読みやすい文章のコツは「一文に一つのメッセージ」でテンポよく

読みやすく最後まで読んでもらいやすい文章にするには「テンポのいい文章」を意識するのが大切です。

テンポのいい文章とは、適切なタイミングで文節が区切られていたり、小休止できるポイントが設けられている文章のことです。

では具体的にどうしていったらいいかをお伝えしていきます。

一文には一つのメッセージで、60W 以内にする。

一文は60W以内にして簡潔にしていきましょう。
句読点の目安は2つまでというのがポイントです。

あまりに文章が長くなってしまうと、主語、述語が離れてしまい、読者にはこの主語は誰なのかなど、わかりにくくなってしまいます。

一文は50-60Wくらいにすると、スマホで見た時も2ー3行に見えるので、読者にもストレスなく読むことができます。

一文にはひとつのメッセージ

一文に2以上のメッセージは盛り込まないようにしましょう。言いたいことが複数ある時は箇条書きにしたり、文章を分けてシンプルにするのが
おすすめです。重文、複文を避け、シンプルな単文を基本にすることです。

単文とは一文に1つの主語と述語。
→私は京都が好き。 
このような文章のことです。

重文や複文は一文に2つの短文があるもの。
→私は名古屋出身で、京都は好きですが、奈良はあまり好きではない。

この例は単純な展開ですが、少し長くなると混同する原因になるので、注意が必要です。

この例で説明しますと、「京都は好きだが、奈良は好きでない」という文章は京都と奈良が単純に好きかそうでないかなので、シンプルな並列関係なのですね。なので、理解がしやすいです。
ですが、「私は名古屋出身です」というのは、「京都が好き」ということには関係がなく、また違うレベルの情報です。
これが読者を混同させる原因となってしまいます。

このように同列なものは分かっても、階層の違う文章が入ると、一気に文章は複雑化してしまいます。

ライティングの添削をしていて多いのが、言いたいことが多すぎて、文章の階層、レイヤーがぐちゃぐちゃになってしまっている場合です。

文章が読みにくいのは、語彙がないとか文章が下手とかそういうことでないと私は思います。
単純に、文章が長くてレイヤーがバラバラだから、読み手が迷子になってしまうからなのです。

相手に伝わる文章を書くためには、「60w以上になったら2文に分ける」とルール化しておくことがおすすめ。そうすれば、文章が複雑化せず、読みやすい文章になりますよ。


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