
学業の合間を縫ってマクロビオティック料理教室へ通って玄米菜食のレシピを学んだり、野菜の重ね煮料理の合宿に参加したり、当時住んでいたエリアのオ
#13 ネオ・ネイティブ・ジャパニーズのすすめ(後編)
前回につづき、今回も浜の暮らしや地域に人々の生きる力に魅せられた1人の"ネオ・ネイティブ・ジャパニーズ"をご紹介したいと思います。
東京からクリエイター向けコワーキングスペースを設計するプロジェクトのため石巻を訪れ、期せずして蛤浜に立ち寄ったことで、経済指標では測ることのできない浜の豊さに魅了された建築デザイナーの野村大輔さん(dada株式会社 代表) 。
都市部だからできること、地方だから
#12 ネオ・ネイティブ・ジャパニーズのすすめ(中編)
前回の記事からつづいて、今回は、都市部から蛤浜に通う中でネイティブ・ジャパニーズの知恵にインスパイアされ、それぞれの分野の特技・興味を生かしながら次世代の豊かな生き方を目指している「ネオ・ネイティブ・ジャパニーズ」の一人・YUKI☆さんをご紹介します。
ITコンサルタント×猟師×里山づくり
東京在住のYUKI☆さんは、東北プロボノプロジェクト(プロボノとは:社会的・公共的な目的のために、職