#読書感想文 現に生きたり死んだりしてる

『人間』又吉直樹(2019)

又吉さんの3作目の小説。

どうすんだ?と惑わせておいて、あっさりまとめる感じが
モーツァルトっぽいと思った。(のだめの受け売り)

 

物語をヒーロー目線で読んでいたのはいつまでか。
謙遜だったはずが、日々思い知らされて卑屈になっていく。
つらいな。

立場なんてものは自分の調子が悪いときにだけ必要になる浮き輪のようなものかもしれない。

てんで「なっていない」

もっとみる
ありがとうございます。励みになります。
3

会社に行くまでを”ドラマ”する

通勤の目的は、会社に行くこと、そして、家に帰ること。

”味気ない”当たり前のことだからこそ、通勤の時間を『充実した時間』にしたいと思っています。

私の場合、もっぱら本を読んで通勤の時間を過ごします。

この日は、又吉 直樹さんの【 東京百景 】にのめり込んでいました。

電車が会社の最寄り駅についても、私はまだ本の中です。

あかん。降りないと乗り過ごす。

通勤中の自分が、本の中にいる自分に

もっとみる
今日もあなたに楽しい1日が訪れることを祈っております。
5

自由律俳句と有季定型句を比べてみる

「俳句は五七五でなければならない」という決まりに反抗して生まれたのが「自由律(じゆうりつ)俳句」です。自由律句とも言います。

それに対して、五七五で季語の入った一般的なスタイルを「有季定型(ゆうきていけい)」と呼びます。

自由律俳句が俳句かどうかはさておき、自由律と有季定型を比べることは、五七五以外の「俳句らしさ」に注目する機会になります。

今回は細かいことは説明せず、ドドーンと作品を並べま

もっとみる
ありがとうございます!
11

雑記20/07/10金 映画『劇場』の宣伝文句、小説『火花』の宣伝文句、SNSでバズったあとの宣伝文句、現代の倫理感

これはおとといの話の続き 結果的に。

・・・

ピース又吉さんの、長編2作目?にあたる『劇場』が映画化された。
7月17日公開だそうで、予告編を流している。

内容はともかく
このナレーションの、言葉の重複ぶりは何なんだろう? と気になった。

  夢を叶えることが、
  君を幸せにすることだと思ってた――

この「こと」はまだいいのだが、次

  うまくいかない日々に、
  もがき苦しんだ日々

もっとみる

池尻大橋の小さな部屋

わかる人にはわかると思うこのタイトル。
そう、又吉直樹さん作『東京百景』の一節。
僕はこの作品がどうしようもないくらいに好きで、何度読んでも泣いてしまいそうになる。
たった数ページの物語なのに、何度も何度も心を突き動かされる。

「新潮文庫を持参しよう」
ここがすごく好きだ。
お互いの優しさで満ち溢れているのに、前後を読んでいるととても切ない気持ちにさせられてしまう。

『劇場』この作品を幾らか拡

もっとみる

「東京百景」を読んで思うこと

本を読んで息を吸う

 私の愛読書、といえば、西加奈子さんの「地下の鳩」、恩田陸さんの「六番目の小夜子」、梨木香歩さんの「西の魔女が死んだ」など、いくつかあるのだが、その中でも特に好きな本、心を掴まれた本がある。又吉直樹さんの「東京百景」がそれだ。

どうしてだか、この本が頭から離れない。

 
芸人さんならではなのか、それとも彼が持つ感性のせいなのか、この本は、スクリーン上に隙間なくストーリーが

もっとみる
これからも頑張ります。
4

7.「ぺこぱ」の優しさで勝手に傷つく人がいる件

(注。例によってやや長いので、試験的に太字だけでおおよその言いたいことが拾えるようにしてみました。)

「ぺこぱ」ご存じだろうか。あの優しさで勝手に傷つく人がいるのか...。

何とそれは私なのですが!という話を。さて私は「お笑い」というのが結構好きだ。今回は漫才のコンペティション、昨年末2019年のM-1で大変注目を浴びたコンビ「ぺこぱ」について思うことを。自分(N1)の事例を紹介し、あの優しさ

もっとみる
読んでいただきありがとうございます!
4

たった一冊があなたを救うことがある ―本嫌いな私が編集者になった話―

読書感想文は必要か?

先日、「読書感想文は必要なくない?」というTwitterを見た。
おうおう!ごもとっも!と深く共感した。文字を追って何か考えるということは、非常に難しいことだし、誰かに言われてできるものかと、昔から思っている。

夏を憂欝にする感想文。スイカバーだけ食べていたい。

本との出会いには、それぞれのタイミングがある

私は昔から本が大嫌いだった。本を開いた瞬間からあくびが出た。

もっとみる
今日いいことあるぞ!
12

「劇場」又吉直樹 読了

読もうと思ったきっかけはなんてことはない。映画化される役者名に山﨑賢人の名があったからだ。
簡単に言えばヒモ男とそれを支える女の不器用な純愛、といったところか。映画化されることが分かってから読んだので、もちろん読みながらその役者さんたちを脳内に浮かべながら読んでいく。
しかし、どうしても山﨑賢人と永田が結びつかない。しばらくの間、読み進めるのに苦労した。でもやはり引き込まれる文章なのか、そのうち山

もっとみる
ありがとうございます♪
3

夜を乗り越えたい。

今日は東京も夜になってまた雨が本格的に降り始めました。梅雨の時期で蒸し暑いですが、天気がよくて少し帰りの時間に余裕があるときは、気分転換に散歩しながら帰ることもあります。

『夜を乗り越える』は、又吉直樹さん(言わずと知れた芸人にして芥川賞作家)の小学館よしもと新書(新書というと新刊と勘違いする人もいるようですね)のタイトルです。その本の中で散歩のエピソードもあってとっても共感します。

この本は

もっとみる
とっても励みになります!
11