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催眠・催眠療法・他心理療法について

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#カウンセリング

古武術と、教育や潜在意識から扱う心理療法の共通点(のひとつ)

相手の反応を引き出し、相手の力(エネルギー)やその流れをただそのまま利用して相手が勝手に転がっていくように立ち回るのが古武道。

(固まってどこにどうも出なくなっている、もしくは適切なところに適切な形で出て来なくなっているところをうまくして)相手の反応を引き出し、相手の力やその流れをただそのまま利用して、相手が勝手に自分の道を突っ走っていくように立ち回るのが教育・カウンセリング・心理療法。

カウ

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催眠療法基礎講座 個別・グループ講座 7月生募集のお知らせ

私はヒトの心や身体のしくみ、心理療法などを受講生さんたちと共有し、私のもとで学びたいと言ってくださるかたや研究者仲間たちも交えて勉強会や研究会をしています。

顕在意識・潜在意識・五感などなどという言われるものを含む、ヒトの「意識」のしくみや、それらがあなたの日常すべてに影響しているからこそ日常を「生きやすくする」しくみを知りたいかたに向けて、

基礎講座の7月生を募集いたします。

形としては「

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その中で守られている選択と、囲われている選択は違う-が、受け取りかたでどちらとも思いこむことはできるかもしれない

急激に世界の広さが本当の意味で見えるようになってくると、それまで驚くほど狭い方向性や角度から物を言っていた(そして支配されよう支配されようという風に周りをコントロールしようとしていた)「自分自身の」言葉や見え方や思考回路と今の自分にギャップを覚え、それがゆえにしばしば「今までの自分」を受け止め寄り添い合わせてくれていた相手や環境に自分が支配され縛られていたのだ、と思い込む。
ちなみにこれは成長段階

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あなたの優先順位は、あなたの中身ではなく、あなた全体を動かすこと

あなたの人生での優先順位は常に、
「あなたが自己実現をしながらあなた自身の人生全体を進めて行くこと」
です。
その中身の一部だけを動かすことが優先順位でもないし、
その中身の一部だけを「消す」ことが優先順位でもないし、

その中身の一部だけにフォーカスしてそればかりしか見えなくなったら、全体も動かないどころかそのフォーカスしている対象も動きません。
なぜなら、全部全体が動かなければ中身も動かないし

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自分の本音とちぐはぐなことをしている?あなたはそれに気付いていない?

しがみつくことが私たちを強くすると考える者もいるが、時には手放すことが私たちを強くしてくれるのだ。―ヘルマン・ヘッセ

私は良くクライアントさんや受講生さんにも言いますし、記事でも書いていますが、ヒトのすべての言動行動は、どんな些細なものでも、「必ず目的があって」動いています。
しかしながら、その「目的」に自分で気付いていない人が多いという現状があります。
目的というのも、「しがみついているもの」

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ヒトの「意識」のしくみ・日常を生きやすくするしくみを知りたいかた―6月生募集

私はヒトの心や身体のしくみ、心理療法などを受講生さんたちと共有し、私のもとで学びたいと言ってくださるかたや研究者仲間たちも交えて勉強会や研究会をしています。

顕在意識・潜在意識・五感などなどという言われるものを含む、ヒトの「意識」のしくみや、それらがあなたの日常すべてに影響しているからこそ日常を「生きやすくする」しくみを知りたいかたに向けて、

基礎講座の6月生を募集いたします。

形としては「

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読書の重要性―「読書」というだけのことが如何に「ヒト」が生きる上で必要なすべての要素を育てるか

私はここ2週間程、毎日、点字図書で借りてきた「銀河鉄道の夜」(宮沢賢治・著)を読んでいる。
私の目的としてはまず第一には点字を読む、ということ自体の訓練。
そこで、あらゆる事情が重なって、第一弾として宮沢賢治の銀河鉄道の夜を選ぶ運びとなった。

そのあらゆる事情というのはこの記事では割愛するが、そのうちの理由の中で大きなひとつが、今回の記事でお話したいことでもある。
元々その目的もあったのだが、毎

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あなたの能力、育てるとか身につけるものだと、思っていませんか?

現代日本人にとても多いように感じていることですが…

例えばあなたは、
「私は別に何の能力も得意教科も特技もない。社会に貢献できることも自分の仕事として大成できるような要素も何も持っていない。私は平凡で、何もできないなあ。大勢の中のひとりだなあ。」
…などと、思っていませんか?
(今の日本人は、そう思わされるよう思わされるような潜在的教育が家でも学校でも社会文化全体でも行われるようになっていますか

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今こそ、自分を解き放つとき―身体からあなたへの合図

父親や母親や近親者に対して幼い頃、
その人に<縛られる>ことを自分に課して(縛られ言いなりになったり利用されることで自分が生き延びたり人生を有利に運んでいく術として自身にプログラムパターンとして埋め込んで)来たひとが、

その対象者(例えば親)がいる間は、その相手への(無自覚の)遠慮・罪悪感で自分を縛り続けたまま成長するが、

その対象者がいなくなったり自分がひとり暮らしを始めたと時を同じくして

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ペインコントロール(痛みの緩和や除去)

ペインコントロール、つまり、痛みをコントロールできるという技法は、催眠療法の中でもいかにも「催眠療法らしさ」を感じさせる領域のひとつかもしれない。

催眠の歴史の中では、催眠は「麻酔」として使われていた時期があった。催眠麻酔自体は、今も使われている。
歯科治療などで使う部分的麻酔もあれば、全身、完全に昏睡状態のようにしてしまう催眠も存在する。

催眠の中で一番深いと言われている催眠状態(これも定義

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人生の可能性を拓く人、不利な人生を歩み続ける人―人生の勝負は、どこで決まる?

勝負は、その勝負の前についている。-升田幸三

有名な棋士の言葉です。
ちなみに、この人の他の有名な言葉として、「錯覚いけない、よく見るよろし」などという言葉もあるとか。

「外界」に現れる結果・勝負は、その勝負の前についています。
そして、今は科学的な実験などにおいても、例え顕在意識ではどうでもよく何気なく選んだようなものであっても、実は顕在意識が「こちらを選ぼう」と思うより前に、既にそちらを選

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外側の情報を飲み込むことと食べ物を飲み込むこと/よく噛むだけで人生劇変する効能

外界に対する認識・習慣・扱いと、自分自身の心や身体に対する認識・習慣・扱いなどは同じだと、私はセッションでも記事でも良くお話します。

食べ物(外界の物質)を食べて身体に取り入れるとき、あなたは、どこからどうやって食べますか?

口から、通常は物を「噛んで」食べませんか。
この「噛む」とは、一体どういうことでしょう。
簡単に言うなら、「噛む」とは、まず食べ物を細かく砕いて分解し、唾液(自分の体内物

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自分を見下してしまうひと、いつも相手を見下しているひと、いつも何か被害を受けてしまっているひと

交流分析の理論の中に、「人生態度」という考え方がある。
人生(日常)の生き方のスタンスとして、4つのスタンス(ポジション)があると考える。

第1のポジション:I am OK, You are OK. (私もOK、周り・みんなもOK)
第2のポジション:I am NOT OK, You are OK. (私はダメだけど、みんなはOK)
第3のポジション:I am OK, You are NOT O

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日中の活動時間は、夜の「おまけ」―睡眠というものに関して何らか感じているひとへ

身体の仕組みというものは、ほとんどすべて、「潜在意識」が担っています。
あなたは、いつも、気が付いたらつい、「自分が意識している」部分だけを、自分だと思ってしまっていませんか?
…いや、それで良いのですけれどもね。なぜなら、「自分が自分だとわかっている部分」だけが、あなたの顕在意識であり、「潜在意識がやってくれていることは自覚できない」のが顕在意識の特徴であるから。

しかし、「あなた」を構成し、

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