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美術(エコール・ド・パリ、70s現代美術)・音楽(J-POP、JAZZ、R&B…

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美術(エコール・ド・パリ、70s現代美術)・音楽(J-POP、JAZZ、R&B、HIPHOP、K-POP、ダンスミュージック)・映画(ヌーヴェルバーグ)・旅行が好き。言語化が苦手な筆者による壁打ちNoteになる予定。情報まとめも兼ねる。

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<入隊に際しての一考察>アドラー心理学からみるBTSキムソクジンの魅力

本日入隊を迎える韓国のアイドルグループBTS(防弾少年団;방탄소년단)の長男、キムソクジン(김석진)。つい先日30歳を迎えた彼は、グループの世界的成功から延期となっ…

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<映画レビュー>She Said

被害者たちの挙げた声、その勇気、そしてジャーナリストたちの信念に打ち震えた。 無視され、軽んじられてきた彼女たちの声をもう一度掬い上げる。これまでの、そして今こ…

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来月のエズラコレクティブとBIGYUKIの予習も兼ねて。RMとグラスパーが起点とのこと。どっちも大好き。源さんの仰っていることに似るが、好きなヒト、モノ、コトが行き着くところは結局ジャズなのだ。

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1年前

<映画レビュー>ケイコ 目を澄ませて

2013年までに4戦を戦った元プロボクサー・小笠原恵子の自伝「負けないで!」が原案の本作。監督は「Playback」でデビューし、「きみの鳥はうたえる」で注目を集めた三宅唱…

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ようやく釜山コンを劇場にて。メンバーの表情や一挙一動を目に焼き付けようと思ったけど、ラプラのUGH!とCypher PT3:Killerで致死量を浴びてしまって放心状態に。そこからあまり記憶がないので、もう一度スクリーンで見てこなければ。次はしっかり心の準備して行くことを忘れず。

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1年前
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<映画レビュー>MyFFF2023より「海辺の女」UNE FEMME A LA MER 

毎年この時期は、オンライン映画祭「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」をチェックしている。 MyFFFはフランス映画を中心に紹介するオンラインのイベン…

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<映画レビュー>マイ・ブロークン・マリコ

アマプラで永野芽郁主演にて漫画実写化の邦画を鑑賞。Filmarksにレビューを書いたけれど、少し消化不良なのでこちらにも残しておく。 あらすじ 近しい人を亡くしたとき、…

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1年前
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<シュール好き必見>Chicken shop dateのすすめ

年末にあるイギリスのYoutubeチャンネルにハマった。チキン・ショップ・デートという5分弱で短めながら質の高いインタビュー番組である。 Chicken shop dateとは、ホスト…

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1年前
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年間ベスト展覧会 TOP10 2022

ーはじめにー 年が明けてしまったが、知らんぷりして勝手に2022年文化活動総括第3弾、美術館巡り編。 今年訪れた展覧会を数えてみると、30ほど。音楽や映画に加えて、かな…

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1年前
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<Dia Beaconライブへの一考察>RM(キムナムジュン)のアート=音楽の越境芸術活動

はじめにBTSリーダーRM、もといキムナムジュンの「20代最後のアーカイブ」と銘打ったIndigoは約3年半の構想を経て、BTSの個人活動第3弾という形で満を辞して発表された。 …

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1年前
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年間ベストムービー TOP10 2022

2022年文化活動総括第2弾(勝手に)映画編。 今年は映画館で映画を見ることがほとんどできなかったのが心残り。映画館、特に名画座・ミニシアターの閉館が相次いだ中、今年…

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年間ベストアルバム TOP50 2022

早いもので、もう12月中旬。1月にThe Weekend、C.O.S.A、宇多田の新譜がいきなり出たかと思いきや、12月の現在に至るまでもRM、SZAとLittle Simsらが新作を発表し、1年を通…

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<入隊に際しての一考察>アドラー心理学からみるBTSキムソクジンの魅力

<入隊に際しての一考察>アドラー心理学からみるBTSキムソクジンの魅力

本日入隊を迎える韓国のアイドルグループBTS(防弾少年団;방탄소년단)の長男、キムソクジン(김석진)。つい先日30歳を迎えた彼は、グループの世界的成功から延期となっていた兵役へと行くこととなった。BTSに、そしてキムソクジンに筆者がハマってからというもの毎日が幸せな日々であったが、今日という日はどうしても寂しさに押し流されそうになるため、気分転換も兼ねてジンの魅力について改めて記しておこうと思う。

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<映画レビュー>She Said

<映画レビュー>She Said

被害者たちの挙げた声、その勇気、そしてジャーナリストたちの信念に打ち震えた。

無視され、軽んじられてきた彼女たちの声をもう一度掬い上げる。これまでの、そして今この瞬間苦しんでいる現実の被害者、さらにはこれからなり得るかもしれない潜在的な被害者のために。すなわちそれは、女性、クィア、ひいては男性含む全ての人々の物語となりうる。

今この瞬間、#metoo及び本作の公開後の社会において、ここで描かれ

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来月のエズラコレクティブとBIGYUKIの予習も兼ねて。RMとグラスパーが起点とのこと。どっちも大好き。源さんの仰っていることに似るが、好きなヒト、モノ、コトが行き着くところは結局ジャズなのだ。

<映画レビュー>ケイコ 目を澄ませて

<映画レビュー>ケイコ 目を澄ませて

2013年までに4戦を戦った元プロボクサー・小笠原恵子の自伝「負けないで!」が原案の本作。監督は「Playback」でデビューし、「きみの鳥はうたえる」で注目を集めた三宅唱。ケイコ役は「愛がなんだ」でテルコを演じた岸井ゆきのである。

あらすじは以下のとおり。

本作を見て、彼女の「熱」の持ち方が印象に残った。
熱がある体調の悪い時は勿論、身体が心についていかない際の微妙な不調子まで。
身体は熱い

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ようやく釜山コンを劇場にて。メンバーの表情や一挙一動を目に焼き付けようと思ったけど、ラプラのUGH!とCypher PT3:Killerで致死量を浴びてしまって放心状態に。そこからあまり記憶がないので、もう一度スクリーンで見てこなければ。次はしっかり心の準備して行くことを忘れず。

<映画レビュー>MyFFF2023より「海辺の女」UNE FEMME A LA MER 

<映画レビュー>MyFFF2023より「海辺の女」UNE FEMME A LA MER 

毎年この時期は、オンライン映画祭「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」をチェックしている。
MyFFFはフランス映画を中心に紹介するオンラインのイベントで、
2020年にコロナ禍で開催された「おうちにいよう MyFFF STAY HOME EDITION」をきっかけに知った。

今年は出遅れてまだ1作しか見れていないが、それがかなりの当たり作品だったので記しておきたい。

「海

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<映画レビュー>マイ・ブロークン・マリコ

<映画レビュー>マイ・ブロークン・マリコ

アマプラで永野芽郁主演にて漫画実写化の邦画を鑑賞。Filmarksにレビューを書いたけれど、少し消化不良なのでこちらにも残しておく。

あらすじ

近しい人を亡くしたとき、遺された人はどうしても未練や後悔の念から、罪の意識を持つことが多いように思う。

マリコを亡くしたシイノもまた、生前のマリコに対する己の態度を顧みて、依存体質のマリコをウザがっていたことや、それらの苦い記憶を忘れていってしまうこ

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<シュール好き必見>Chicken shop dateのすすめ

<シュール好き必見>Chicken shop dateのすすめ

年末にあるイギリスのYoutubeチャンネルにハマった。チキン・ショップ・デートという5分弱で短めながら質の高いインタビュー番組である。

Chicken shop dateとは、ホストのアメリア・ディモルデンバーグ(Amelia Dimoldenberg)が、アーティスト(特にグライムシーンのラッパー中心)やセレブたちをチキンショップにデートに連れて行くというコンセプトのYoutube番組だ。

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年間ベスト展覧会 TOP10 2022

年間ベスト展覧会 TOP10 2022

ーはじめにー
年が明けてしまったが、知らんぷりして勝手に2022年文化活動総括第3弾、美術館巡り編。
今年訪れた展覧会を数えてみると、30ほど。音楽や映画に加えて、かなり母数は少ないが、良かったり印象に残っているものを10個記しておこうと思う。例によって、*をつけた5つにはコメントを付している。

10.影をしたためる(biscuit gallery)*渋谷のbiscuit galleryが、若手

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<Dia Beaconライブへの一考察>RM(キムナムジュン)のアート=音楽の越境芸術活動

<Dia Beaconライブへの一考察>RM(キムナムジュン)のアート=音楽の越境芸術活動

はじめにBTSリーダーRM、もといキムナムジュンの「20代最後のアーカイブ」と銘打ったIndigoは約3年半の構想を経て、BTSの個人活動第3弾という形で満を辞して発表された。

本作の特徴は何と言ってもそのボーダーレス性にあると言えるだろう。アメリカの音楽シーンの大御所(エリカ・バドゥやアンダーソン・パーク)から、韓国の若手インディーミュージシャン(キム・サウォルやチェリーフィルターのユージーン

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年間ベストムービー TOP10 2022

年間ベストムービー TOP10 2022

2022年文化活動総括第2弾(勝手に)映画編。
今年は映画館で映画を見ることがほとんどできなかったのが心残り。映画館、特に名画座・ミニシアターの閉館が相次いだ中、今年9月にオープンした菊川のStrangersでゴダール特集を見れたことは良かったと思う。Filmarksに記録している限りだと、今年新旧含め61本鑑賞した。割合的には新旧3:7くらいだろうか。今年見た映画のうち、特に印象に残っている10

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年間ベストアルバム TOP50 2022

年間ベストアルバム TOP50 2022

早いもので、もう12月中旬。1月にThe Weekend、C.O.S.A、宇多田の新譜がいきなり出たかと思いきや、12月の現在に至るまでもRM、SZAとLittle Simsらが新作を発表し、1年を通して勢いは衰えることがなかった。2022年は音楽業界全体として豊作な1年だったと言えるのではないだろうか。

毎年備忘録的につけている良かった作品群を今年はNOTEに記しておこうと思う。あまりにも良い

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