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綴ることばとものづくり... くだらないこともひとつまみ.

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はじまりのうた

流れるままに つづる言葉が  いつの日か また回転し  ブーメランのように もどり  懐かしくなる  あの日見た夕日と共に

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2年前
4

高台から 微笑む 今日

全ての瞬間に満足したい そうやって  全ての時間を完璧にしようとしていた ネガティブと言われるもの それさえも同じ完全さの 中にいたと 知らなかった 横から見て…

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1か月前

大きなものがたりの中で

まだ見ぬ つながりや縁がある それは ある時 ふと目の前にあられ まるで  はじめからストーリーを知るかのように 物語を織りなす 悪縁 良縁 それは交互に 逆さ…

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1か月前
2

まん丸のちから

ふわふわのドーナツ 久しぶりのドーナツ 小さいころ  砂糖がじわっと溶けた まん丸の この形が大好きだった それ一つで 笑顔もまん丸 たった一つで あっという間…

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3か月前
2

めぐる めぐる 

土曜日の昼下がり 桜の花びらが舞う 5月の新緑への準備は 私たちが 花散る美しさに目を奪われているなか 着々と進み 気づけば 空は青々と 新しい新芽は ぐんぐん…

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3か月前
4

春の香りがした こころの窓を開けよう そうすれば 光が包み 驚くだろう そしてまもなく知ることになる その光は 小さな庭に咲く 菜の花たちの神々しさなのだと

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4か月前
3

あたらしいスタート

4月は はじまりの音が聞こえる 大人になると 何かをスタートすることは いつぶりだろうと 指を数えてしまうほど 冒険や挑戦と縁遠くなる それらは若さの象徴のように…

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1年前
2

夏が終わる日

夏が終わる もう秋が 世界を彩り始める気配 そんな事を感じた日 たくさんの トウモロコシを買ってきて 自家製のコンスープをいただきます 夏の味わい 思い出を胸に…

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1年前
3

やさしいおまじない

ここのところ 忙しなく 色々な事が 目まぐるしく そんな時 一度立ち止まるということを 選ぶ勇気は 至難の業 こんな時は 止まろうと意気込まず ホットミルクティ…

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1年前
3

プレゼント選びに思うこと

誰かにプレゼントを選ぶ事って すごくワクワクする 選ぶ時 自分も素敵なものに沢山触れるからだろうか キャンディーボックスを覗くようなワクワクと共に 相手の笑顔を想…

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2年前
5

暑さとアイスコーヒー

毎日暑いですね こんなに暑いと、梅雨空が恋しくなり また梅雨空になれば 晴天を想うものです こんなに暑い土曜日は アイスコーヒーを淹れて 机に向かいます ここ数…

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2年前
8

言葉の先

何を伝えよう 伝えるための言葉なのに そこには 言葉がなかった 言葉の先の思い ありがとうも あいしていますも それを超えたら 何もない世界が広がって ただ在るあた…

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2年前
2

何かに悩んだ時は

なにかに悩んだ時 夜空を見上げます ありきたりだけれど おっきな世界があるんだって思えるだけで 気持ちが安らぎます そして何より 背筋が伸び 首の運動になるので…

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2年前
4

至福のパン作り

パンが好きなひとなら  あの焼き立てパンの香りが 最大のアロマになることがある 今日は朝からパンを捏ねた 一次発酵 二次発酵 はじめは 面倒くさいように感じた作業…

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2年前
10

5月はじめの土曜日

5月はじめの土曜は あたらしい香りがする 淹れたてのコーヒーと 遠く高鳴る 鳥の声 どこからともなく 届く 誰かのはじまりの決意 ゆったりと しずかに なにかを…

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2年前
8

世界の片側

それまで 光ばかりを求めてきたから わたしは 何も知らなかった  この世界の片側を 漆黒のなかにこそ広がっていた 真の静寂も 雷鳴轟く どしゃぶり帰り道にあった …

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2年前
4
はじまりのうた

はじまりのうた

流れるままに つづる言葉が 
いつの日か また回転し 
ブーメランのように もどり 
懐かしくなる 
あの日見た夕日と共に

高台から 微笑む 今日

高台から 微笑む 今日

全ての瞬間に満足したい

そうやって 

全ての時間を完璧にしようとしていた

ネガティブと言われるもの

それさえも同じ完全さの 中にいたと

知らなかった

横から見ていても 何も見えてこない

だから

上を向くのではなく 上から見ようと思った

高いところへ登って

見晴らしの良いところに 登って

振り返って 街並みを見る

嫌いだったあの場所も

好きだったあの場所も

ここからみたら

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大きなものがたりの中で

大きなものがたりの中で

まだ見ぬ つながりや縁がある

それは ある時

ふと目の前にあられ

まるで 
はじめからストーリーを知るかのように

物語を織りなす

悪縁 良縁

それは交互に 逆さになり

どの縁が どうだったのか

コロコロ変わり

壮大なストーリーの 一角につまずき

また顔を上げ

大きな物語の中で踊らされる 

しかし その一喜一憂こそ

なんと愛おしいことか

笑って 泣いて また織り成される

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まん丸のちから

まん丸のちから

ふわふわのドーナツ

久しぶりのドーナツ

小さいころ 

砂糖がじわっと溶けた

まん丸の この形が大好きだった

それ一つで 笑顔もまん丸

たった一つで あっという間に世界の全てが幸せに満たされた

あの時

足を知る なんて難しい言葉は知らなかったけれど

一つの ちいさなドーナツに

心を寄せれば

あの頃と何も変わらない幸せが

またこの世界に満ち満ちと広がった

めぐる めぐる 

めぐる めぐる 

土曜日の昼下がり

桜の花びらが舞う

5月の新緑への準備は

私たちが 花散る美しさに目を奪われているなか

着々と進み

気づけば 空は青々と

新しい新芽は ぐんぐんと

手を広げ 

命は次から次へと形を変えて

世界の中を 巡っていく

春

春の香りがした

こころの窓を開けよう

そうすれば

光が包み 驚くだろう

そしてまもなく知ることになる

その光は

小さな庭に咲く

菜の花たちの神々しさなのだと

あたらしいスタート

あたらしいスタート

4月は
はじまりの音が聞こえる

大人になると
何かをスタートすることは

いつぶりだろうと 指を数えてしまうほど
冒険や挑戦と縁遠くなる

それらは若さの象徴のように言われるけれど

ほんとうは 誰もが今生まれたて 
ふとそう思い

若葉のように生き生き満ちた 学生たちを背に
あたらしい事を はじめることにした

人生は一度きり 失敗も 成功も
おなじ土俵だったと分かるほどに 
たくさんのあたら

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夏が終わる日

夏が終わる日

夏が終わる

もう秋が 世界を彩り始める気配

そんな事を感じた日

たくさんの トウモロコシを買ってきて

自家製のコンスープをいただきます

夏の味わい 思い出を胸に

また 来年

そう言って 

ごちそうさまの合掌と共に

この夏と

美味しく お別れするのです

やさしいおまじない

やさしいおまじない

ここのところ 忙しなく

色々な事が 目まぐるしく

そんな時 一度立ち止まるということを

選ぶ勇気は 至難の業

こんな時は 止まろうと意気込まず

ホットミルクティーを 淹れます

自然と立ち止まり くつろぎ ホッとしてしまう

やさしい やさしい

おまじないです 

プレゼント選びに思うこと

プレゼント選びに思うこと

誰かにプレゼントを選ぶ事って
すごくワクワクする

選ぶ時
自分も素敵なものに沢山触れるからだろうか

キャンディーボックスを覗くようなワクワクと共に
相手の笑顔を想像しながら

受け取る与えるが混在しているデパートの中

高揚した声で「ギフトで」と言いつつ
自分もいただいているのと同義と気づき

また嬉しくなってメッセージカードに
感謝を綴る

冷たいカフェオレが汗をかいた頃 書きおわり

やっ

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暑さとアイスコーヒー

暑さとアイスコーヒー

毎日暑いですね

こんなに暑いと、梅雨空が恋しくなり

また梅雨空になれば 晴天を想うものです

こんなに暑い土曜日は

アイスコーヒーを淹れて

机に向かいます

ここ数日にあった沢山のことを  

大事に 大事に

これからの人生ページに生かしたいと思い

こころを綴る時間です

カラン カラン

アイスコーヒーの氷を溶かす音が部屋に響きました

なんだか無性に この暑ささえ 愛おしい

そん

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言葉の先

言葉の先

何を伝えよう
伝えるための言葉なのに

そこには
言葉がなかった

言葉の先の思い

ありがとうも
あいしていますも

それを超えたら
何もない世界が広がって

ただ在るあたたかさ

いつまでも心の中にある
この感覚を胸に

言葉にならない思いを
大切に抱きしめて

何かに悩んだ時は

何かに悩んだ時は

なにかに悩んだ時

夜空を見上げます

ありきたりだけれど

おっきな世界があるんだって思えるだけで

気持ちが安らぎます

そして何より

背筋が伸び

首の運動になるのです(笑)

さぁ上を向こう

至福のパン作り

至福のパン作り

パンが好きなひとなら 
あの焼き立てパンの香りが
最大のアロマになることがある

今日は朝からパンを捏ねた

一次発酵
二次発酵

はじめは 面倒くさいように感じた作業も
時間と手間が 愛情を結ぶ

無心の時間
ただここに 生地と私の
対峙のみ

ほんとうに向き合うとは こういうことか

焼き上がりの時間を知らせるのは
じんわり 広がる 
あの香ばしいかおり

この時間を待っていましたと言わんばか

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5月はじめの土曜日

5月はじめの土曜日

5月はじめの土曜は

あたらしい香りがする

淹れたてのコーヒーと

遠く高鳴る 鳥の声

どこからともなく 届く

誰かのはじまりの決意

ゆったりと しずかに

なにかを 決めた

そんな 萌え出づる

この季節が

わたしは 

とても好きだ

世界の片側

世界の片側

それまで 光ばかりを求めてきたから

わたしは 何も知らなかった 

この世界の片側を

漆黒のなかにこそ広がっていた
真の静寂も

雷鳴轟く どしゃぶり帰り道にあった
カエルたちの歓喜も

闇向かう 沈みゆく太陽は
さよならなんかじゃなく

また明日の 
おはようのための応援歌だったということも

闇という仮面をかぶり
まるで雲隠れしていた世界たち

そういうものを見逃して
いったい何を見たと言

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