マガジンのカバー画像

人と組織をつくる哲学 ―マネジメントと教育の「共通解」―

926
マネジメント=管理とは「兵站(生産・物流・調達部門)を通じて限りある資源(ヒト・モノ・カネ・トキ)を把握・分配し、適時適切に適所で活かす」ことである。古来より兵站を軽んじ、人材や… もっと読む
運営しているクリエイター

2022年7月の記事一覧

世の中の「マネジメント」に共通するシンプルな意義

世の中の「マネジメント」に共通するシンプルな意義

世の中には「〇〇マネジメント」という言葉がたくさんあります。
建築業界で設計事務所、CM(コンストラクションマネジメント)会社を経て現在もプロジェクトマネジメントを仕事にしていますが、自分の仕事に限らず「よくマネジメント、マネジメントと聞くがそれは一体何なんだ?」という疑問を持っていました。

社会人を対象にしたセルフマネジメント

管理職を対象にした組織マネジメント

経営層を対象にした経営マネ

もっとみる
雇用する立場の人は、あくまで従業員は「ビジネスのプロ同士の対等な関係だ」ということを忘れちゃいけないよね、という話

雇用する立場の人は、あくまで従業員は「ビジネスのプロ同士の対等な関係だ」ということを忘れちゃいけないよね、という話

こんにちは!

今日はちょっと「こんなイメージで会社の社長をやっているよ」というのについて書いてみます。

「ラーメン再遊記」という超おもしろいマンガがあって、僕は大好きなんです。インターネットでもよく画像が使われる、ラーメンハゲこと、芹沢さんという主人公が、ラーメンとラーメンびじねすにまつわるいろいろなことをしていく話です。

芹沢さんはカリスマ的なラーメン創作者でもありながらビジネスの手腕も優

もっとみる
リーダーに必要な好奇心と解像度

リーダーに必要な好奇心と解像度

こんにちは、電脳コラムニストの村上です。

「よいリーダーとはなにか?」というのは、昔から議論がたえないテーマです。わたしも今現在においても常に自問自答しているテーマであり、他のリーダーから学びたいと思っています。

リーダーシップとはなにかと問われたときに、いつも思い出すフレーズがあります。前職のCEOが1on1のときに説明してくれたものです。

Leadership is inspiring

もっとみる

マネジメントやリーダーの責任とは

子曰く、「君子は人の美を成し、人の悪を成さず。小人は是れに反す。」(論語 顔淵第十二)
(先生がいわれた。「君子というものは、人の美点を励まして向上させ、逆に悪いところは正してなくさせる。小人はこれとまったく逆のことをする。」)

これは、シンプルに言っていますが、なかなか実践が難しいものです。
他者を見る場合、心のなすがまま、という事であれば、どうしても悪いところが目に行きがちとなります。です

もっとみる
【雑感】オーケストラ型組織にジャズマンが加入したらどうなるのか?

【雑感】オーケストラ型組織にジャズマンが加入したらどうなるのか?

指揮者の下で 楽譜通りの演奏を求められるオーケストラ型組織

そこに『即興演奏』が基本としてきたジャズマンが加入したとします

果たして どんな状況になるでしょうか?

採用基準やルール・規則を策定する部門の【型】【枠】に当てはめる思考法がアップデートされていないことも大きな壁のような気がしますが

既存パート(ポジション)にジャズマンを当てはめる

この【枠】に当てはめる考え方であれば ジャズマ

もっとみる
データを使いこなす知性ある組織であるために

データを使いこなす知性ある組織であるために

昔は良かったんです。

データの裏付けなんかなくても。

世間が年の功や経験則を重んじていた時代はそれが正とされる風潮がありましたし、そうなる可能性が高いほど一つひとつの事業や業務の規模も小さく、難易度も高くなかったため、「勘」と「経験」と「度胸」…いわゆる"KKD"でなんとかなりました。

今でも、KKD全開で何となく仕事をしている人も多いと思います。

何を判断するにしても論理性が一切なく

もっとみる
ビジョンを本気で実現するための企業カルチャーとは?「マクアケらしさ」を育てる施策と成果を大公開

ビジョンを本気で実現するための企業カルチャーとは?「マクアケらしさ」を育てる施策と成果を大公開

マクアケは「ビジョンファースト」な企業です。まずはなによりもビジョン実現を最重要視した上で、事業設計や利益のためのアクションを実現していきます。

言葉で言うだけなら簡単ですが、実現は容易いことではありません。本気で実現するためには、全社一丸となるためのカルチャーの力が欠かせません。

今回は、カルチャー推進担当である能城が、カルチャー推進のための取り組みとともに、その結果としてできあがっている風

もっとみる
部下のやる気を引き出したいなら、上司は「正論」を言うのは止めよう

部下のやる気を引き出したいなら、上司は「正論」を言うのは止めよう

もし、あなたに部下がいるなら、その部下から

「やる気出てきました」
「頑張れそうな気がします」
「仕事楽しくなってきました」

という言葉を聞くことができたら、きっとあなたは「嬉しさ」「安堵感」「期待感」「自己効力感」を感じるはずです。

今回は、あなたの部下からやる気を引き出すちょっとしたコツについてお話しします。

やる気が出ないのは、やらされ仕事だから「仕事でやる気が出ない」ことってありま

もっとみる
良いマネージャーとは? その答えは、自分自身が持っています

良いマネージャーとは? その答えは、自分自身が持っています

いまマネージャーをやっている人や、今後マネージャーになりたいという人から、共通してもらう質問があります。

それは、「良いマネージャーとは?」です。

「良いマネージャーになるためには何をすれば良いか?」
「どうすれば良いマネージャーになれるか?」といった問いです。

そんな時に、決まってわたしがお伝えすることがあるのですが、元プロ野球選手・コーチの吉井さんが同じような話をしていました。この動画の

もっとみる
過去を向いた教育ではなく、未来の可能性のための教育にしていこう 〜『教育と愛国』と『成長戦争』の比較から

過去を向いた教育ではなく、未来の可能性のための教育にしていこう 〜『教育と愛国』と『成長戦争』の比較から

お疲れさまです。uni'que若宮です。

今日は久々に「教育」について書きたいと思います。

過去を向く『教育と愛国』の違和感先日、『教育と愛国』という映画を見てきました。

「愛国」という言葉があるように、政治的なテーマも半分入っていますが、日本の教育の問題について、改めて考える機会になりました。。。(教育に携わる方は是非みてほしいです。そして問題だと感じたらなにか変えるアクションをとっていき

もっとみる
右腕 right-hand manという表現は使いません

右腕 right-hand manという表現は使いません

うっかり誰かのことや、パートナーさんなどを指して「手足として使う」という表現を言ってしまう人がいます。普段考えていることがポロッと出てしまうのでしょうね。「自分は頭脳で、自分の考えるように動いてくれれば良い」と思っている人の発言なんでしょう。耳にするたびに残念な発言だなと思います。

「右腕」という褒め言葉がありますね。英語ではright-hand manなどと言ったりします。腹心、懐刀という意味

もっとみる
組織づくりやマネジメントについての雑記

組織づくりやマネジメントについての雑記

Twitterでのつぶやきの半分以上は組織づくりやマネジメント関連なんですがどこかにまとめたこともなかったので整理の意味も含めて書いていきたいと思います。これが正解だ!なんて言えるわけもなく、個人的な経験をもとに書いていきますので後日読んでくださった方々と語らう場が設けられたら幸せだなと思っています。ですから温かい目と心で読んでくださると幸いです。

マネジメントの基本理念マネジメントの基本理念は

もっとみる
評価・育成の軸はどこにあるのか?

評価・育成の軸はどこにあるのか?

数日の間、つぶやきのみの投稿ばかりで失礼しました。

本日は未経験者(私)が考える企業内の人財育成について、備忘録的に書き綴ってみようと思います。

そもそも、なぜ人事労務について未経験の私が評価に携わっているかと言えば、今後の社内育成メソッドについて、すべてを外部委託してしまうのではなく、自社のコンテンツとして発展させていきたいという経営者の考えのもと、白羽の矢が立ったという経緯です。

小さな

もっとみる
デザイン本部でAdd one skillをはじめて1年が過ぎた。

デザイン本部でAdd one skillをはじめて1年が過ぎた。

(English follow after Japanese)

こんにちは、ミクシィデザイン本部本部長の横山です。
デザイン本部では前期よりAdd one skillを目標設定に追加しました。Add one skillとは、デザイン本部のひとりひとりが、新たなスキルを当たり前に獲得していく状態を作り、小さな成功体験を通して、できることが広がる面白みを感じること、自分のスキルアップの為にやったこと

もっとみる