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低気圧タイムは割り切って休みませんか。

低気圧はわたしの敵だった。ヤツがくると、後頭部が痛み始め、体がずっしり重くなり、やる気なんてものはひとかけらもなくなり、なんにもできない自分に嫌気がさす。「なんにもやる気が起きないし、なんにも進まない!こんなわたしなんて生きてる価値がない!!」という典型的な自暴自棄だ。かわいそう。

ずっとこの不調の原因が何なのか、女性的な体調によるものとも違う、謎の周期で来る、体調と気持ちの不良はどうしてなのかがはっきり分かっていなかった。半日くらいでおさまったりするし、病院に行くほどでもないなと思っていたのだ。

ある日、「今日は低気圧です!この地域の方は無理せずいこうね!」というような猫ちゃんのイラストのツイートを見つけた。

それは、「頭痛ーる」というアプリが運営しているアカウントだった。

そこに示されている「警戒」の文字と爆弾の絵。もしかして、いま感じているこの体調不良は、爆弾低気圧の影響なのか?とはじめて気圧を意識しはじめた。

さっそくアプリをインストールし、自分の地域で設定して毎日予報を確認してみることにした。

時間帯で気圧のグラフと警戒レベルが示されている。そして毎日見ていると、わたしの体調不良と警戒レベルが一致していることが判明した。わたしは、低気圧によって自暴自棄になっていたのだ!

原因が分かれば対策はできる。いつ低気圧がきて、何時から何時までが低気圧タイム=警戒レベルの時間なのかが分かるのだ。そうなればもうこっちのもの。ありがとう、頭痛ーる!

ここからは、わたしが低気圧タイムに向けて実践している対策を記します。


1.低気圧タイム前に生産的なことは全て終わらせておく


「頭痛ーる」を見ていると、今後のだいたいの低気圧注意情報が見えてくる。特に、天気予報で雨が近づいてくるときは念入りにチェックするように心がけている。

「警戒」のボムが先々の予報に見えてくると、わたしはGoogleカレンダーとGoogle ToDo リストを開いて、細かく予定をたて始める。(普段からやってくれ)

お昼から夜にかけて「警戒」となる場合は、午前中に頭を使う仕事をとにかくするように優先度をつけて動く。夜から朝にかけてであれば、その日の夕方にはすべての仕事を終わらせられるよう、 ToDo リストでタスクをしっかり管理するのだ。(普段からやってくれ)

困るのは、あさ9時から日中ずっと低気圧の場合だ。もうその日は捨てよう。がんばるのはやめよう。と言いたいところだけれど、仕事があるとそうもいっていられないので、早朝に起きて、9時をリミットに数時間作業に没頭するなんてこともある。

とにかく、頭を使う仕事など、やる気がないとどうも効率よく進まないことは、低気圧タイムの前に、すべて終わらせてしまうのだ。


2.低気圧タイムは意味のあることをしない


そして迎える低気圧の時間。もう、意味のあることは何もしない。しなくていい。

寝てたっていいし、テレビを観たっていいし、本を読んだっていい。なぜならやるべきことはすべて終わっているから!と胸をはって横になろう。夜ならもうさっさと本を持ってベッドに入っちゃう。

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体調が悪くても、奇跡的に悪くならなくても、低気圧タイム=とにかくダラダラしていい時間として過ごすのだ。

不思議なもので、なんにもしなくていい状況だと言われると、なにかしたくなってしまって、結局生産的に動いたりしてしまうこともある。まあなんでもいい。やりたいことをやればいい時間なのだから、なにしたっていい。


3.低気圧タイム用のわくわくリストをつくっておく


低気圧タイムを満喫するためには、事前の準備もしておくとなお良しである。

頭をぐるぐる動かさずとも、するする読めそうな気がする本、観たいけどちょっと長くて時間とれないな~と思っていた動画、推しの好きな動画を詰め合わせた再生リスト、聴けていなかったポッドキャスト。

これらをGoogle ToDo リストで、リスト名「低気圧タイム」として書き連ねたリストを作成している。低気圧タイムが来たら、このリストを開いて、気持ちの赴くままに実行していくのだ。しんどいはずの低気圧タイムが、途端に自分の好きなものでじゅわっと満たされた時間になる。


低気圧タイムは割り切って休もう、と言いたい


わたしはフリーランスで仕事をしているので、こういった低気圧タイムに合わせた調整ができているけれど、なかなかできない人も多いと思う。こう書いておきながらわたしも、外での仕事や打ち合わせやらなんやら、どうにもこうにもそんなことできないよ~やる気でないのに~と、自暴自棄になりながら仕事をしているときもある。

仕事に家族、プライベートの予定など、どうにもならないことばかりの現実で生きているのはみんな同じだ。でも、低気圧の影響を受けている人は、できるときだけでもいいから、低気圧タイムを意識して過ごしてみてほしい。すこしだけでも、がんばれる時間にかんばって、がんばれない時間にはとことん休んで、自分を大切にしてほしい。

「頭痛ーる」の警戒が出ているってことは、低気圧タイムだから、少なくともその地域の低気圧に影響されている人は、みんなしんどいのだ。休むための言い訳ではなく、事実だ。割り切って、休もう。



低気圧に支配されない低気圧タイムの過ごし方について書いてるつもりだったけど、毎日予報を確認して、警戒ボムが来たら対策しまくってるって、低気圧を意識しすぎてないか?と自分でも書きながら思いました。わたしは低気圧に完全に支配されているのかもしれない……



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