ライティングがうまくいくコツは「読者像」と「ゴール設定」の細やかな決めこみ

ライティング講座の初回に必ず、皆さんにお伝えすることは、読者像とゴール設定の詳細な決め込みです。

ターゲットの読者像に関してはなるべく詳細に、その人の年齢や家族構成、どんなものが好きで何を悩んでいるのか。
そんなところまで具体的にイメージしてもらいます。

ゴール設定は、この文章を読んでもらった後に、読者にどうして欲しいのか、何を感じて欲しいのかということ。

この2つを決めない限り、曖昧な文章になってしまいます。

こう説明すると、「たくさんの人にみてもらいたいのに、読者像を決め込むとよくないのでは?」というご質問もいただきますが、一般的な書き手の場合は、なるべく具体的にしぼるという方をおすすめしています。

その理由としては、読者層を広げた場合、この人にも、あの人にもOKな文章というのは、範囲が広いぶん、読者にとっては他の記事と似たようなものとなってしまいます。

似たようなものであれば、もちろん有名人や専門家の書いた文章を読みますよね。

一般読者の中で、選ばれる記事になるには、ターゲット像を絞り込み、「これは私にピッタリの記事だ」と感じてもらわなければいけないのです。

例えば、「いろんな女性にいいね!」という男性よりも、「この人私のこと本当によくわかってくれる」という人の方が惹かれますよね。ちょっと例のレベル感が違いますが、要するに文章も同じです。この文章なら「信頼できそう、わかってくれる」と思ってもらうことが大事なのです。

読者に自分ごと化してもらう

「この記事は私にぴったりだ」と自分ごと化してもらうためには、「読者の悩みや課題によりそい、この人なら信頼できそう」と思ってもらうこと必要です。

そのために、届けたい読者はどんな人なのか。その人の年齢や家族構成、どんなものが好きで何を悩んでいるのか。
そんなところまで具体的にイメージしてもらうことが必須なのです。

ターゲットを絞り込んだら、ゴール設定

ターゲット像をイメージできたら、「自分の記事を読むことで、この人に何を感じてもらいたいのか、どう行動して欲しいのか」というゴールを設定します。

このゴールを達成するためには、どのような順番で何をどう伝えていくと伝わりやすいのかと逆算思考で構成を考えていきます。
そうすることで、記事の軸が決まりブレない文章となっていきます。

文章はゴール設定してから、構成を考える。
そうすることで、だらだらと長くなったり、余計なことを書きすぎて迷走してしまうということもなくなります。

ぜひ、読者像の明確化とゴール設定は詳細にするのがおすすめです。
とても書きやすくなりますし、読み手にとっても明快な文章で読みやすくわかりやすい文章となります。

自分にぴったりでわかりやすい文章なら、自然とまた読みたくなるもの。リピーターとなり、あなたのファンになってくれる可能性もありますので、ぜひ試してみてくださいね。



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