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ライブ音源集『でんぶ / ミルクポップ』|ロリコンファッカーズその⑨【トミーちゃんMV制作ありがと👍】

『ロリコンファッカーズのライブ音源』を動画化した。
2011年8月26日に大阪の塚本エレバティでプレイした音源だ。

アルバム制作の中で仕上がりつつある、俺たちの"表現"を味わってくれ。
"何者であったか"を、君が感じてくれ。

俺は君を愛してる。


ライブ音源集


1曲目『でんぶ』

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モミーちゃんという2005年に知り合った女性を思い出して書いた曲。
あの日から15年。歌詞で話している通り、今でも"神社が燃えるところ"を見てみたいと思っている。

なぁ、モミーちゃん。
元気にしてる?

9年前にこんな歌を残していたよ。
君に気づかれたくて。

画伯ちゃんはまた歩み始めだしたところ。
モミーちゃんは、どこまでいっちゃったのよ?

ありえない場所が、ありえない状況になっているような
"ドキドキする瞬間"を作っていくからね。

そこで、また会おう。


2曲目『ミルクポップ』


《余りに恋心が募って、意中の相手の前で"顔"がめくれたら?》
これは、そんな歌だ。

好きな人にアップルパイを焼きたいし、
顔がめくれるほど恋に焦がれたい。

そんなショートショート的な内容だ。

・バンドとしての広がり
・画伯ちゃんの喉の負担を減らす目的
・他の2人は普通に歌が上手いから

そんな理由が絡み合って、
この曲のボーカルを務めるのは"ベースの名倉潤"

ちゃんとお腹から声が出ている。
画伯ちゃんとは大違いだ。

妹子も名倉も、なんなら過去一緒にやったメンバー全員、画伯ちゃんより歌がうまいのよ。

それなのに、なぜ俺が歌っていたんだろう。
今でも不思議だ。


"スタジオDEMO音源ver"『ミルクポップ』
動画後半に繋げて載せています。是非ご覧ください。


前回までのロリコンファッカーズ↓↓↓


過去バンドまとめマガジン↓↓↓


トミーちゃんについて(途中でMVいくつか貼っています)


2009年頃から2011年頃まで、高頻度で俺たちのライブに足を運んでくれていた女性がいる。

彼女の名前はトミー。
俺らは「トミーちゃん」と呼んでいた。

小柄で痩せ型。
頭の回転が早い。

ロリコンファッカーズ、そして様々な音楽界隈とも仲の良い社交的な人だった。
神戸、京都、和歌山、奈良、大阪など。ロック、パンク、ガレージ、オルタナティブなバンドまで。


関西を中心に、各地にバンド友達がいた。

とても顔が広かった。


人とうまく仲良くなれない画伯ちゃん。

・そんな自分にも優しく接してくれる嬉しさ
・あまりに高い社交性への羨望
・どうやってスタイル保ってんの感


いろんな感情を抱えながら考える。
"トミーちゃんを突き動かす原動力ってなんなん...?"


画伯ちゃんが持っていないもの。
俺とトミーちゃんの違いは...


"愛...?"


そうだな。
トミーちゃんには愛があった。

音楽への愛が。表現への愛が。人間への愛が。

行き場をなくした俺たちのような存在にも、どんな相手を目の前にしても変わらぬ愛を持っていた。


画伯ちゃんは、音楽や表現に対する"敵意や否定"を原動力にしていた。
その時点で受け入れてくれるゲートは狭くなるし、好かれにくくなるよね。

そんな違いに気づかさせてくれた。

バンド内に漂う不穏な空気感。
人生に対する行き詰まり感。
"もう死ぬしかない"感。


当時の画伯ちゃんはリアルタイムで気づけなかった。
2020年の今。このnoteにまとめることで気づけた。

トミーちゃんと俺の違いを。
周りに人が集まってくる"生き方"を。

まとわりつく"感"
いろんな"感"

どう解消すればいいか気づけた。

"トミーちゃんありがとう😊"

どうかな?もう名前を覚えてくれた?
彼女の名前は"トミーちゃん"だ。


トミーちゃんもPUNKバンドでギターを弾いていたし、ギターのこと、エフェクターの仕組みなど、なんでも画伯ちゃんに教えてくれた。

ただ一体どのタイミングで、何をキッカケに仲良くなったのかはハッキリと覚えていない。
気づけば近くにいたし、大勢でも2人きりでも、違和感なく話せる存在になっていた。

ボロボロのWindowsで、トミーちゃんからSkypeのビデオチャットを受けたとき、妹子と「すごいね😳」と感動しあった覚えがある。

無料でテレビ電話ができるなんて。
オンライン飲み会という文化が根付くと想像もできない頃だ。

たまに固まる映像を利用して、ずっと変顔をしあった。
おすすめのバンドも教えあった。


トミーちゃんは、流行るものにいち早く気づく。

誰よりも早くiPhoneを持っていたし。

そんなiPhoneで、ライブのたびに動画を回してくれていた。
YouTubeにアップしてから「無許可やけど作った!」と事後報告が入るパターン。

嬉しかったから素直に「ありがとう😊」と返すと、文章に表せられないような声色や笑顔ではにかむことが多かった。

その頃アップしてくれた映像が、
今もYouTube上に残っている。

YouTuberが溢れる前夜。
トミーちゃんが動画編集もできることに驚いていた。


ミュージックビデオ比較


2010年頃。彼女は発売直後のDEMO音源を買ってくれた上で、誰よりも褒めてくれた。
どこか寂しそうで、危うげな雰囲気を放ちながら。

いつだってロリコンファッカーズを認めてくれていた。

そんなトミーちゃんが編集してくれたMVと、
今年画伯ちゃんが編集したMVを比較してみよう。

歯がゆくて比較


歯がゆくて(トミーver)


歯がゆくて(がはくver)


同じ音源を使った『歯がゆくて(DEMO2)』のMV。

当時、本当に嬉しかったよ!
ありがとう、トミーちゃん!

素材不足による画伯ちゃんの圧倒的敗北😂


トミーちゃんが撮影したライブ映像!

トミーちゃんの撮るライブ映像はド迫力なものばかり。
"客席から自分たちを見たら、こんな感じなのかぁ"とわかるような映像だ。

定点で置きっぱなしの撮影とは全然違う。
楽しんでくれている人の視線がわかる。


そこには愛情がある。
音楽に対して。表現に対して。

愛情が感じられるんだよな。


そんなトミーちゃんが撮影してくれた映像の中から、画伯ちゃんのお気に入りなものをピックアップ!


①神戸Mersey Beat / Back Beatイベント
2011年2月8日


死ぬほど画伯ちゃん楽しそう!笑
なにこれ!笑

このupデータは240pしかないから荒い😂
元データをもらっているので、今後HDバージョンをupさせてもらいます😎


②ロリコンファッカーズ主催イベント
@梅田スタジオKEY2011年5月28日

ロリコンファッカーズ×アミモトタクト(イタリア料理店勤務)共同企画
『密着ギグ~イタリアの風に吹かれて~』

OPEN18時 START19時
チケット500円 ドリンク持ち込みOK!
出演
ロリコンファッカーズ
ファイター吉田
BLOND new HALF
LOCAL ALTRA
ワニのいる生活
キリングマネーズ
サイケデリックベルボトムス(蛸地蔵うえのひる子×ワニのいる生活にしおかたくま)
岸っしゃん(O.A)

撮影:桃色ジェラシーとみたん


トミーちゃんすげぇわ。
イベント内容まで概要欄にちゃんと書き込んでくれていた。

ありがとう。全部思い出せる。

③ガリバー×きよしバレーボール


高校時代に一緒にバンドしていたガリバーを含めて、お花見でバレーしているところ。

こんなお花見これからしてないなぁ。
またしたい!!!

ガリバーについては、こちらの記事にて


トミーちゃんのYouTubeアカウント↓↓↓

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いやぁ。何かが起きない限りは永遠に残るから嬉しいね。
こんなふうに残してくれたのも、その場で見てくれていたのも、本当に嬉しかったよ。


だから、もう少しだけ
noteにトミーちゃんを残させてね。


トミーちゃんについて その2


トミーちゃんのことを考えると、頭に浮かんでくるのはあの日のこと。

妹子と一緒に、トミーちゃんの実家に遊びに行ったことがある。
画伯ちゃんの住む町から1時間半ちょっとの場所。


待ち合わせの駅前。
かっこいいバイクに乗って登場したし、革ジャンを着ていたし、歩きの俺らに合わせてバイクを押してくれていた。

バンド練習や、2人きりだとケンカの絶えない画伯ちゃんと妹子。
トミーちゃんが居てくれると、全てがスムーズに。

笑顔だけの世界に。


30分弱歩いて、実家に到着。

家には犬がいた。


その犬の名前は『ぽんず』

ぽんずはひとしきり突撃してきて、すぐ静かになった。
モコモコしていたし、犬の名前まで低カロリーで笑った。

スタイルを保つ秘訣...?

後年知ったが、妹子とトミーちゃんは同じ高校に通っていて、同い年だった。
当時は見かけた記憶も無いらしい。卒アルを見ると確かに2人とも写っていた。

卒業してから仲良くなるの不思議だよね。

運命は。人生は。
不思議なものだよね。


ぽんずと遊んで、数時間滞在して帰った。
あの時間はなんだったんだろう。目的は覚えていない。

1つぼんやり覚えているのは

「ギターのエフェクターって1から作れるねんで🤗」

そう話すトミーちゃんの姿。

「まじ!?歪み欲しい!リバーブも作りたいな〜🤤」

「今度つくろ!部品集めとく!」

そう約束したんだ。
あの日の俺たちは。


それから先のみんな


そう話してから、ロリコンファッカーズはアルバム制作に取りかかった。
周りが見えなくなっていく画伯ちゃん。

多忙でとろける現実。

永遠に終わらない編集。
誰からの連絡も返せなくなった。

制作にのめり込んでいく。
ほとんど寝ずに時間は過ぎていく。


トミーちゃんから何十件も着信が来ていたのに。


バンドには亀裂が入っていた。
画伯ちゃんはメンバーにあたっていたように思う。

編集がうまくいかない。
休憩を取らない。

"何百時間も作業をしているのに、誰も助けてくれない"


本気でそう思っていた。
当時は、メンバーの方が頑張ってくれていたはずなのに。

ある日、トミーちゃんからのメッセージやLINEを見た。
画伯ちゃんより混乱した様子だった。


炊飯器から直接白米を食べた。
この頃から幻聴が聞こえだした。

過去を振り返った上での推測。
当時は笑われたり、面と向かって陰口を言われていると思っていた。


1人で外出できなくなった。
ポスティングのアルバイトをしていたのに。


着信が鳴った。

トミーちゃんからだ。


声を聞いた。

"2人とも混乱していた"


俺もトミーちゃんも混乱していた。

もしかしたら、バンドメンバーも当時そうだったのかも。
それなら4人ともほぼ同時に混乱していたのかも。


俺は自分のことも、誰のことも
何もうまく対応できなかった。

できずに時間は進んでいった。


トミーちゃんと俺の違いを。
周りに人が集まってくる"生き方"を。

まとわりつく"感"
いろんな"感"

どう解消すればいいか気づけた。

"トミーちゃんありがとう😊"


という前述した"気づき"を当時は持てなかった。
リアルタイムでは救いを求めることも、救うこともできなかった。


"俺たちは何者だったんだ?"

バンド内に漂う不穏な空気感。
人生に対する行き詰まり感。
"もう死ぬしかない"感。


当時の画伯ちゃんはリアルタイムで気づけなかった。
2020年の今。このnoteにまとめることで気づけた。


もう覚えてくれた?
彼女の名前を

《また会えたらいいなぁ》

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