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#エッセイ

あったかを求めて彷徨った深夜の梅田

あったかを求めて彷徨った深夜の梅田

梅田で遊んだ。
終電を逃した。
まぁ、仕方ねえかと思った。
仲間とその辺をふらつく。
テキトーなお店でダラダラと酒を飲む。

たまたま居合わせたお姉さんに声をかけ、勝手に意気投合し、そのまま消えていったのはモテるあいつで、非モテのボクともう一人のツレは、置いてけぼり。困り果てる深夜の非モテ。あぁ、ツラい。

時刻は、深夜の2時。とにかく暖かい場所に入りたい。場所だけでなくて、いろんな意味で温かくな

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ええ加減「すべき」から逃げろよ。

ええ加減「すべき」から逃げろよ。

「すべき」に支配されないうちに

「したい」を謳歌したい。

歳とっても「すべき」が少ないってのも

それはそれで寂しい。

しがらみでがんじがらめはめんどくさい。

とはいえ

綺麗サッパリってのも考えもん。

子供みたいに「したい」だけで選ぶ人生も味気ない。

甘いだけですぐ飽きる。

適度に「すべき」をこなしつつ

要所要所で「したい」を吐き出す。

「すべき」を終えた人たちの顔は清々しさが

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「後悔」と仲良く生きる。

「後悔」と仲良く生きる。

昔、先輩にいわれた言葉。
「過去は変えられへん。どうにかこうにかして、進んだ道を正解にしていくしかない」とな。



この時期、全国各地で全国高校サッカー選手権の予選が行われている。京都でも今週末、決勝戦だ。

高校サッカーの記事を見るたびに思う。

みんなすごい。
3年間続けてえらい。
みんな頑張れ。



というのも。
やめちゃったんです。私。

高校2年の途中で、ドロップアウト。いろいろ

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『推しに触れることの是非を元ジャニオタが真面目に考えてみた』

『推しに触れることの是非を元ジャニオタが真面目に考えてみた』

Twitter界隈で話題になってるアレ。
詳しくは見てないんだけど、イベントでパフォーマンスした女性DJさんに周りの観客がベタベタ触りまくったとかなんとか。

コレって難しい問題だと思うのです。
個人的に思うところがあったので、今日はこのテーマで久々に真面目に語ろうかなと。

いや、もちろん痴漢がクソ悪いのは前提として、犯罪行為を肯定するわけでも擁護するわけでもないし、このDJさんに触った観客が、

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誰かと誰かがつながる世界で

誰かと誰かがつながる世界で

ここのところ、「こわいわぁ……」とつぶやく機会が増えている。

なにがこわいって、旧友や昔の同僚・知人たちが思わぬところでつながるようになったことだ。そういう話を見聞きする。

30年来の女友達は、たまたま私の義弟と同業で、同じ学会に所属している。「先月、学会で○○先生(義弟)とまたお会いしたよ」そんな話をしてくれる。仕事でもメールのやり取りをすることがあるのだそう。

数年前、初めてそれを知った

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6月・長靴をはきこなす人

6月・長靴をはきこなす人

今は小学生になった二人の子供が幼稚園に通っていた頃、長靴は送迎に欠かせなかった。
駐車場がなく、雨の日は徒歩で迎えに行かなければいけない。
梅雨の時期には毎日のようにお世話になった。

わたしが愛用していたのは日本野鳥の会の長靴。

膝下まで長さがあり、折りたためる柔らかい素材で歩きやすい。
履き口にはドローコードがついていて、雨が入ってこないようにきゅっと絞ることができる。
カーキ寄りのブラウン

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おくりびとに、想いを託して

おくりびとに、想いを託して

私は都内の施設で看護師をしています。
昨日お一人の利用者さんが、老衰で帰らぬ人となりました。

この方のご家族は、都合上どうしても昨日は来ることができませんでした。危とく状態であることは、重々承知されていました。
最期に間に合わない可能性も、ご承知のうえです。

昨日の朝。
その方の意識が薄れ、呼吸も浅くなってきました。

いまわの際に、利用者さん一人きりになることは避けたかったので、できるだけそ

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変わる記憶 変わらない関係

変わる記憶 変わらない関係

人間は忘れる生き物。

どれだけ鮮明に覚えているつもりのできごとや思い出も、少しずつ薄れて形を変えていく。

「うちら2年生のとき同じクラスやった??」

「いや、一回も同じクラスになったことないと思う」

「え、でもそっちも4組やったんやろ?
私も4組やったんやけど…」

高校の同級生5人で集まったときのできごと。私と同級生Tくんの会話である。Tくんは2年4組に所属していたらしい。私も2年4組だ

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悩みの原因はぜんぶ大脳新皮質にある。

悩みの原因はぜんぶ大脳新皮質にある。

基本的に悩まない。悩んでもしょうがないことを悩んでも、しょうがないからだ。

基本的に悩まない、と書いたけれど、
だけど悩むこともある。前言撤回だ。

最新の悩みは「あぁ、なぜ俺は本を読まずに積んだままにしてしまうのだろう」とか「また23時台にシュークリームを食べてしまった」とかそんなこと。

いまのところありがたいことに、人間関係や仕事のこと、プライベートのことで悩んだり、他者との関わりの中にあ

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読む事で、自分の感覚を確認できる。

読む事で、自分の感覚を確認できる。

P114
「僕が本を読んでいて、おもしろいなあ、この瞬間だなあと思うのは、普段からなんとなく感じている細かい感覚や、自分の中で曖昧模糊としていた感情を、文章で的確に表現された時です。自分の感覚の確認。つまり共感です。」

「わかっていることをわかっている言葉で書かれていても、あまり共感はしません。言葉にできないであろう複雑な感情が明確に描写された時、『うわ、これや!』と思うんです。」

「自分の心

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リトの研究

リトの研究

私が好きな文を書く人には共通点がある。ヤスです、こんにちは。

明日15日21時より、人気noterさんで、バンドマンで、Abema Primeにも出演経験のあるリトさんのスタエフにゲストで出演します。わーお。

根掘り葉掘りと質問していただけるようです。楽しみ。

いやー、私は文章のことは語れるけど、リトさんの前だと語りにくいな。だってめちゃくちゃ惹き込まれる記事を書くんですもん。

てなわけで

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すきま時間と仕事と。

すきま時間と仕事と。

今日の午前中は、娘たちがふたりで遊んでくれていたので、仕事を進めた。少し目処が立ったものの、集中しすぎてしまった。娘たちを公園に連れて行くのを忘れてしまい、反省している。

「すきま時間を有効活用して仕事をする」のが苦手だ。ほんの少し空いた時間で構成案をつくる、電車移動の時間にスマホで執筆する……、この手のことはあまり向いていないと実感している。今までの経験から。

すきま時間で仕事ができたらどれ

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「休眠打破」が、うまくいく

「休眠打破」が、うまくいく

桜の開花のお話です。

2023年3月14日。
東京でサクラの開花宣言がありました。

それにしても早いです。
なぜ今年はこんなに開花が早いのでしょうか。

テレビでは、2月の冷え込みが厳しかったおかげで「休眠打破」がうまく行われたことが要因との説明がありました。
単に春先が暖かいだけでは、桜は早く咲かないようです。

「休眠打破」

まるで栄養ドリンクのコピーです。
聞き慣れない言葉でしたので、

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冷静を装う。

冷静を装う。

運転免許証の写真に、かわいいとかない。
なんの表情でもない真顔の長女が、めでたく運転免許証に載っていた。

取りたての、湯気さえたちそうな、ホヤホヤの初心者の助手席にのる。

むろん、車は私の愛すべきRocky。18年連れ添った愛車ムーブラテ(オレンジ)は役目を終え、一昨年に迎えたRocky 黒×赤。私の大切な相棒である。その運転席にホヤホヤの初心者が乗ってみる。助手席は私だ。

とかく、運転手

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