小野美由紀

作家。1985年生まれ。著書にSF小説「ピュア」(早川書房、2020.4)「メゾン刻の湯」(2017.2)「傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった」(2015.2)絵本「ひかりのりゅう」(2014)など。

小野美由紀

作家。1985年生まれ。著書にSF小説「ピュア」(早川書房、2020.4)「メゾン刻の湯」(2017.2)「傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった」(2015.2)絵本「ひかりのりゅう」(2014)など。

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    • 書きあぐねている人のためのエッセイ入門

      作家・小野美由紀がクリエイティブライティング講座で創作を教える過程で発見した、「わたしらしい」エッセイを書くためのTips。

    • 短編

    • ヴォルケ森の虹トースト

    • 手放してゆく言葉(『傷口から人生』 こぼれ原稿集)

    • 雑誌掲載エッセイ詰め合わせ

      過去に雑誌などに掲載された小野美由紀のエッセイ・コラムの詰め合わせです。今後も増加予定です。

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    著作・経歴・お仕事のご依頼について

    これまでの簡単な来歴と、お仕事歴・制作コンテンツをまとめました。デビューからこれまで、主に2017〜2020が中心です。 1985年東京生まれ。著書に銭湯を舞台にした青春小説「メゾン刻の湯」(ポプラ社)「人生に疲れたらスペイン巡礼」(光文社)「傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった」(幻冬舎文庫)絵本「ひかりのりゅう」(絵本塾出版)など。2020年4月に刊行された”女性がセックス後に男性を食べないと妊娠できない世界になったら?”を描いた恋愛SF小説

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      • 【短編】ピンクの象が窓から(改稿版)

         ピンクの象が窓からじいっとこちらを見つめている。私は負けじと彼を見つめ返す。彼はゼラチン質のねばねばした何かでできていて、窓枠(もう何年も、誰も塗り替えていない)にベタベタとくっついて、なかなか離れそうにない。私は手を伸ばし、ノブを押し上げて窓を開け、彼に触ろうと試みる。けれど背の低い私の手は、頭のはるか上のノブまで届かない。私がそうしている合間にも彼は絶え間なく私を見ている。部屋の角のクリスマスツリーに巻きついた豆電球がピカピカと輝いて、彼の半透明の体にその蛍光緑の光が混

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        • 2021年、買ってよかったもの&課金してよかったサービス

          生活が豊かになったガジェットorツール部門 /Anker Nebula Capsule II今年イチ買ってよかったと思うのがこれ。Nebulaのプロジェクター。 我が家にはテレビがありません。けど、NetflixやYoutubeを大画面で見たい。そんな時に大活躍してくれます。 画面サイズや置く場所も調整できる上、Wifiに自動接続でワンタッチで動画サービスサイトに接続できる。 天井に映して寝っ転がりながら映画鑑賞、なんてこともできちゃいます。 最初は寝室で使う予定でしたが

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          • 人生で初めてストリップ劇場に行ったら、全ての女性器を好きになれた話

            突然ですが皆さんは女性器が好きですか? 私はあまり好きではなかった。 ついこの前、四国最後のストリップ劇場で他人のナマの女性器に直面するまでは。 11月17日 「道後クリエイティブステイ」に参加するため道後温泉に到着。 道後と言えば四国最後のストリップ劇場がある。その名も「ニュー道後ミュージック」。 最初その名前を聞いた時はミュージックバーか何かかと思ったが、昼はうどん屋、夜はストリップ劇場という珍妙な営業形態をしているらしい。 私はストリップを見たことがない。なんと

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          • 手放してゆく言葉(『傷口から人生』 こぼれ原稿集)
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            母校の成蹊高校で「SFプロトタイピング」を実施して分かったこと

            母校の成蹊高校にてSFプロトタイピングのワークショップを行いました。 同じく卒業生で、WIRED.jpなどで編集者として働く岡田弘太郎さんとの共同開催です。 高校でSFプロトタイピングのワークショップが開催されたのは、全国で初めてではないかと思われます。 参加者は生徒、卒業生、先生方の14名。 まず「2050年の社会は今とどう変わっているか?」について各自の予測を持ち寄り、次に「あなたが2050年の成蹊高校の校長だったらどんな学校にしたいか」という切り口で議論を重ね、

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            なぜNFT?ーSF小説「ピュア」と、2つの異なる未公開英訳版のNFTを同時出品する理由

            短編SF小説「ピュア」とその英訳版のNFTをOpenSeaのオークションで入札開始しました。 日本文芸の翻訳家が「食える」ようにすること。 それを通じて、日本文芸・文学と世界の接点を増やすこと。 それがこの世界で初の日本人の商業作家による短編小説NFTの発売、及び英訳版NFTの発売に寄せる思いです。 本作、短編小説「ピュア」のNFTは、日本の商業作家が過去作品をNFTとして出品する初めての例です。また、世界に一つしかない、未公開の英語翻訳版を同時販売することも、もちろん世

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            Why NFTs?-Author's Statement about Japanese first SF novel NFT"Pure" translated in English

            Why NFTs? Pure is a love story set in a world where women can’t get pregnant unless they eat their male partner after sex. This short story was first published on Hayakawa Publishing’s online blog in 2019. It attracted significant attentio

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            【10/31】5感で書くクリエイティブ・ライティング講座(満席・キャンセル待ち受付中)

            東京・金沢・名古屋・京都で開催し、「自分の書きたい作品がのびのびと書けるようになった!」「創作活動が楽しくなった!」とご好評いただいていた文章ワークショップ「5感で書くクリエイティブ・ライティング講座」のオンラインバージョンを、10月31日(日)に開催いたします。 「創作モード」に没入し、作家の脳を追体験する4時間半 上手な文章を書こうとすればするほど、書けなくなるのはなぜでしょう? 人に伝わる文章を書こうと思っていても、いざパソコンや紙に向かうと余計なルールや思考(「

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            【8月15日(日)】5感で書くクリエイティブ・ライティング講座(8名限定)残席2名

            東京・金沢・名古屋・京都で毎月開催し、「自分の書きたい作品がのびのびと書けるようになった!」「創作活動が楽しくなった!」とご好評いただいている文章講座「5感で書くクリエイティブ・ライティング講座」をオンラインにて8月15日(日)に開催いたします。 「創作モード」に没入し、作家の脳を追体験する4時間半 上手な文章を書こうとすればするほど、書けなくなるのはなぜでしょう? 人に伝わる文章を書こうと思っていても、いざパソコンや紙に向かうと余計なルールや思考(「うまく書けるだろう

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            7月21日新刊「路地裏のウォンビン」が発売されます。

            新刊「路地裏のウォンビン」がU-NEXTから発売されます。 出版社:U-NEXT 表紙イラスト:yoco あらすじ:スラムで育ち、幼いころからスリで身を立てていたルゥとウォンビン。 いつかこの生活から抜け出すことを願いつつも、生き延びるために汚れ仕事を避けることはできない。そんな二人を引き裂く出来事が起こる。 養父母に引き取られ文化的な生活を手に入れたルゥにとって気がかりなのは、願ってもない別れ方をしたウォンビンのことだった。 そして、偶然の邂逅からまたしても二人の運命

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            7/21(水)7:30-NHK総合「お試し!未来さん」に出演します

            【テレビ出演情報】21日NHK総合夜7:30放送の情報バラエティ「お試し!未来さん」にSF作家枠で出演します。 SF作家らしいことは何一つ話しませんでしたが、ファーストサマー・ウイカさんがビューティフルだった事だけは覚えています。大変面白い番組なのでぜひご覧ください!

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            「ピュア」(早川書房)がイタリアで翻訳出版されます

            「ピュア」(早川書房)がイタリアで翻訳出版されることになりました…!! イタリア人読者にどう読まれるか楽しみです。 嬉しかったので、我が家にあるもので即席でイタリア国旗を作りました。

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            『物語る』ことは、欲望を可視化することーWIRED×サイバーエージェントのSci-Fiプロトタイピングに参加しました。

            WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所が、サイバーエージェントと行ったプロジェクトにSF作家として参加しました。 テーマは「ミラーワールド/メタヴァース時代のメディア・広告の未来」。 事例記事がWIRED.jpで公開されています。 私は常々、創作とは自分の欲望と向き合うことだと考えている。 「そうであってほしい未来」もしくは「そうであって欲しくない未来」。 未来に関する欲望は、裏を返せば現状に対する不満や、ニーズがその根幹にある。社会や政治の在り方への不満も

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            映画レビュー『SNS少女たちの10日間』ー警鐘は鳴らされた。でも、その先は?

            「SNS-少女たちの10日間-」という映画を見た。 公開前から私の周りで話題になっており、友人の今井紀明くんが公式サイトにコメントを寄せたりしていたので期待しながら見に行った(残念ながら緊急事態宣言が続いているさなかの公開だったので、映画館はガラガラだった)。 結論から言うと、思った以上にエグく、また見る前に想定していたのとは別の感想を抱いた。(以下、映画の楽しみを損なわない程度のネタバレがあります) まず、小児性愛者の実態に関して。 これは、見る前に知っていた程度・

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            4月4日(日)5感で書くクリエイティブライティング講座(残り数名)

            東京・金沢・名古屋・京都で毎月開催し、「自分の書きたい作品がのびのびと書けるようになった!」「創作活動が楽しくなった!」とご好評いただいている文章講座「5感で書くクリエイティブ・ライティング講座」をオンラインにて4月4日に開催いたします。 「創作モード」に没入し、作家の脳を追体験する4時間半 上手な文章を書こうとすればするほど、書けなくなるのはなぜでしょう? 人に伝わる文章を書こうと思っていても、いざパソコンや紙に向かうと余計なルールや思考(「うまく書けるだろうか?」「

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            私が14歳だった頃 #14歳の栞

            わたしが14歳だったころ 廊下はわたしを押し返すように迫ってき 水着の面積は小さすぎた 教室はきゅうくつで たえず他人の不快な匂いに満ちており 大人たちは自分とは同じ生き物とは思えず 怒鳴ったり強いたり 意味があるとも思えない文字を黒板に羅列したりして こんな生き物には とうていなりたくないと思っていた わたしの首すじには炎のたてがみが生えていて 願えばいつでも違う世界に飛んでいけると知っていた わたし以外の誰もがそれを知らず 言えば笑われることも

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