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生き死に・世の中・哲学・心理

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#エッセイ

広義では、みな、人生のディレクターであり、デザイナー。

人生の方向性を見極めるのが「ディレクション」。見極めた方向性を形づくるのが「デザイン」。

「人生」とは、電気グルーヴの前身でもある。

おっさんずラブと結婚としあわせ

おっさんずラブと結婚としあわせ

今更ながら、おっさんずラブを観た。アマゾンプライムビデオでウォッチリストに入れていたものの観ていなかった、おっさんずラブ。毎日1話ずつ観ていくつもりが、気づいたら泣きながら最終回を迎えていた、午前4時。

どうしてあの時リアルタイムで観なかったのかと後悔した。ハッシュタグ企画の時に観ていなかった自分に腹が立った。このドキドキと感動をみんなと分かち合いたかったものだ。語り合いたかった。。。

今更で

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「他者をどれだけ気にするべきか」中高生と話し合った

「他者をどれだけ気にするべきか」中高生と話し合った

「他者をどれだけ気にするべきか?」

今日、福岡県のみやこ町で5年間開催している「三四郎の学校」に参加した。私は第1回目から参加し続けていて、いつも脳から湯気を出している。「三四郎の学校」は、中高生と大人が答えのない問について話し合うワークショップだ。
今回は、「対話について」考えを深め、「何を話し合いたいか」テーマをみんなで挙げた。

そして出てきたのが、「他者をどれだけ気にするべきか」

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「自分を生きること」に、焦点を当てる

「自分を生きること」に、焦点を当てる

「ひきこもり」の方々が、気になること。
「自分探しの旅」に出る人たちに対して、「そんなもの探しても意味ないよ」と言い切れないこと。
それは、私自身が彼らと同じような思いを抱いているからなのではないかと、思うようになった。

ひきこもる人々も、自分探しに出る人々も、皆「自分とは何者か?」という問を突きつけられて、一般的な社会で生活し続けることがままならず、部屋にこもったり、旅に出たりする。
こもるこ

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「幸せだけど、たのしくない」? 夫婦のかたちを考える

「幸せだけど、たのしくない」? 夫婦のかたちを考える

「このままじゃ、パートナーとして好きって気持ちを失っちゃう」

夫にそう伝えたのは天皇誕生日の夜、みんながそわそわするクリスマスイブイブ。ふたりでストーブにあたりながら赤ワインをあけているときだった。

◆   ◆   ◆

2018年は、てんやわんやな一年だった。

まず、赤ちゃんから幼児へ猛スピードで変化する娘との生活は、はちゃめちゃに幸せだった。

腰がすわった、笑った、食べた、歯がはえた、

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働くという事と、自分にしかできない仕事

働くという事と、自分にしかできない仕事

仕事に熱意を求めるな、と母は言う。正社員で働けて、安定したお給料をもらえたらそれでいいの、と。みんながみんな楽しさとかやりがいを持って仕事しているわけではないのよ、と。

いやだ。

仕事の根っこは好きなことや楽しいことであってほしい。熱意を持って取り組みたい。仕事自体が好きとか、尊敬してついて行きたい人がいるとか。そういう熱意がないと嫌だと思うのは、甘いのだろうか。

◆お金のために働くだけじゃ

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プツンと糸が切れるとき

プツンと糸が切れるとき

がむしゃらに頑張って頑張って頑張って頑張って頑張り続けた人が、ある日 急にプツンと糸が切れたように"もう無理だ"となる。心が折れたとも言うような、そんな状態。

頑張れども頑張れども、周りの期待に応えられないと感じたり、自分の理想に届かなかったり、結果に繋がらなかったり…。

もっと頑張らなくちゃとか、自分は○○みたいに頑張れていないとか、そんな思いが、自分をどんどん追い詰めていく。そうしてある日

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逃げた先に出会えることって、ある。

逃げた先に出会えることって、ある。

得意分野で切り拓ける人生っていいなぁ。心をすり減らす環境から逃げることが、最良の選択って場合もある。
そんな風に思った、今日の大谷キミトさんのnote。

大谷さんはレタッチャーさんである。Photoshopのプロフェッショナル。ツイッターで大谷さんの存在を知り、そしてレタッチャーという仕事があることを知った。世の中にはまだまだ知らない仕事があるのだなぁと驚いたものだ。

Photoshopに関し

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学校に居場所なんてなくていい。高校生のきみへ

学校に居場所なんてなくていい。高校生のきみへ

高校生のとき、私は生きるのが苦しくて苦しくて仕方なかった。特に、いじめられていたわけでも、勉強が極めてできなかったわけでもなかったが、学校がしっくりこなかった。
友達のことも、先生のことも、好きではなかった。ただ便宜上、私は学校にいた。

もしかしたら、私と同じようにそんな不具合を感じながら通い続けている高校生がいるかもしれない。そんなことを思って、「#8月31日の夜に 悩める10代ヘの投稿を募集

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東大を舐めるな、に思う

東大を舐めるな、に思う

「東大を舐めるな」というnoteがバズっている、らしい。

「らしい」というのは「下のnote」にそう書いてあったからで、実際にどんだけバズったのかは、よくわかっていない。
noteはホーム画面しか見ないわたしが「下のnote」を見つけたのは、Twitterのフォロワーさんから流れてきたってだけなので。まぁ、なるほどなーとおもって見てたのですが。

で、ちょっと興味を持って「東大 舐め」でnote

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夢をバカにされても自尊心を保つ方法

私はnoteを神社か何かだと勘違いしている節があり、やたらとnoteに夢を書いてしまう。

そういえば、noteを始める前から人に夢を喋りがちだ。

人間には「手に入れたものを自慢したい欲求」があるとされているけど、私には「欲しいものを言いたい欲求」がある。

誰しもそうだと思っていたけど、そうでもないらしいことに最近気づいた。



世の中には、「人に夢を話せない」という人も多い。

ある友人

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"無意識"に相手を苦しめているかもしれない

"無意識"に相手を苦しめているかもしれない

唐突なんですが、タイトルの通りです。

僕は小学校の頃から「人の気持ちを考えて」行動するように言われてきた記憶が強く鮮明に残っていますが、皆さんはいかがでしょうか。

「人の嫌がることはするな」とか「人がどう思うか考えろ」みたいな言われ方を両親もそうですし、学校の先生といわれる人たちにも散々と言われてきました。

だけど、例えば競技スポーツの現場では思いっきり真逆のことをいわれます。

「相手が考

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「自業自得」と「自己責任」は全然違う

「自業自得」と「自己責任」は全然違う

10月末日

安田純平さんの記者会見を、上海から帰ってすぐ、温泉のサウナルームで見る。

大音量のけたたましいBGMと、画面を埋め尽くすスーパー(字幕)。今日ほど日本のサウナにテレビが設置してあることを嫌だなと思った事は無い。

多くのコメンテータが安田さんに対して批判的な立場をとるのに対し、IKKOさんが本当は安田さんの肩を持ちたいのにも関わらず、番組の性質上、そち一方に偏れない・・・という苦渋

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対話は難しい…

対話は難しい…

サボっていた訳ではなく、誰も投稿を期待してない中で一人でも多くの方に読んでいただくためにあれこれ考えていたら月日が経っていました。

という訳でいきなりのtwitterのリンクを貼り付けてみます。

この言葉の展開にグッときました!
「共話」初めて聞く言葉です。

12月8日に東京で開催されたsoar conferenceに参加しました。テーマは「語り」

ゲストは浦河べてるの家の向井地さん、そし

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