マガジンのカバー画像

エッセイ・コラム・ショートショート等々

137
ヘッダー画像は尊敬するナンシー関さんの著書です。
運営しているクリエイター

#詩

【読書感想】「放課後の文章教室/小手鞠るい」

【読書感想】「放課後の文章教室/小手鞠るい」

ツイッターの海を旅して私のもとへやって来てくれた小手鞠るいさんの約40年前の素敵な詩がここ数日の学びのきっかけでした。
私の憧れていたやなせたかし先生の詩の雑誌「詩とメルヘン」。
小手鞠さんは当時実名の川滝かおり名義で「詩とメルヘン」に詩の投稿をされていました。
ということをそのツイートで知ったわけなのでした。

添付されていた写真には「詩とメルヘン」1982年3月号に掲載された小手鞠さんの「覚え

もっとみる
今さらだけど自己紹介を書いてみた

今さらだけど自己紹介を書いてみた

noteをはじめて2年以上が経った。
他のクリエイターさんの記事を読んでいて自己紹介の項目があると飲み込みの悪い私にはとても助かるのだが作り方がわからず放置していた。
多分やり方がわかった(気がする)ので今さらだけど自己紹介を書いてみる。

1983年生まれ。
東京ディズニーランドとファミリーコンピュータとおしんとためです。

小学生の頃の夢は漫画家。
漫☆画太郎先生宛に描き写しただけの原稿を送っ

もっとみる
【イラストエッセイ】願い事は口に出すもの

【イラストエッセイ】願い事は口に出すもの

よくわからないことばかりだけど、誰にも迷惑をかけないことなら信じてみたいことってある。

星座占いは1位の時しか信じない。
それでいいと思っている。
なんでも都合よく考えるようにすれば人生は今より楽しくなるはず。

ことだまもそう。

願い事は口に出したら叶わないとかドラマでみたことあるけど、その逆だってある。

私は断然口に出した方が叶う派。
水木しげる御大や金子みすゞが見えないものでもきっとあ

もっとみる
【エッセイ】そんなことと言うなかれ

【エッセイ】そんなことと言うなかれ

数字に執着するわけではないが、私の「希望と不安」の不安をやわらげてもらうにはこの数字の存在は大きかった。
というのもYou Tubeに自作の詩集を朗読してもらい公開という生まれてはじめての経験は私なんぞにしてみたら超がつく大冒険であった。

正直ここ数日の心持ちは不安がまさっていた。
もちろん希望で体内の細胞は活性化して過ぎゆく時の流れも輝いていた。

私が強く望み願って西村さんに朗読していただく

もっとみる
【エッセイ】英語詞⇌日本語詞

【エッセイ】英語詞⇌日本語詞

「グレイテスト・ショーマン」は観たことがないが、この「This Is Me」は聴いたことがある。
Twitterのタイムラインでこちらの動画が紹介されていたのでみてみた。

鳥肌が立った。

アメリカの歌のもつソウルとでもいうのか。(私なんぞがなまじ歌を語るものではないが…)
日本の歌では味わえない振動がある。

私は洋楽には詳しくないが、映画で耳にする歌にこの共通する震えを感じていたのは何だった

もっとみる
【エッセイ】歌詞をむさぼっていたあの頃

【エッセイ】歌詞をむさぼっていたあの頃

今となっては避けて使わない表現だが、10代の多感(と、される)時期から私は、詩に救いを求めていた。

時は流れいつしか私は書く側になっていた。
そして書く側になってはっきりわかったことがあった。

人を救う為に詩を書いてなどいないことを。

そもそも自分の書いた詩で人を救えるだなんて烏滸がましい考えは、はじめから持ってなどいなかった。

だが10代の、あの頃の私は歌に、特にその歌詞に救われていたの

もっとみる

【エッセイ】さらけ出す≠不幸自慢

詩とエッセイの両立はいかにスイッチを切り替えられるかが鍵になる。
詩は幻想(ファンタジー)でエッセイは現実(リアル)だ。
どちらも自由な散文という共通点はあるが、ノットイコール(≠)の仲だ。

私は要領も悪いし、順応性も低く、切り替えが下手な自覚がある。どちらかに没頭するともう片方への方向転換がとても困難になる。
それでもどちらも書きたいし書けるようにならなければいけない。
物書きの需要に柔軟に応

もっとみる

【エッセイ】詩とエッセイのねるとん紅鯨団(伝われ…)

『ココア共和国』(以下ココアと略します)という名の詩誌がある。
紙版と電子版があり、毎月28日発売するココアには100を超える詩が掲載されている。
今存在する詩誌でココアは一番アツく活気に満ちていて新しい挑戦をしていると個人的には思っている。
毎月投稿されてくる多くの詩を出来るだけ取りこぼしたくない編集者側の誠意が痛いくらい伝わる。
選考とはなんだろうかというそもそも論にまで意識が及んでしまう。

もっとみる

【エッセイ】難しい話は任せた

出来の悪い子でも(或いは悪い子ほど)我が子が一番かわいいのはこの世の理。
そして昔から創作した作品を我が子に準え例えに使う。(私も多用している表現)
これらを踏まえるとみんな自分の作品が一番かわいいということになるはず。(私はどんなに拙くて不出来でも自分の詩や書籍がやっぱり愛しい)
なぜこんなことを思ったのかというと、批評のやり取りをSNSで目にしたから(してきたから)だ。

作品の好き嫌いは誰に

もっとみる
【思い出】梶芽衣子さんへの詩

【思い出】梶芽衣子さんへの詩

映画「修羅雪姫」をはじめて観た時から僕は【梶芽衣子】という沼にはまっていった。
もがきはしません。
目を閉じてスーッと静かにはまっていきたい。
もっと深くに沈んでみたいと思った。
それほどここちのよい沼だった。
その想いの熱量は今も変わってはいない。

今から5年程前。
僕にある吉報が届いた。
「歌うことが今はとても楽しい」と梶さん。
これからは【歌手・梶芽衣子】の活動に力を入れていきたいと…

もっとみる