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意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

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図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ…
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2021年1月の記事一覧

伝わらない文章には「○○○」がいない

伝わらない文章には「○○○」がいない

「がんばって書いているのにあんまり読まれない」
「うまく書いているつもりなのになぜか伝わらない」

そんな悩みをよく耳にします。

伝わる文章と伝わらない文章の違いはどこにあるのでしょうか?

それは文章のなかに「あなた」がいるかどうかです。

「ん?」と思われた方も多いかと思いますが、ちょっと例を出します。

業界初! 800万画素を実現!

パンフレットなどでよく見るような文です。

ここにあ

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「言語化」を言語化する

「言語化」を言語化する

こんにちは!のだかつきです。

僕は現在デザイン会社にて、UXデザイナーのマネジメントをしているのですが、デザイン界隈にいるいないに関わらず昨今急激に重要性を増しているスキルがあると感じています。それは「言語化力」です。

対面のコミュニケーションであれば文脈を補足出来たり、雑談を通して足りない情報を埋めることが出来る場面も多くあるのですが、文字ベースのコミュニケーションではそうはいきません。そん

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noteを毎日更新したい人にはこの方法がオススメ

noteを毎日更新したい人にはこの方法がオススメ

「よし、今日から毎日noteを更新するぞ!」

気合を入れてみたは良いものの、気持ちとは裏腹に現実は残酷。

「無い…書く時間が無いんだよぉぉ!」

毎日更新の悩みの種といえば、「時間が無い」だと思います。

今回は、これからnoteを毎日更新しようと思っている方、すでに毎日投稿にチャレンジしている人に便利な方法をご紹介します。

それではどうぞ!

記事を書くために1番重要なこと

noteを書

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エッセイの暴力性 〜自分の過去を人に話したい人へ。

エッセイの暴力性 〜自分の過去を人に話したい人へ。

どうも、あたいもちぎ。

知る人ぞ知る、すけべなゲイ作家。
だけど北半球1美しいゲイだってことは……きっとみんな知ってるよね?ウフフ

あたいは2021年1月の時点で、
ゲイ風俗やゲイバーにいた時の経験を基にした《コミックエッセイ》を6冊。
また、自身の幼少期や学生時代の半生を赤裸々に描く《文章のエッセイ》を1冊。

5社の出版社様から合計10冊の書籍を出版してもらってます。(残り3冊は小説と実用

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「書けない人」のメカニズムと「書くため」の解決策

「書けない人」のメカニズムと「書くため」の解決策

企業にとって「書く・伝える」ことの重要性が増してきました。
「書く・伝える」ことはWebサイトに限らず仕事のほぼ全領域で必要とされます。

しかし、「書く・伝える」がうまくできない。
「何とかしなくては」とは思うが、「その解決策が分からない」と悩んでいる企業が想像以上に多いと実感しています。

仕事のオンライン化が進み、様々な場面で「書く・伝える」の重要性が顕著になってきたからこそかもしれません。

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やさしい人は、きっと伝わる文章を書ける

やさしい人は、きっと伝わる文章を書ける

最近よく社員に言っていることがあります。

それは「読まれる文章を書きたいなら、ブラウザの向こうにいる人を想像するといいよ」ということです。

こちらがツイートするとき、noteを公開するとき、ブラウザの向こう側の人は何をしていて、どういうことを考えているのか?

そこをいったん立ち止まって想像しましょう、と。

「仕事がイヤだなあ」と思っているかもしれない。「飲みに行きたいなー」と思っているかも

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発信を躊躇している人へ「最後のひと押し」

発信を躊躇している人へ「最後のひと押し」

SNSでの発信を躊躇している人は、こんなことを考えています。

「『こんなことしか書けないのか』とバカにされそう」
「思考が浅いのがバレるのが恥ずかしい」
「頭がよくないと思われるのがイヤだ」

ぼくも「公開」ボタンを押す前によくそう思います。記事を読んで笑われたらどうしようって。

でも、そこでこう思い直すんです。

発表しなかったからといって、思考が磨かれていくわけでも、頭がよくなるわけでも、

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機能的UXライティングと情緒的UXライティング

機能的UXライティングと情緒的UXライティング

最近UXライティングに関する話題を以前より見かけることが多くなり、それに触発されるように、私も改めてUXライティングについて考える機会が多くなりました。

そこで今回は、最近考えている機能的UXライティングと情緒的UXライティングという私が勝手に作った概念について、考えをまとめてみたいと思います。

本noteで扱うUXライティングの定義について今回のnoteでは、下記の定義をUXライティングとし

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良質な文章を書くための3つのテンプレート 〜世界一ラクにスラスラ書ける文章講座を読んで〜

良質な文章を書くための3つのテンプレート 〜世界一ラクにスラスラ書ける文章講座を読んで〜

とあるブロガーは「3つの文章のテンプレート」を手に入れた。

冒頭からふざけた書き方で始めたが、それくらい気楽に読めた本だ。前に書いた「文章力の基本」と同じ理由で購入したのだが、細かいテクニックが散りばめられていた前回の本に対し、今回はより大局観的なテクニックについて書かれていた。

今回は、自分の文章力を高めるための読書の第2弾として、こちらの本を紹介する。

列挙型:ストレスフリーで読める冒頭

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【逆算思考のライティング】であなたの文章はもっと“伝わりやすく”なる!

【逆算思考のライティング】であなたの文章はもっと“伝わりやすく”なる!

こんにちは!ライティングコーチの橋本夏子です。

今回は、「自分の文章が長くなってしまう、読んでいて面白くない感じがする」というお悩みについての解決方法をご紹介したいと思います。

話していると面白いのに、“文章にすると急にかたくなってぎこちない”。
“本当はもっと、読みやすい文章したい”というお悩みをよく聞きます。

私もライティングの教室をしていますが、実際に生徒さんの中でもこの悩みは多く、つ

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~なんだか素性を隠して働いている可愛い占い師さんのイメージです~

~なんだか素性を隠して働いている可愛い占い師さんのイメージです~

おはようございます。

今日は、「言われてなんだかうれしかったコトバたち」を
勝手にご紹介してみたいなと思います♪

いろいろあるのですが、最近だと

・なんだか素性を隠して働いている可愛い占い師さんの
 イメージが浮かんできて、きゅんとしました♡

・流香さんの優しく語りかける文章が好きです
 これからも読ませて頂きます✨

・流香さんの文章はいつも女性らしさがいっぱい出ていて
 とてもかわいら

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お金になる文章とはなにか?

お金になる文章とはなにか?

今日は「お金になる文章とは何か?」についてお話ししたいと思います。

世の中にはいろんな文章がありますが、お金を払ってもらえる文章とそうではない文章があります。

いちばんわかりやすいのは「本」ですよね。

本というのは紙に文字が書いてあるだけなのですが、みんな1300円なり1500円なりを払ってくれます。

なぜ、この世には「お金を払ってくれる文章」と「払ってもらえない文章」があるのか? そこを

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その「よ」要注意ですよ!←コレ

その「よ」要注意ですよ!←コレ

同じことを書いていても、「共感できる」文章と、「なんで上から目線やねん」と感じる文章の違いは、

語尾と質問の仕方にある。

語尾 の中でもわかりやすいのが、「よ」じゃないかな、と思うわけです。

「よ」じゃないかと思うわけですよ。(←コレ)

例: 

この講座では、○○ができるようになります。

この講座では、○○ができるようになりますよ。

どうでしょう?微妙な差、かな。この使い方だと、むし

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#アートとコピー/面倒くさいことにこそ、価値がある。/広告を「木」に例えてみた。

#アートとコピー/面倒くさいことにこそ、価値がある。/広告を「木」に例えてみた。

こんにちは!昨日の記事でも書いていたのですが、16日(土)の19時「コピーライター養成講座ART&COPYコース阿部広太郎クラス無料体験講座」に参加しました!

登壇者は、コピーライターの阿部広太郎さんとアートディレクターの岩本智さん!

ここ最近、予定が合わず講座などになかなか参加できていなかったので、今回久しぶりに参加できて嬉しかった・・・!

「アートとコピーが出会う意義」を感じることが、こ

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