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論語のススメ...論語入門編まとめ①
①人と社会のみちしるべ……論語とは
論語は、今から約2500年前に中国でできました。
論語をあまり知らない人からすると、
孔子が書いた本というイメージの人もいるかもしれません。
実は、論語は弟子達がまとめた語録なのです。
孔子(紀元前551~479年、春秋時代末期の思想家・教育者・政治家)が亡くなった後、孔子と優れた弟子達が言ったこと、行ったことを書き記しました。
孔子、直弟子、孫弟子達は、
不欲勿施...自分が人からされたくないことは、人にしてはいけない。
己の欲せざる所は人に施すこと勿(なか)れ。
(顔淵第十二、仮名論語一六二・一六三頁
衛霊公第十五、仮名論語二三七頁)
先師(孔子)が言われた。
「自分が人からされたくないと思うことは、
人もいやなのだから、それを人にしてはいけない」
いつも持ち歩く小銭入れに、
一センチ強の化石が入っている。
五億年前のカンブリア紀三葉虫の化石である。
小銭を出す度に、五億年という時間の長さ、
殆どの動物の門
忠恕一貫...まごころ(忠)からなるおもいやり(恕)
子曰(のたま)わく、參(しん)や、
吾が道は一(いつ)以(もっ)て之(これ)を貫く。
曽子(そうし)曰わく、唯(い)。
子(し)出ず。門人問うて曰わく、何の謂(いい)ぞや。
曽子曰わく、夫子(ふうし)の道は忠恕(ちゅうじょ)のみ。
(里仁第四、仮名論語四三頁)
先師(孔子)が言われた。
「参(曾子の名)よ、私の道は一つの原理で貫いている」
曾子が「はい」と歯切れよく答えられた。
先師は満足げに出
未知生死...「まだ生もわからないのに、どうして死がわかろう」
曰わく、敢(あえ)て死を問う。曰(のたま)わく、未だ生を知らず、焉(いずく)んぞ死を知らん。
(先進第十一、仮名論語一四六・一四七頁)
子路(孔子の弟子)が「死とはなんでしょうか」と問うた。
先師は言われた。「まだ生もわからないのに、どうして死がわかろう」
孔子の弟子、子路に限らず、死について問いたいと思うのは、古今東西誰も皆同じである。
人はどこから来てどこへ行くのか。
聖人賢人のみならず、
頑張ることが今日明日の生き方を変えていく
これは論語に出てくる私の好きな章句の一つです。
私はこの言葉を通して、力の限り努力する・頑張る意識を持ち続けることの大切さを改めて感じます。
現代人、特に若者・働き世代はこの心意気が足らないのを
私は残念に思います。
私は”頑張る”という言葉が好きです。
頑張ることは生きることだからです。
頑張っているから生きていることを実感できるのです。
頑張れば頑張っただけ、成果や自分の実力、将来がそ