- 運営しているクリエイター
記事一覧
推しのライブが終わってからの悲哀と慕情の1週間の日記
3月24日(日)
◉朝8時、池袋のホテルにて起床。昨夜、ルミネtheよしもとのセンター最前列で観たしずるの単独ライブ「不自然な藍色」の余韻がまだ東京の一室を浮遊している。
ライブ終わりにタフネス(しずるのファンの呼称)たちと交わしたビールの炭酸の痺れも喉に残っている。本当のお名前もお仕事も知らないけれど、好きなシーンやセリフを共有するだけでいつまでも話すことができる。
昨夜は観たばかりのネタ
2024年達成できなくても問題ないけどできたら嬉しい10個
祖父の七回忌法要の後、従妹弟家族と会食することになった。畳敷きの和室には明るい光が差し込み、卓に料理が美しく配膳されていく。
会うのは祖父の葬儀以来である。こちらの人見知りをものともせず、まるで毎日顔を合わせているかのように従妹弟家族は話しかけてくる。この人たちと血がつながっているのだなあと不思議な感慨にふけっていると、叔父が改まって音頭を取った。
「それではせっかく集まったことですし、一人ず
習慣化のコツはアイテム選び!2023年始めた趣味と買ってよかったもの6個
子どもの頃に想像していたほど、大人は満ち足りていないなあと思う。
多少の自由はあるけれども、時間のほとんどは労働に割かれ、稼いだお金は生活に取られる。体力は失われ、襲い来る理不尽に気力はつき、気づけば友が減っている。ありとあらゆるものがぼろぼろこぼれ落ち、あと5年もすればからっぽになるのではないかと時々不安になる。
由々しき事態を避けるため、2023年下半期は”小さくはじめる”をひそかな目標に
グッズデザインから大好きな島と大好きなカフェの未来に一歩ずつ
最初にお話をいただいたのはもう2年以上前。大阪から岡山県の犬島に移住した友人夫妻が自宅の庭にカフェを開設するとのことで、ぜひともロゴをデザインしてほしいとの依頼だった。
友人夫妻に誘われて犬島には2度訪れていた。穏やかな瀬戸内海に囲まれた、住民が30人ほどの小さな島。
コンビニもスーパーも薬局も信号もない。刻々と色を変える海と空、塩気を含んだ風の触り心地、遠く揺れる木々の声、船の往来だけが時間
どうしようもない夜にやりたいこと100個ひねり出して、会社を辞めた話
たまには新年らしく目標でも立ててみようと、やりたいこと100個を書きつけたノートを3年ぶりに引っ張り出してきた。
深夜の勢いで作成したはいいが、リストアップしただけで満足してしまい、1回見返したきりずっと放置してきた。なにを書いたのかもうあまり覚えていない。若い頃の熱の残滓に触れれば、停滞する日常を変えるモチベーションを得られるかもしれない。わずかな期待を胸に表紙を開く。
新年の浮かれ気分が吹
ファンづくりから仲間づくりへ、noteが少し楽になった
2021年5月5日から11月27日までの約半年間、私のnoteには大きなブランクがある。アクセスするのもままならない時期もあれば、書いては捨て書いては捨て、公開できない下書きだけを増やしていた時期もある。
2021年4月、面接での熱烈なアピールが身を結び、念願の出版社に転職した。大好きな文章に仕事として触れられる喜びと自分の言葉が社会を動かす使命感で、毎日はやりがいに満ちていた。
相手の話を瞬
一生のお願いを温存する語彙力再考
(語彙力):対象物から受ける感情が強く豊かすぎるあまり言葉にならない状態を、語尾につけることによって表現する語。ヤバい、エモいなどを主に肯定的に強調する。また、伝えるだけの語彙を持ち合わせていないことを束の間嘆いてみせ、自己承認欲求を隠す狙いを持つ。(都村つむぐの独断と偏見より)
twitterで見かけるたびに、便利だなあと思う。短さが賞賛される現代において、たった4文字で感動を表現できる。私も
本屋だからこそ生まれる運命的出会いを育てていきたい
自分が働く書店で本を予約した。社割で安く買えるし、貴重な売り上げにもなる。
なんてったって、大ファンのしずる村上さんが自伝(村上純『裸々』KADOKAWA)を発売するというのだ。単独ライブのために東京まで追っかけ、”タフネス”という我に返ると異様なファンネームを嬉々として自称するくらい応援している。確実に手に入れたかった。ドキドキしながら取り寄せの手続きを済ませ、日数を指折りカウントして待ち望ん