マガジンのカバー画像

人を育てる

75
子育て、部下育成、人を育てるためのヒント記事です。
運営しているクリエイター

記事一覧

1on1ミーティングが崩壊するとき

1on1ミーティングが崩壊するとき

こんにちは。
新入社員が会社にフレッシュな空気を届けてくれるシーズンですね。

今回は、たくさんの企業がおこなっている上司と部下との意図的な対話、いわゆる「1on1」あるいは「1on1ミーティング」について、考察します。

1on1のやり方、というのはたくさんの知見があります。
その反対に、1on1がうまくいかないときのパターンについては、あまり触れられているコンテンツがないかもしれません。

もっとみる
新入社員必見!上司とのコミュニケーションで差をつけるサバイバルワード

新入社員必見!上司とのコミュニケーションで差をつけるサバイバルワード

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
社会人としての第一歩を踏み出すこの時期、わくわくと不安が入り混じる気持ちでしょう。

これから皆さんの会社では、ビジネスマナーや仕事のやり方などについて、たくさんの教育プログラムが待っていると思います。

新人研修では教えてくれない「裏側マニュアル」このコラムは、そんな教育プログラムではぜったいに教えてくれない、『裏側マニュアル』のつもりで書きました。

もっとみる
善意のアドバイスが「マウンティング」に変わるとき

善意のアドバイスが「マウンティング」に変わるとき

こんにちは。
今回は、職場にかぎらず、私たちの身の回りで起きる「マウンティング」について、「なぜ起きるの?」という観点で考察をします。

結論からいうと、

「不用意にアドバイスも支援もしないほうが良い」

これに尽きます。
なぜか?
科学的な裏付けから探っていきましょう。

1.善意とマウンティングの狭間で親しい人が困っているとき、私たちはしばしば手を差し伸べたくなったり、アドバイスをしたくなり

もっとみる
なぜこんなに会議が多いのか?「生産の泥沼」を抜け出そう

なぜこんなに会議が多いのか?「生産の泥沼」を抜け出そう

こんにちは。
花粉症歴37年目に突入しました、協働デザイナーの清原です。
この季節は、雨の日に妙にテンションが上がります。

さて、今回は、「会議を減らせないのか?」という、多くのマネージャーの声なき声に、インスピレーションを与えられたらな、とコラムを書くことにしました。

シンプルな疑問なのですが、

一日中すきまなく会議をやっていて、生産性は上がってますか?

その成果は私にもわかりませんが、

もっとみる
ホワイト化する職場×目を背ける上司

ホワイト化する職場×目を背ける上司

こんにちは。
暖冬と言われていた今年、都内は大雪に見舞われましたね。
皆さまのご無事をお祈りします。

さて、今回は、「ホワイト化」する職場において、ついに取り残されてしまいそうな不安に駆られている上司の方々に、お送りしたい内容です。
令和の若手社員の職業観も含めて理解し、これからの私たちの行動を調整できればいいですね。

ホワイト化する職場現代のビジネス環境は、従業員のウェルビーイングと生産性の

もっとみる
関係を壊さない説得術(クルーシャル・カンバセーション)

関係を壊さない説得術(クルーシャル・カンバセーション)

こんにちは。
今年ほど、新年から気持ちが大きく揺さぶられた年明けはなかったですね。
(石川県被災地の一日も早い復興を心からお祈りします)

そんな不安とストレスを抱えながらの2024年かもしれませんが、だからこそ今、この術を備えておくべきではないでしょうか。
それは、人間関係のストレスへの対処法です。

『クルーシャル・カンバセーション』をご存じですか?

『クルーシャル・カンバセーション』とは

もっとみる
チームの成功と失敗を分ける決定的瞬間とは~クルーシャル・カンバセーション~

チームの成功と失敗を分ける決定的瞬間とは~クルーシャル・カンバセーション~

こんにちは。秋が少しずつ深まってきましたね。
今回は、以前にもその概要を触れた『クルーシャル・カンバセーション』について、さらに踏み込んで書いていきます。
尚、今回のコラムは、ケリー・パターソン他著『クルーシャル・カンバセーション』をもとに、その内容になるべく忠実に展開していきます。

クルーシャル・カンバセーションとは「意見の衝突、強い感情をともなう極めて重要な話し合い」をクルーシャル・カンバセ

もっとみる
核心に迫る会話術:クルーシャルカンバセーションとは

核心に迫る会話術:クルーシャルカンバセーションとは

例えば職場で、次のような状況に直面したことはありませんか?

重要なプロジェクトの打ち合わせ中、部下との意見が衝突が生じた。

感情的になっている相手に吞まれてしまったメンバーたちが、理性的な判断がつかなくなった。

メンバー同士のミスコミュニケーションによって、大きな誤解に発展した。

新しい方針を発表した際、チーム内で言葉にはならない、さざ波のような不満が広がった。

こんな瞬間、投げかける言

もっとみる
具体例による「フィードバック」集中トレーニング

具体例による「フィードバック」集中トレーニング

こんにちは。
毎年のように暑さを更新する夏が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
きっと、夏休み前の方も多いと思います。
思い思いのプランを楽しんでくださいね。

今回のコラムのテーマは、「フィードバック」の仕方について、例を挙げなが集中ノックでいきたいと思います。
きっと日常で、「これは使える」と思われそうなものを用意しました。

1.効果的なフィードバックの秘訣とはフィードバックとは、簡

もっとみる
若手社員を開発する「問いかけ」の手引き

若手社員を開発する「問いかけ」の手引き

こんにちは。
私は今、実家のある飛騨高山に滞在しています。
書斎から遠くに見える北アルプスを眺めながら、コラムを書いています。

今回は、若手社員の能力開発に活用できる、有効なコミュニケーションについて考察します。

コミュニケーションの分野でも特に昨今、多くのビジネスマンの関心を引いているのが、「問いかけ」ではないでしょうか。
社員が自己啓発するきっかけ、自己理解を深める機会を提供するのが、この

もっとみる
データで読む「プロパー社員のモチベは、なんで転職組より低いのか?」

データで読む「プロパー社員のモチベは、なんで転職組より低いのか?」

こんにちは。
連休明け、いかがお過ごしですか?
私は、「組織開発」まわりのデータ検証にハマっている今日この頃です。

今回は、調査で行きついた、あるデータから考察をしてみたいと思います。
若者の職業観にも関わる、ちょっと興味を引かれたデータです。

※今回の引用元↓
労働政策研究報告書No.213 「大都市の若者の就業行動と意識の変容―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―」|労働政策研究・研

もっとみる
DAOがもたらすかもしれないビジネスの大変革

DAOがもたらすかもしれないビジネスの大変革

こんにちは。

先週と今週は、「利き酒師」のお仕事を少ししています。
六本木ヒルズアリーナで4年ぶり開催中の、「CRAFT SAKE WEEK 2023」にて、全国選りすぐりの蔵元の日本酒をサーブしています。
お時間のある方は、ぜひお立ち寄りください。
ちなみに私の出勤日は28日、29日の16時以降です。
※詳しくは↓
CSW2023 | CRAFT SAKE WEEK

こうした活動をはじめ、最

もっとみる
ChatGPTと質問力: 知的対話のための工夫

ChatGPTと質問力: 知的対話のための工夫

こんにちは。
私は今、故郷の飛騨高山に帰省中です。
今週、地元で新たに就職した若者たちに向けて、「これからの働き方」について講演をさせていただきます。
そして、こちら飛騨高山は、ちょうど桜が満開。
美しい街並みをさらに彩っています。

今回は、登場以来、一瞬にして市民権を得たAI、「ChatGPT」。
それと日々つき合って感じている「質問力の必要性とそのコツ」について考察しました。

■質問力がな

もっとみる
「わかるように話す」必要ってどこまであるのか?

「わかるように話す」必要ってどこまであるのか?

こんにちは。
この季節、天気も良く風が強い日は、ものすごく花粉症状が出てきて憂鬱になります。
鼻をかみながら記事を書いています。

今回は、話のレベルの合わせ方について考察します。

■「わかりやすく話をして」の呪縛よく、「難しいことをわかりやすく話す人はえらい」ということを耳にします。

聞き手でいるとき、抽象度の高い話を聞いていると、
「もうちょっと、こう、具体的に話してほしいな」と思ってしま

もっとみる