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#国際結婚
この春読みたい!韓国&日本のおすすめ絵本
ポッドキャスト第40回、配信しました。今回は韓国と日本の絵本にまつわるお話です。
韓国で子育てしていると韓国の絵本に詳しくなりそうなものですが、わが家では5歳児に日本語を継承したいという思いから、平日は私が日本語の読み聞かせを担当。週末に夫が韓国語で読み聞かせているので、私はこれまで韓国の絵本をじっくり読むことがあまりありませんでした。
時々5歳児にせがまれて、韓国の絵本を韓国語で読むこともあ
韓国に住む日本のおばちゃんが読んでみた。 『台湾はおばちゃんで回ってる?!』
人が見知らぬ誰かに対して親近感を抱く瞬間って、相手が自分と似たような経験をしていたり、共通項や共感できることが多かったりした時じゃないかと思うんですが、みなさんはどうでしょうか? 例えば私の場合、ある女性のプロフィールにこんなキーワードが並んでいるのを見て、とても親しみを抱きました。
80年代前半生まれ、編集者、ライター、海外移住、離婚、再婚、国際結婚、ステップファミリー、男の子の母。ここま
韓国と縁深い役者たち ~上野樹里、三浦春馬〜
7月7日の七夕になると、毎年思い出す大切な映画があります。それは、亡き佐々部清監督の作品『チルソクの夏』(2004年公開)。
1970年代の山口県下関市と韓国・釜山を舞台に、関釜陸上競技大会を通して出会った日韓の高校生の淡い恋や友情が描かれています。
▲映画『チルソクの夏』予告編。(予告編を見ただけで泣けてくる)
この映画に出演していた上野樹里さんは2006年、ドラマ『のだめカンタービレ
韓国の嫁・姑・舅事情① ~漫画『ミョヌラギ』より~
今から数年前、子どもを産んで間もない頃だったでしょうか。『ミョヌラギ(며느라기)』というWEB漫画の存在を知りました。書籍化されたものを読もうと思いながら、機会を逃してはや数年。前回の記事で紹介したソウル国際図書展で『ミョヌラギ』作者のブースを見つけたこときっかけに、やっと手に取り読んでみました。
このタイトルが意味する通り、漫画『ミョヌラギ』では、韓国で嫁(며느리)という立場になった人の多
一冊の書に歴史あり 『書籍修繕という仕事(어느 책 수선가의 기록)』
私は幼い頃から本が好きで、書店や図書館のように本がたくさんある場所も大好きです。これまでいろんな土地で暮らしてきましたが、どこに行っても私のそばにはいつも本がありました。
こう書くと、「文学少女」や「本の虫」といった印象をもたれるかもしれませんが、実際はちょっと違います。書棚に並んだ本の背表紙をただ眺めているだけの日もあるし、本を開いたとたんに眠ってしまう日も多いし、かばんの中に本を入れたま
「いいかげんなイタリア生活」と日韓のルッキズム
ルッキズムとは〝見た目の良し悪しで人の価値をはかること〟で、日本では外見至上主義と言われていますよね。
日本で暮らしていた時は「もうちょっと痩せたらいいのに」、「化粧ちゃんとしたら?」、「よく二の腕出せるね」などと身近な人に言われたり、人と会った時に頭の上から足の先まで舐めるようにチェックされることがよくありましたが、韓国でも身内から「太った?」とか「皮膚科行ったら?」と容姿について時々言及
のだめと、志のぶと、ダメママと。 《泣きたい夜は漫画を読もう》
生きていると誰にでも、大なり小なり大変なことや辛いことが起こるわけですが、それを笑いに変えてしまえる人って素敵だと思いませんか?クラシックをテーマにした音楽コメディ漫画『のだめカンタービレ』の作者、二ノ宮知子さんは、私の中でまさにそんな人。
二ノ宮さんの作品を知ったのは、札幌で暮らしていた大学時代、NHKで放送されたドラマ『農家のヨメになりたい』(深田恭子、中村俊介出演)を観たのがきっかけで
チョ•ナムジュ著『彼女の名前は』
先日、韓国の短編小説集『彼女の名前は』を読み終えた。『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者、チョ・ナムジュが韓国で2018年に発表した作品で、2020年に日本でも翻訳出版されている。
9〜69歳まで60人余りの女性に話を聞いた著者が、2017年の1年間、新聞や雑誌にフィクションやエッセイを連載。それを再構成し、28編の小説集としてまとめた1冊だ。1つひとつの話はとても短く、読みやすい。でも、そ
カフェでまた、会いましょう。
昨日、ずっと会いたかった韓国人の友人と3か月ぶりに再会した。彼女は同じ年で子育ての真っ最中であり、パートナーが外国人(日本人)。しかも、学生時代に抱いていた夢や経験してきた職業も似通っているという、たくさんの共通点がある女性だ。
お互い在宅で仕事をしていたり、家事や育児で思うように時間がとれなかったりするものの、やっと先週、韓国・首都圏の「社会的距離の確保」が第1段階に引き下げられ、彼女の息
『82年生まれ、キム・ジヨン』を語る② 私と夫に生まれた変化
小説の絶望感を経て、映画で描いた希望 物語の中で、キム・ジヨンは子どもを保育園に預け、再就職を目指すものの、「他人の人格が憑依して思いを語りだす」という言動が増え始め、夫の勧めで精神科を訪れる。小説は男性精神科医のカウンセリングカルテを読むような形で、淡々と物語が進んでいき、丁寧な心理描写や感情的な表現というものがほぼない。
それはこの夏、4世代にわたる在日コリアン一家の人生を描いたミン・ジ
『82年生まれ、キム・ジヨン』を語る① 義母と私と母の物語
50年生まれの義母 数か月前、ソウルから車で2時間ほど離れた田舎町にある夫の実家を訪ねた時、義母がこんな話を始めたことがあった。その時私は台所に立ち、義母と一緒に昼食用のチャプチェ(韓国春雨と肉や野菜を甘辛く炒めたもの)を作っていた。
「結婚して国民学校(小学校)の教師を辞めた時、お父さんがソウルで会社に勤めていたんだけど、息子が生まれて1年経った頃、突然、実家に帰って酪農をしようと言いだして