どうしようもなくフェアじゃない社会でも心を込めて働く人へ 「東京ハイダウェイ」古内一絵 著
全身全霊をかけて一生懸命に働くのはすごいことだ。自分の時間や体力、気力、すべてを自分が与えられた仕事に注ぐのはすごい。目に見えなくても、きっと何かのかたちで誰かの役にたっているのだと思う。
それでも、仕事に一生懸命向き合っているからと言って絶対に報われるわけではない。体力には男女関係なくいつか限界が来るし、あたりまえに降りかかってくる理不尽に、きっと心は疲弊していく。どうにもこうにも上手くいかなくなって、すべてをかけていた仕事も、大切にしたいと思っていた存在を大切にすること