やまかわ うみ

83年生まれ/日常、思い出、家族や育児、読んだ本にまつわるエッセイを書いています。

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最近の記事

朝イチの習慣

朝起きたら星占いをチェックするクセがついている。 今日は久々に12位だった。 星座は12あるので見事最下位である。 そんな時はほかのサイトの星占いを見る。 そうするとたいてい最下位ではないもの見つけることができる。 いい結果のものを読んでから布団を出る。 ところが今日はすぐに起きなければならない時間になっていた。 スマホで星占いなど検索している場合ではない。 昨夜から眠りが浅く、早朝3時ごろから何度も目が覚めてしまった。 結果アラームがなっても起きるのが辛い。 おまけ

    • ばあちゃんに会いに

      今年やっておきたいことの一つに「祖母に会いにいく」というのがあった。 96歳になった母方の祖母はコロナ禍真っ只中に施設に入った。 そのころはもちろん感染対策で会いにいくことはできなかった。 昨年の春からやっと面会ができるようになったのだがなかなか行けずにいた。 いや、行こうと思えば行けたのになんとなく後回しにしてしまっていたのだ。 いつから会っていなかったのだろう。 今8歳の次男はかろうじて祖母のことを覚えていた。 おそらく5年近くは顔を見ていなかったのだと思う。 祖

      • 1週間、noteで意識してみたこと

        7日連続投稿してみた。 最初はそんなつもりはなかった。 しかし4日目。 今日投稿をやめたら3日坊主みたいで恥ずかしいと謎の自意識が芽生え、とりあえず1週間を目標にした。 今回のテーマは「着地を決めない」。 それから「だいたい800文字」。 これを実験的にやってみた。 まず着地を決めないこと。 思いつくままに書く。 テーマはその日あったことや最近のこと。 意外と書きながら次が出てくる。 関連するなにかが浮かんだり、こういう気持ちだったと思い出したり。 何よりさっと取り

        • 次男と義母とお好み焼き

          今日、次男がお好み焼きを作ってくれた。 ホワイトデーに。 わたしは夕方まで仕事だった。 帰宅途中スーパーに寄った。 そこで見覚えのある頭が2つ。 義母と次男だった。 義母はウチから徒歩15秒、となりのとなりに住んでいて、わたしの帰宅が遅い日はお世話になっている。 わたしはそっと駆け寄り、少しかしこまった風に 「こんにちは」 と声をかけてみた。 「なんや、お母さんやん!」 と次男。 義母は手書きの買い物メモを持っている。 「あんな、秘密やったんやけど今日はお好み焼き作

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        • 家族、育児の話
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        • エッセイ(日常から)
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        • エッセイ(思い出から)
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        • 季節にまつわるおしゃれの話
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        • 本📕
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        • 38歳。いろいろはじめました
          やまかわ うみ

        記事

          カラオケともだち

          昨年なんと! 新規のカラオケ友達ができたのです。 今の街に引っ越してから11年。 ずっとひとりカラオケオンリーだった。 一人で好きな歌を気がすむまでうたうこと。 これはなかなかに清々しく、わたしはスポーツだと思って行っていた。 盛り上がらなくてもいい。 マイナーな曲でもいい。 サビしか知らなくても一番しか歌えなくてもいい。 自由! これがひとりカラオケ。 かつては誰かと一緒にいくことが基本だった。 ご飯のあと大勢で行くカラオケではなくて、二人、多くても三人でがいい。

          カラオケともだち

          おしゃれアシックス

          毎日スニーカーを履いている。 最近は黒のコンバースか白のvans。 だいたいどちらかで、どちらもとてもシンプルなものだ。 どんな服にでも合う。 昨年か一昨年か、ハイテクスニーカーを買った。 ナイキのランニングシューズで水色に少し黄緑が混ざったような色。 ポイントに蛍光の黄色が入っている。 その頃は白か黒かベージュのワントーンコーディネートが好きだった。 このスニーカーはポイントになるので重宝していた。 ランニングシューズなので歩きやすいし。 (ランニングシューズなので歩き

          おしゃれアシックス

          雨の日に

          記憶をたどってみると雨の日の光景は断片的にいくつか思い出せる。 一番古いのは小学生。 田んぼ道を、傘をさしながら帰る。 赤ちゃんがえるがあちこちでぴょんぴょん跳ねている。 ピンク色の長靴を履いたわたし。 小さなかえるを踏まないよう、つま先立ちで歩く。 あまりにもたくさんいるからヒヤヒヤして、息を止めて歩いた帰り道。 アスファルトで跳ねるチビガエルと雨水の光景。 それから中学生の頃。 片想いしていた同じクラスのあの子。 雨が降ると教室に閉じ込められたみたいで、あの子と同じ空

          マイタケシイタケ

          舞茸にハマっている。 最近では常備菜と言うのか、常備おつまみと言うのか、マリネにしたものがほぼ毎日冷蔵庫に入っている。 作り方は簡単。 舞茸は1パック。 それをほぐしてアルミホイルに乗せ、オーブントースターで焼く。 だいたい6分〜7分。 焼き上がったらオリーブオイルと塩、りんご酢で和える。 だいたいオリーブオイルはぐるぐると2周程度。 りんご酢はさっと一周。 塩はひとつまみ。 さらに魚介類をなにか一種用意する。 ボイルした小さい帆立。 ボイルした小エビ。 スモーク

          マイタケシイタケ

          note、初心忘るべからず

          noteって書かない期間が長くなればなるほどハードルが上がる。 だから書きます。 これ!っていう、とびきりのネタがある訳ではないけれど書きたい。 先日図書館へ行ったらずっと読みたかった本があった。 松浦弥太郎さんの「エッセイストのように生きる」。 まだ読みかけた所。 目次から気になる箇所をざっと読んでみる。 その中にあったこんな文章。 「エッセイに演出はいらない」 「正直に、照れずに、飾らず、淡々と。」 わたしがnoteをひっそりと始めたのはコロナ禍初期の2020年春。

          note、初心忘るべからず

          「おいしい」はつよい

          1月11日から日記をつけている。 いままで続いたためしがない。 なのに毎年、新年になると日記をつけたい欲がわいてくる。 元旦からでないのは家族の体調不良が重なったから。 お正月を過ぎてからやっと手に入れた。 書店で購入したNOLTYの手帳。 毎日5つのタスクを書き込めるようになっている。 しかし、それほどたくさんのタスクがある生活を送っていない。 そこでわたしはその日あった良いことを書き込んでいる。 「良いこと」と言うのが実にざっくりしていて、これが結果的に三日坊主

          「おいしい」はつよい

          やりたくないことはやらないだけ

          家族で「かもめ食堂」を観た。 我が家の小学5年生の長男は映画が得意ではない。 理由は大きな音、ハラハラする展開、悲しい場面、そして宣伝で不意に出てくる怖いシーンが苦手だからだ。 そんな彼が好きな映画は「めがね」である。 与論島を舞台にめがねをかけた人々の日常をえがいたこの映画はハラハラとは無縁だ。 そこには美しい海があり、おいしそうな食べ物があり、ゆったりとした時間が流れているのをただ眺める感覚の映画。 キーパーソンのもたいまさこさんをはじめ、主人公の小林聡美さんや民宿

          やりたくないことはやらないだけ

          季節にまつわるおしゃれの話・番外編

          ファッションが好きなんです。 そう口にすることに対して気恥ずかしさを感じてしまうのはわたしだけではないはず。 おしゃれなんです、と公言しているみたいに感じてしまう。 自意識過剰なんだと思う。 でも好きなのは事実なのだ。 わたしは随分多くの時間をファッションに使ってきた。 おしゃれについて考えることは時間を忘れるほどにわくわくするし、癒しである。 「ファッションが好き」と「おしゃれ」はイコールではないとも思う。 「ファッション」というと商業的な気配を感じる。 「おしゃれ」は

          季節にまつわるおしゃれの話・番外編

          友達っていいなと思った日のこと

          今週、20年来の友人5人で会う機会があった。 それぞれ県外へ引っ越していたり、コロナ禍だったりでなかなか集まることができずにいた。 しかし県外組の帰省期間が重なり、県内にいるわたしともう一人の友人の予定もうまく合わせることができた。 そして今年、おそらく4年ぶりになるであろう、友人の家に集合することとなった。 高校の同級生で、部活仲間でもあった。 集まれば必ず出るネタのような当時の話題に飽きもせずに大笑いする。 既婚者も独身の人もいる。 それぞれの近況を聞く。 みんなが

          友達っていいなと思った日のこと

          日常にひりひりを

          椎名林檎の「無罪モラトリアム」というアルバムを買った時のことを覚えている。 14歳。 歌詞カードの血飛沫みたいなデザインが不穏で、買ったくせに正直聴くのが怖いと感じていた。 ところがプレイヤーにCDをセットし、再生ボタンを押したあとに流れる「正しい街」にわたしは魅了された。 なんだか息絶え絶えというか、切実な歌声と演奏。 やっぱり少し怖いけれど、それ以上にもっともっと聴きたいと思った。 それは、初めて経験した感覚だった。 苦しそうで、痛そうで、でもリピートしたい。

          日常にひりひりを

          12月・きいろい手ぶくろと母

          母は裁縫が得意だった。 まだほやほやの赤ちゃんだった40年前の写真の中のわたしは白いニットを着ていて、それも母の手作りだったそうだ。 アルバムには他にも家族4人で、まるでスーパー銭湯で着るような(イメージだが)お揃いの洋服を着ている写真がありこれも母製。 それから叔母の結婚式の参列用にわたしのドレス、弟と従兄弟にはセーラー襟の洋服を作ってくれた。 他にもちょこちょこと、とにかく作ることが好きだったのだろう。 小学校一年生の頃にはミトンの手袋を編んでくれた。 それはクリー

          12月・きいろい手ぶくろと母

          近況 12/1

          先日ついに40歳になった。 わたしが40歳!! 元気に迎えられたことをまずは喜ぼう。 今思うのは人間の中身はそんなに変わらないんだなあということ。 大人になりきれていないとも感じるし、若い頃と変わらず楽しいことはちゃんと楽しいと感じられる無邪気さも残っている。 ただ何も変わっていないかと言われればそうではない。 やはり様々な経験や見聞きしたことなどにより、成長はしている。 40代で成長という言葉はどうなのだろうと思ったが、どう考えても成長としか言いようがない。 決して劣

          近況 12/1