Imran 存 ~心・身・魂のセラピールーム

唯一かもしれない白杖の米国協会認定催眠療法士/催眠療法士トレーナー。催眠をベースにホリ…

Imran 存 ~心・身・魂のセラピールーム

唯一かもしれない白杖の米国協会認定催眠療法士/催眠療法士トレーナー。催眠をベースにホリスティックな角度でカウンセリング・セラピールーム、講座やWSも展開。音楽家としても活動。先天性脳障碍・解離性障碍・発達・HSP・性別違和・視覚障碍など当事者。障碍理解、音楽、深層心理についてなど

マガジン

  • 点字

    2024年4月から通い出した点字教室、それ以前より独学してきた点字について、日常や街中・友人たちとの点字に関することなど、点字にまつわる記事をまとめました。 言語・文字・点字や福祉に関係するところなど興味のあるかた、点字学習者、世界を広げてみたいかたなど、ぜひお立ち寄りください。

  • 日常記録(障碍理解・活動記録を含)

    日記のような形で日常の出来事を記録。 障碍理解に関しては、こちらの方が細かい部分で見えてくるものが違うかもしれない。

  • 生きやすくなるために大切なこと

    魂が解放され、自分らしく生きやすくなるために大切であると感じることを記事にしたものをまとめています。 私のセッションでお伝えすることの、断片的なほんの一部の公開ともいえます。 私のベースとなっている考え方、スタンスも、きっと感じて頂きやすいと思います。ぜひ。

最近の記事

点字:月日や時間の記し方

私はどうにも音声操作で携帯電話やPCのカレンダー機能を使いこなすことができていない。 その上、PCにいたっては(Windows11を使っている)、カレンダーアプリがなぜだかしばらく前から、Outlookに変わりますとずっと出てきて、「今のままで使う」というようなボタンもあったから一生懸命それを押していたにもかかわらず、勝手に新しいものに切り替わってしまい、それでも何度か「前のものに戻す」を選び、フィードバックで「どうして新しいものが気に入らないのか」という理由に「視覚障害が

    • 点字ブロックについて/道端でのお声かけ

      本日は点字ブロックについて…と、道端での声掛けについて。 点字ブロックとは 点字ブロックは、正式名称を、視覚障害者誘導用ブロックといいます。 1967年(昭和42年)、つまり今から60年弱前ですね。3月18日に、日本人によって考案され世界初、日本に敷かれたものだそうです。 ちなみに最初に敷かれた場所、つまり発祥の地は岡山だそう。 今や、誘導ブロックは視機能を使えない・使いにくい当事者たちにとっては命綱。誘導ブロックがあればどこへでも行けたり誘導ブロックがある場所なら道が

      • 点字教室 第4回目

        点字学習への思い 私は元々、すべてが「視覚」の問題のための支障だと思われてこなかった(脳の伝達の遅延、判断や予測の領域の問題、発達障害、解離の問題などなどと思われていた…)だけに、30年以上この状態を実は当たり前に自身に感じながらも最近やっと、眼科の権威に「視神経や脳回路による”見る”という機能回路のどこかの問題、もしくは連携不全であろう」と見立てをしていただくことができた。 「国ではこの認定基準が存在しないために法律では視覚障害とされることができないが、”視機能の使用困

        • 視覚障害者の生活の工夫―コーヒードリッパー

          だいぶ以前の記事なので、私自身が記事を探して掘り起こすことができずリンクできないのだが、私は毎朝コーヒーを淹れるとき、なかなか曲芸を強いられている状態で恐怖と緊張がある、という記事を2つほど書いたことがある。 あの時は、ティーバッグ式のコーヒーならどうだろうか…などと言っていたのだが、なんと、全く思わぬ方向から新たな可能性が。 写真にうつっているものは銀色の逆三角錐の金属のドリッパーなのだが… なんと、フィルターが必要ないという代物。 金属自体、円錐形の部分、キメの細かい

        マガジン

        • 点字
          8本
        • 日々のつぶやき
          188本
        • 日常記録(障碍理解・活動記録を含)
          122本
        • 障碍理解
          106本
        • 生きやすくなるために大切なこと
          229本
        • 学術的(?)、研究者的(?) 考察
          117本

        記事

          あなたはあなたの人生、何を使って生きている?

          人生に命を賭けていないんだ。だから、とかくただの傍観者になってしまう。-岡本太郎 人生、その身体で生きているとき、あなたは一体、何で生きているのでしょう? また、何を使って(賭けて)生きているのでしょう? 人生を生きるということ自体、いのちを使い、いのちを燃やし、いのちを賭けているということではありませんか? 私たちにはいのちしかないのに、その他のものでどうやって人生のすべてのたったひとつの瞬間ですらも、生きることができるでしょう? …そう、思いませんか…? まったく

          あなたはあなたの人生、何を使って生きている?

          ペインコントロール(痛みの緩和や除去)

          ペインコントロール、つまり、痛みをコントロールできるという技法は、催眠療法の中でもいかにも「催眠療法らしさ」を感じさせる領域のひとつかもしれない。 催眠の歴史の中では、催眠は「麻酔」として使われていた時期があった。催眠麻酔自体は、今も使われている。 歯科治療などで使う部分的麻酔もあれば、全身、完全に昏睡状態のようにしてしまう催眠も存在する。 催眠の中で一番深いと言われている催眠状態(これも定義・表現角度によって言い方は異なるので、絶対的に”一番深い”というと語弊があるかも

          ペインコントロール(痛みの緩和や除去)

          図書館からのデイジーマガジン

          以前、地区の図書館の福祉サービス利用の説明を受けてきたという記事を書きました。 その後、図書館から電話があり、「偶数月に新着デイジー図書などをお知らせするマガジンがあり、デイジー形式で送付できるのですが、希望なさいますか?」と聞かれ、不要の際にはやめることもできるというので、デイジー図書の扱いの練習も兼ねて、お願いしておいたのでした。 それが、先日届いたので、報告。 墨字での新着図書などが印字されホチキスで一か所のみとめられた紙束が一冊と、写真のデイジー盤が1枚。 写真

          図書館からのデイジーマガジン

          点字教室 第3回目/白杖使用者同士のすれ違い

          #視覚障害者が嬉しいと感じた配慮 #障害理解 #視覚障害 #点字 点字教室 第3回目 内容 点字教室、第3回目の記録を共有させていただきます。 今までの記事はこちら(第一回目)とこちら(第二回目)をご覧ください。 本日は、母音+5・6点であるサ行から。 前回までに、まずは3点を使うナ行、文章の助詞ともなるワヲン(ついでに点数も少ないし下段なので特徴的)、3点に6点をプラスしたハ行、そして3点を抜いて6点のみのカ行、3点6点をマスターして上にあがった5点のみであるラ行、

          点字教室 第3回目/白杖使用者同士のすれ違い

          白杖使用者の冒険―何とも奇遇な道連れのご縁

          #視覚障害者が嬉しいと感じた配慮 #障害理解 #視覚障害 #白杖使用者の日常 ご存知のかたはご存知。 私は、台東区の上野浅草エリアだが、月に1回程度、文京区の本郷三丁目に出かけて行く。 今までは電車を1回乗り継いで行っていたのだが、つい最近、点字図書館のある高田馬場へ都バスを使ってみたとき、途中で「本郷三丁目駅前」で停まったので、もしかしたらここも都営バスで行き来できるかもしれない?と思い、今回、本郷三丁目まで都営バスの旅を決行。 浅草から上野までバスで行き、そこから少

          白杖使用者の冒険―何とも奇遇な道連れのご縁

          券売機の音声案内ー実践報告編/福祉・平等の”誤解”

          以前、点字教室にて「駅の券売機がしゃべるの、知ってます?」と先生に教えていただいたという話を記事に書いた。ご存知でないかたはぜひ、今この部分の文字にリンクで貼ってあるのでぜひご覧ください。 今回は、さっそく駅の券売機で試してきたので、その実践報告記事。 点字教室でその話を聞いた後日、偶然、点字図書館もある高田馬場駅にて、友人2人と会合。 私は、ひとりで券売機に向かったことがほとんどない。 券売機は、ほぼすべて画面での案内である上、点字などもあるのかもしれないがどうせ操作で

          券売機の音声案内ー実践報告編/福祉・平等の”誤解”

          白杖使用者の日常ー郵便屋さん

          #視覚障害者が嬉しいと感じた配慮 #障害理解 #バリアフリー 白杖使用者の日常、といっても、出かけた記事ではなく、今回は家にて。 郵便が、届いた。 隣人への書留。 どうしたらいいでしょう、本人は今おらず、私は同居仲間だと伝えると、受け取っても大丈夫と判断されたらしく、ではこちらにフルネームでサインを…と小さな紙を手渡されたのだが、そこで紙を受け取り損ねて落としてしまい、 「すみません、視覚障害がありまして」と伝えると、 「ああ、大丈夫ですか?書けますか」 「書く場所を

          白杖使用者の日常ー郵便屋さん

          白杖使用者の冒険―駅構内、都バスにて。わざわざご足労でのお助けマン、ありがとう…!

          #視覚障害者が嬉しいと感じた配慮 #障害理解 #白杖使用者の日常 #バリアフリー 点字教室のため、大雨の中、外出。 傘を差して、ひとまず自宅から横断歩道だけ渡ってすぐのバス停に行き… ①バス停にて ちなみに私はバス停はなかなかに困る。 バス停には一切点字も音声も表示がない。 しかも同じ場所に何種類もの系統のバスが来たりする。 待っている人たちがいても、バス停前の点字を探りながら道路脇まで来てしまうとバスの乗り口(乗る人たちが並んでいても先頭に割り込んでしまうような形)に

          白杖使用者の冒険―駅構内、都バスにて。わざわざご足労でのお助けマン、ありがとう…!

          点字教室 第2回目

          第2回 点字教室 点字教室、第2回目に行ってきましたので記録します。 この日は、朝から窓の外から恐ろしいほどの雨の音。 この日は可燃ごみの収集日。階段を少し降りてそこからたった5歩のところにゴミ捨て場があるのですが、白杖と傘なしに玄関から出ることも怖気づき(まだ私の中に、たった5歩のゴミ出しだけのために白杖を出動させたくないという心理がある)、ゴミ箱がまだ半分しか埋まっていなかったことをいいことに、ゴミ出しも断念してしまいました。 そんな日でしたので、どうやら教室の受講

          眼球使用困難状態(視機能の障害)の人たちに福祉支援の命綱を

          #眼球使用困難症 #福祉支援 #生活困難 #視覚障害 #拡散希望 ご存知のかたはご存知の通り、私は、視覚障害の状態において、現在はほぼ全盲同等の生活をしております。 しかし、私の視覚障害は(恐らく先天性の脳性麻痺がおおもとの原因によるもので)、「眼球」の問題ではなく、「視神経」や「脳での視覚情報処理に関わるありとあらゆる領域」など、つまり<『見る』ということを行うための回路>の不定形・不具合のために起こっているものです。 しかし、実は、「眼球」以外の問題により発症してい

          眼球使用困難状態(視機能の障害)の人たちに福祉支援の命綱を

          支援や介助を受けねばならない人は本当に「障碍者」か?―人は誰でも支援の手を受けている

          視覚障害状態を呈している私は、確かに、ありとあらゆる場所、ありとあらゆるシチュエーションで、誰かの支援の手が必要となることとなる。 しかし、それは、「支援されなければ生きていけない=能力の欠如・立場として下」だとか、そういうわけではない。 なぜならば、今の「社会構造」は、ほとんどが、「視覚情報に一定以上頼る人」向けに作られている。大分以前に私は似たような記事を書いたことがあるが、もしこれが、視覚情報でなくほとんど嗅覚情報に頼るシステムを採用した社会であったら、人類はみな困る

          支援や介助を受けねばならない人は本当に「障碍者」か?―人は誰でも支援の手を受けている

          でき得るならば遊んで暮らしたいひとへ―「遊ぶ」の本当の意味

          唐突に聞きます。 人生、遊んでいたい人、 もしでき得るならば遊んで一生涯暮らしたい人、 この記事を見ているだけなら誰にも見えていませんから、頭で、もしくは心の中で、頷いてください。 かくいう私も、そうです。 いや、人生遊びたくなんか、ないよ。 というかたは、あまりいないのではないかな? もしいたとしたら、それは「遊んではならない、遊ぶわけにいかない」と思っておられるか、「遊び」という言葉の意味を私と違う意味で捉えておられるのではないかなと、思います。 …しかし、それ

          でき得るならば遊んで暮らしたいひとへ―「遊ぶ」の本当の意味