「よろしかったでしょうか」ってあってる?よく使うフレーズの正しい言い方

よくお店で注文する時聞く、「よろしかったでしょうか」という言葉。これってあってるのかな?とふと疑問に思うことがよくあります。

たった今聞かれたことなのに、「よろしかった」、かったって、過去形だけどとツッコミたくなることも。言葉は進化しているというものの、「よろしかったでしょうか」はライティングの側面からすると間違った表現です。

「よろしかったでしょうか」はNG表現?

「よろしかったでしょうか」という表現を使うシーンは、相手に対して物事を確認するときです。「現在」確認しているのにも関わらず、「よろしかった」と過去形を使っては不自然ですよね。

「よろしかったでしょうか」は、いわゆる「バイト敬語」とも言われるそう。調べてみると他にもけっこうありました。

●「あちらほうに在庫がございます」
▶︎正しくは「あちらに在庫がございます」
※ともに方角を示す言葉がダブって入っています。

●「5000円からお預かりいたします」
▶︎「5000円お預かりいたします」
※これはシンプルに「から」は不適切ですね。

このように、日常よく耳にすることも、実は間違いであることも多いのです。先日の二重表現もそうでしたが、話し言葉では慣れてOKだと思うことも、文章にするときは正確な表記が大切になります。

「よろしかったでしょうか」は丁寧な印象も受けますが、「よろしいでしょうか」が正しい言葉です。文章を書くときに、「あれ、これで表現いいんだっけ?」と思うものは書く前に必ず調べてみるのがおすすめです。文章に違和感が出てしまうと、内容よりもこの人大丈夫かな?という前提のところでつまづいてしまってはもったいないので。

ぜひ注意していただけるといいなと思います。

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