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2020年7月の記事一覧
オンラインライブを観た⑦(GOING UNDER GROUND/the chef cooks me/cero)
7.15 GOING UNDER GROUND [LIVEHAUS SoundCHECK](アーカイブ7/22迄)
バンドにとっての108日ぶりのライブを収めた映像。この収録の翌週にYATSUI FESTIVALに出演ということもあり、セットリストはかなり似てる。新曲中心だし、ライブタイトル通り、サウンドチェック的な意味合いもあるスタジオセッションとライブの中間のような1時間。
青春の光と影を
2020年7月の映画(アルプススタンドのはしの方/ドロステのはてで僕ら/ドンテンタウン/MOTHER)
アルプススタンドのはしの方
あらすじを読んだ時点で立ち上がってくるこれは良さそう、という予感を遥かに超えてくる特大傑作だった。甲子園の1回戦、応援に駆り出された演劇部2人、帰宅部1人、元野球部1人の4人がタイトル通り、観客席の端っこで織り成す会話劇。野球をモチーフにしていながらグラウンドは一切映らない。それぞれが抱える想いが試合が進むにつれて露わになり、ティーン特有の冷淡や諦念を丸ごと吹き飛ばす
オンラインライブを観た⑩(7.28LIVE HOLIC/7.26アルカラ)
7.28 LIVE HOLIC extra vol.4 -another edition-(アーカイブ7/31迄)
スペシャが主催の対バンイベント。今年のZepp公演出演予定バンドの代表者によるアコースティックライブという形でオンライン開催。
1番手はandrop内澤崇仁。小さなランプが灯る中、1曲目「Hikari」から完璧な選曲だ。元より、闇から光へと向かっていくことを歌うことの多かったバン
オンラインライブを観た⑨(never young beach/SAKANAMON)
7.24 never young beach "The Pentagon Session @ Setagaya Studio"(アーカイブ7/27迄)
ネバヤンのスタジオライブ。音源はスタジオで一発録り、そこに監督にPennackyを迎えたかなりトリッキーなライブビデオをくっつけての映像配信。プラレールからのアングル、魚眼レンズによるカット、異様な接写や謎のパートチェンジなど、和気あいあいとした
夏の煙にまかれては消えてゆくプレイリスト
1月、2月、3月、4月、5月、6月、8月、8月末、10月、11月、12月。ついにラストふた月。7月がとにかくぐずついた天気ばかりで、このプレイリストの出し時を見計らっていた。カラッとした、爽快な日に聴きたい24曲。
1.くるり「7月の夜」[1:00]
電話と散歩、猫とミルクというアイテム選びが至高。サビが来そうなところでドロップみたいになるの、EDMを先駆けてやってたのかな!
2.きのこ帝国「
オンラインライブを観た⑧(ネクライトーキー/the telephones)
7.23 ネクライトーキー 「デジタルビリビリ演奏会」
初のオンラインライブ。メジャーデビューに併せて最大規模の全国ツアーという折にコロナ禍でほぼ中止。きっと諸々に負の感情を抱えているであろう5人、1曲目「めっちゃかわいいうた」から勿論トップギア。2曲目「夢見るドブネズミ」も、きっとこの夏多くのフェスでプレイされていただろうな、、と思うのだけれど、そんな無念を蹴り飛ばすような演奏だ。<地べたを這
[Real Sound寄稿記事]米津玄師、サカナクション、never young beach......奥山由之監督の表情豊かなMVがくれる驚きと温かみ
Real Soundに18回目の寄稿をしました。写真家/映像作家の奥山由之氏が撮影してきたミュージックビデオを網羅的に紹介。今回はもう音楽記事じゃなくて、ほとんど映像に関しての話。ことごとく好きなMVばかりで楽しかった。
一括りにできる言葉はなかなかないくらい、幅広い作風が特徴だと思った。8mmフィルムの質感を活かした作品は意外と少なくて、その音楽に即した映像のテイストを希求する作家であった。以
2020年上半期ベストトラック10
10位 小山田壮平「OH MY GOD」
ジャングリーなリフで進行していく、andymoriにもALにもないアレンジアプローチをソロ1作目に持ってくる気概。稀代のシンガーの初メジャー作。
9位 odol「瞬間」
ドクドクと脈打つ心臓のような昂るドラミングに、さっぱりとした歌が乗る。沸沸とした予感を歌うに相応しい、物語性のある出色のアレンジ。
8位 Ropes「TONIGHT」
このリズム
ケラリーノ・サンドロヴィッチ『PRE AFTER CORONA SHOW』
ケラリーノ・サンドロヴィッチが脚本・演出を手掛けた2本の作品が先週7/12に公開。お値段的にもオンラインイベントにしては高めの設定なのでどんなもんかと様子を見ていたけど、やはり好きなものにお金は使おうと思い立って買ったところ、とんでもなく面白かったので感想を書き記したい。
と言いたいのだけど、感想というのはこの作品において何が適切なのか分からない。そもそも感想とは何だい。感じて想ったこと、ってい
「音楽の日2020」、スピッツ&エレカシが見せる円熟味と信頼感溢れるステージに注目[Real Sound寄稿記事]
Real Soundに17回目の寄稿をしました。Real Soundはテレビ特番に併せて期待記事をアップすることが多いのですが、今回「音楽の日2020」出演のスピッツとエレファントカシマシについて、「猫ちぐら」と「俺たちの明日」を今歌う意味などを勝手に語りまくりました。
前回の「サーカスナイト」もそうだったけど、語り尽くされてきたような名曲を改めて読み深める面白さってある。「俺たちの明日」の意義
7.15 UNISON SQUARE GARDEN「USG 2020 “LIVE (in the) HOUSE”」
5月に開催が決定してからというもの、セトリをファン投票を元に決めるとか、通販でフードやグッズを販売したりとか、種々の催しを仕込んで期待を高めてきたこのライブ。オンラインでもやっぱり告知は早い方がいいのかも、とか考えてしまうくらいには開催前からかなりのワクワクをくれるライブである。20:00に開演の暗転が画面で起こり、お馴染みのSEが流れ始める。
イズミカワソラ「絵の具」がかかる中、舞台裏で待機す
オンラインライブを観た⑥(星野源/Yogee New Waves)
7.12 Gen Hoshino’s 10th Anniversary Concert “Gratitude”(アーカイブ 7/19迄)
『ばかのうた』から10年。まさかこんなにも誰もが知ってるスターになるなんて思いもしなかった、なんてことすら言い飽きるくらいには国民的存在なわけだが、初のオンラインライブは管弦楽団、ダンサーなしの小編成。ちょうど、2014年のホールツアーの雰囲気をおげんさんメン
2020.7.13 アルカラ「サヨナラ、アカブリ。」at マイナビBLITZ赤坂
コロナ禍において、即座にスタジオライブを配信したり、自粛期間中は稲村大祐が弾き語りを公開、ライブハウスの運営が再開されたら即座にオンラインライブ、、、とライブを生業とするバンドらしい、実直な活動を重ねてきたアルカラ。9月閉店する予定の赤坂BLITZにて初の有料配信を敢行した。スーパーサポートギターヒーローに為川裕也(folca)を迎える編成。
SEをぶった切るような「サスペンス激情 第二楽章」の
2020.7.11 #LIVEWIRE_くるり in 京都磔磔
3月からのツアーが中止となっていたくるり、初のオンラインライブ配信はBOBO(Dr)、野崎泰弘(Key)、松本大樹(Gt)を迎えた6人編成。BOBOが叩くビートで繰り出される「琥珀色の街、上海蟹の朝」はパワフルで実に新鮮である!なんて思っていると、しれっとファンファン(Tp/Pf)が去り、岸田繁(Vo/Gt)、佐藤征史(Ba)に野崎とBOBOの4人編成へ。この公演ではかわるがわるメンバーが入れ替わ
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