橋本夏子/女性メディア編集歴20年/コンテンツプロデューサー

【Yahoo! JAPAN「TRILL」元編集長】法人メディア・ブランディングのコンサル・経営者のビジネスコンサル|強み、魅力を引き出しストーリーとして演出する「言葉のプロデュース業」|Ray、SCawaii!、NIKITA等、雑誌・書籍・WEB・女性メディア編集暦20年。

橋本夏子/女性メディア編集歴20年/コンテンツプロデューサー

【Yahoo! JAPAN「TRILL」元編集長】法人メディア・ブランディングのコンサル・経営者のビジネスコンサル|強み、魅力を引き出しストーリーとして演出する「言葉のプロデュース業」|Ray、SCawaii!、NIKITA等、雑誌・書籍・WEB・女性メディア編集暦20年。

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    あなたの強みを活かした発信軸を決めよう!

    文章の書き方の相談だけでなく、実は何を書いたらいいかわからないというお悩みってけっこうあるものです。 というような相談です。 文章を書くのは何かを伝えるためです。 自分の中にある面白さやオリジナリティを出していく必要がありますよね。 そんな時は次の5つの切り口をもとに考えていけば大丈夫です。 誰でもオリジナリティが出る!ネタ作りに困らない5つ切り口 3年以上続いているもの 時間とお金を費やしたもの 友達から◯◯のこと教えてと言われるもの 今までの自分の経験、キャ

      • 読みやすい文章を作るための10のルール 公開前の確認ポイント

        「読みやすい文章を作るための10のルール」、今回は後半の5つのポイントについてお話しししていきます。 5.並列要素は箇条書きする 「◯◯するための5つの要素」などいくつか並列的に紹介する場合は、見やすく提示するためにも箇条書きで列挙するのがおすすめです。このnoteでも引用マークを使うことで、表示がわかりやすくなるので視覚的に区別させるのもおすすめ。 そして並列で文章を並べるときは、語尾も整えるとよりキレイに見えます。 このように語尾や言い方が異なると並列関係には見えづ

        • 読みやすい文章を作るための10のルール・前半

          ライティングの講座で必ずお伝えしている「読みやすい文章を作るための10のルール」読みやすい文章とはすっと入る文章のこと。つまり理解に大きなエネルギーを必要としない文章です。 よく講座の皆さんにお伝えしている、読みやすくて、伝わりやすい文章を作るための10のルールをお伝えします。今回はまずは守ってほしい、5つのルールまでをお伝えしていきます。 1.一文に入れるメ1簡潔な文章にする。 初心者ほど、1文が長い傾向にあります。一度に同じことを言うのではなく、相手にわかりやすく伝

          • 日常でよく使うけど誤った表現「ら抜き言葉」と「さ入れ言葉」

            「ら抜き言葉」とは動詞に「可能」の意味を持たせる助動詞「られる」から「ら」を抜いて表現した簡易な言い回しのことを指します。日常的によく使われている言葉であるため、気づかずそのまま文章でも使ってしまう、ライティング初心者に多いミス表記のひとつです。 ら抜き言葉の例 このように見比べて読んでみるとわかるのですが、「ら抜き言葉」は日常会話で頻出する言葉ばかりです。 例えば睡眠不足のときに「最近、あんまり寝られないんだよね」と言うよりも、そこでは「寝れないんだよね」と言う人の方が

            ビジネスシーンでよく使う言葉「拝見」、「ご苦労様」にも注意が必要!?

            正しい敬語を身につけることは社会人にとって大事ですね。前回に「よろしかったでしょうか」のように、使い方が難しい敬語もあります。 「拝見します」は見るの謙遜語「拝見」は、「見る」の謙譲語です。自分がへりくだることで、相手を上に敬意を高める言葉です。 「見させていただきます」よりも丁寧でビジネス向きなのが「拝見します」という表現です。 よく使う表現ですが、間違えやすい敬語でもあるため、注意が必要。 例えば、「拝見させていただきます」は、二重敬語で誤った使い方です。 ▶︎「

            「よろしかったでしょうか」ってあってる?よく使うフレーズの正しい言い方

            よくお店で注文する時聞く、「よろしかったでしょうか」という言葉。これってあってるのかな?とふと疑問に思うことがよくあります。 たった今聞かれたことなのに、「よろしかった」、かったって、過去形だけどとツッコミたくなることも。言葉は進化しているというものの、「よろしかったでしょうか」はライティングの側面からすると間違った表現です。 「よろしかったでしょうか」はNG表現? 「よろしかったでしょうか」という表現を使うシーンは、相手に対して物事を確認するときです。「現在」確認して

            文章でよくある間違い「二重表現」に気をつけよう

            ライティング講座の添削で、よくある間違いの一つに、「二重表現」、「重複表現」というものがあります。 同じ意味の言葉を繰り返し使うことを指し、どちらも同じ意味です。 この二重表現は気付かずに使っている場合が多く、話し言葉ではよくあります。ですが、それを文章にすると違和感を感じさせるものになるので注意が必要です。 読み手の中にもやもや感が発生してしまい、そのことが気になり本文の方に集中してもらえなくなってしまうのです。 知らない間に使っている二重表現8つ二重や重複する表現なん

            伝える力を磨くには

            伝えるために大事なこと。 それは自分自身がしっかりと深く理解していることです。 人に何かを伝えるためには、第三者に教えられるくらい理解しないと、伝えることができないものです。 一夜漬けの知識や、本を読んでいいと思ったくらいでは、相手に教えることはできない。 つまり、すっと入ってきた知識や情報を「自分のなかに吸収して、自分の言葉で相手に伝える」ことができないと、相手にちゃんと理解してもらうレベルには到達できないのです。 知識が自分の中に定着していない段階で説明しようとして

            五感を使って語彙を増やす!うまい文章のコツは、同じ言葉の繰り返しを避けること

            ライティングの講座で注意することの一つに、同じ言葉を繰り返して使用してしまうケースがあります。これは特に初心者さんに多い傾向です。 同じ言葉がすぐ近くにあるだけで、しつこく、そして稚拙な文章に思えてしまいます。 やはり、うまい文章と認識されるにはある程度の語彙のバリエが必要です。 ただ、語彙を増やしたいと思っても急にできることではありません。 おすすめは五感を使って表現すること おすすめは五感を使って表現することです。 五感を使うというのはどういうことかというと、例

            読者リサーチにおすすめなモノ

            「ライティングがうまくいくコツ、ぶれない文章の作り方」ということで、 先日はゴール設定と詳細な読者像のしぼり込みの必要性をお伝えしました。 今回は読者に響く表現やビジュアルについてお話ししていきます。 読者の年齢や家族構成、どんなものが好きで何を悩んでいるのか。具体的にイメージしたら、その人がどんな雑誌を読んでいるのか、どんなお店で買いものをするのかなどを考えていきます。 特に簡単にできるのは雑誌です。雑誌にはどんなモデルさんが登場していて、どんな企画が多いのか、どんな

            ライティングがうまくいくコツは「読者像」と「ゴール設定」の細やかな決めこみ

            ライティング講座の初回に必ず、皆さんにお伝えすることは、読者像とゴール設定の詳細な決め込みです。 ターゲットの読者像に関してはなるべく詳細に、その人の年齢や家族構成、どんなものが好きで何を悩んでいるのか。 そんなところまで具体的にイメージしてもらいます。 ゴール設定は、この文章を読んでもらった後に、読者にどうして欲しいのか、何を感じて欲しいのかということ。 この2つを決めない限り、曖昧な文章になってしまいます。 こう説明すると、「たくさんの人にみてもらいたいのに、読者

            読みやすい文章のコツは「一文に一つのメッセージ」でテンポよく

            読みやすく最後まで読んでもらいやすい文章にするには「テンポのいい文章」を意識するのが大切です。 テンポのいい文章とは、適切なタイミングで文節が区切られていたり、小休止できるポイントが設けられている文章のことです。 では具体的にどうしていったらいいかをお伝えしていきます。 一文には一つのメッセージで、60W 以内にする。 一文は60W以内にして簡潔にしていきましょう。 句読点の目安は2つまでというのがポイントです。 あまりに文章が長くなってしまうと、主語、述語が離れて

            文末の表現を変えるだけで文章がレベルアップ!?

            ライティング講座の添削で一番多い指摘が文末の処理についてです。 文末の表現が同じものが繰り返されていたり、「です」、「である」などが混在されていたり。それだけで文章がバラバラな印象を受けてしまい、内容がいくら良くても稚拙な印象に見えてしまいます。 今回は、文体の統一と文末の表現についてお話ししていきます。 文章を書く時、公開する前にチェックするしていただきたいのが文体の統一です。「です・ます調」と「だ・である調」のどちらかに統一し、混在しないようにしましょう。 書きやす

            文章を読みやすくするために注意すべきこと3つ

            前回は読みやすい文章のための漢字、ひらがな、カタカナのバランスについてお話ししました。 今回は書き手はついやってしまいがちですが、実は読み手にとってはストレスになってしまうので、避けるべきポイントをお伝えして行きます。 推敲する時に工夫したい「文章を読みやすくするために注意すべきこと3つ」をご紹介します。 ①難しい漢字にはよみがなを 文章の中に、読めない漢字や知らない専門用語が出てきたらどうでしょうか?人は文章を読む時、心の中で音読しています。 なので、読めない漢字は

            漢字・ひらがな・カタカナの理想的なバランスとは?

            文章を書くときにあなたは、漢字・ひらがな・カタカナの比率って意識しているでしょうか? WEBの文章はとにかく読みやすさが優先です。 なぜならスマホで読む人が80%近くいると言われているからです。 WEBの場合、どのようにしたらブロックとして見やすいか、そのように意識してみるのがおすすめです。 ブロックというのは、先日お伝えした本文と小見出しのセットですね。 読みやすい文章の黄金比率は「2:7:1」 漢字・ひらがな・カタカナのバランスのいい文章は読みやすく内容も理解し

            とにかく結論ファーストを意識する

            WEBの文章は縦の文化です。先日、大事なことはとにかく冒頭から20%以内に書くというお話しをしました。 読者は悩みや課題を解決したくて、検索で調べ記事にいきつくわけです。 なので、いち早く読者の期待に応えること、つまり、「早く答えを伝える」ことが大切なのです。 前回、リード文には、信頼性、自分ごと化、共感を入れて書くということをお伝えしました。なぜそれを入れるかと言いますと、読者の探す答え、結論を「より読者が受け取りやすく、スムーズに伝わるようにする」ためです。 読み手