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書き手のつぶやき。

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フリーランスのライター・ディレクターとしての話、教員としての話、子育ての話など、雑多なものいっぱい。
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#子育て

冬の嵐、娘との朝。

冬の嵐、娘との朝。

今日は風の強い日だった。

毎朝自転車で娘を送るのだが、今日は安全に送り届ける自信がなかったので徒歩で行くことにした。娘は「じてんしゃがいいー」と言ったけれど、外に出てびゅうううと風に吹かれたら、黙って手を握って着いてきた。

私は雪国育ちなのもあり、吹雪で登下校した経験も幾度となくあるので、「雨も雪もなく単に風が強いだけ」なら割と平気である。けれど南国育ちの娘は終始「こわい」と言い、園につくまで

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【体罰指針問題】いやいや。私、もし子供が人の物を盗んだら絶対、体罰する自信あるよ。

【体罰指針問題】いやいや。私、もし子供が人の物を盗んだら絶対、体罰する自信あるよ。

今日、子供の体罰に関する記事を見かけました。

うちの子は7歳と4歳、はてさてどう教育していったらいいやら・・・と毎日のように考えている私にとっては、少々気になる記事です。

なになに・・・

・・・

はぁあああ~~~~?(゚Д゚)

これ、なんなの? 何なんですか?

体罰が問題になってるのは分かります。時代的にも「叩いてしつけるなんて前時代的」という考えの方が多くいらっしゃるのも分かります。

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愛は、循環する。【#たすけてくれてありがとう】の裏側

愛は、循環する。【#たすけてくれてありがとう】の裏側

先日、「#たすけてくれてありがとう」のnote企画にエッセイを投稿した。
↓↓↓

↑↑↑
これは息子が0歳のときなので、今や6年以上前の話になる。
「たすけてくれてありがとう」という言葉を聞いたとき、真っ先に浮かんだエピソードだ。
このときのご婦人は元気でいらっしゃるだろうか。顔もおぼろげだし傘も返せていないけれど、お元気だといいなぁ。

この話に限らず、子供を産んでからというもの、見ず知らずの

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0歳との帰り道、突然の雨。傘もない私の前に現れたのは・・・【子育てエッセイ】

0歳との帰り道、突然の雨。傘もない私の前に現れたのは・・・【子育てエッセイ】

その日、私は鬱々としていた。

0歳の息子が生まれて、しばらく経った頃。

出産直前までバリバリ働いていた仕事はパタッとなくなり、引っ越したばかりのアパートで24時間、子供と向き合う日々が続いていた。

そりゃあ、息子はかわいい。笑うようになってきたし、寝返り続けて部屋の端まで移動するし、やわらかな舌でなんでもアムアム食べるのもかわいい。

でも、なんだろう。
このモヤモヤは。

社会は日々動いて

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もうすぐ父の日。5歳息子の意外な願い。「あのね。ぼくは、ぱぱと・・・」

もうすぐ父の日。5歳息子の意外な願い。「あのね。ぼくは、ぱぱと・・・」

もうすぐ父の日がやってきます。

父の日といえば、数年前、息子が5歳頃だったときのことを思い出します。

「父の日、何しようか?」

「ちちのひ? ちちのひって、なんにち?」

「次の日曜日だね」

「あ! そのひは、ようちえんの、さんかんびだよ」



そうか。幼稚園の参観日か。

確か、前の年もそうだった。
日曜参観なのもあり、お父さんやお母さん、場合によってはおじいちゃん・おばあちゃんまで

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日々の宝物は忘れてもいい。きっと、ずっと、なくならないから。

日々の宝物は忘れてもいい。きっと、ずっと、なくならないから。

3歳の娘は、歩くのが好きだ。

「今日は自転車だよ。乗らない?」

幼稚園の迎えは、雨の日以外は自転車で行く。
こちらとしては乗ってくれた方が早く帰れるのにな、もうすぐお兄ちゃんが帰ってくるから鍵開けに帰らないといけないのにな、などと思ったりするのだが、彼女は決まって、ぷるりと首を振る。

「のあない(のらない)。あうくの(あるくの)」

幼稚園のリュックや体操服が入った手提げなんかも「かごに入れ

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寝る前に、いつもの「なんで?」が出た息子。彼が求める、本当の答え。

寝る前に、いつもの「なんで?」が出た息子。彼が求める、本当の答え。

「ぼくね。さいきん、じかんが、長くかんじるんだ。」

夜、布団の中で、7歳の息子が呟いた。

「なんでかなぁ。なんでなんだろう。」

息子の興味のアンテナは、いつも、なんの前触れもなくいきなり立つ。

一度気になったことは、ずっと気になっているのが目に見えてわかるし、そういう時は人の話も目の前の景色も何も入らない。
先日は「なんで、ぼくは、ぼくなんだろう」ということを、考えていたみたいだ。
かと思

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「正しく叱る」って、難易度高過ぎじゃない?説。世の親御さん・先生方、どうやって叱ってますか?

「正しく叱る」って、難易度高過ぎじゃない?説。世の親御さん・先生方、どうやって叱ってますか?

私は普段、高校で非常勤講師をしながら、家では3歳(幼稚園児)と7歳(小学生)の子育てをしています。

以下のような記事を書いてることからお察しいただけると思うのですが↓

私は基本、「楽しく学ぶ!おもしろく伝える!」ってことはしょっちゅう考えるし得意です。

が、「叱って伝える」こととなると、超超超ヘタです。。。

・・・え・・・だって、難しすぎやしませんか?「叱る」って。
私の中では超ハードル高

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「あなたは、あなたでいいんだよ。」3歳の自分を振り返って、今、こどもに伝えたいこと。

「あなたは、あなたでいいんだよ。」3歳の自分を振り返って、今、こどもに伝えたいこと。

私には、7歳の息子と、3歳の娘がいる。

息子はクイズと迷路と数字が好きで、今は「おしりたんてい」と「かいけつゾロリ」のファン。
娘は歌とダンスが大好きで、暇さえあれば自作のメロディと振り付けを披露してくれる。

二人とも個性的で、性格は似てなくて、顔も違うけれど、外から見ると「めっちゃよく似てるね」と言われる。典型的な兄妹パターン。

そんなこどもたちを見ていると「自分のときはこうだったな」と、

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