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#映画館の思い出

映画館で観てよかった映画、はじめて行ったときの思い出など、映画館で観るたのしさをテーマに作品を募集します

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第37回東京国際映画祭に行ってきた!映画「トラフィック」舞台挨拶上映感想-ヨーロッパの分断と貧困問題を見て思うこと

第37回東京国際映画祭に行ってきた! 私が鑑賞したのは今年のコンペティション部門作品「トラフィック」のプレミア上映とQ&Aだ。 是非Voicyでもお聴きください♪ TOHOシネマズ日比谷シャンテで行われ、テオドラ・アナ・ミハイ監督、本作に出演する俳優のイオヌツ・ニクラエ、ラレシュ・アンドリッチが登壇した。 監督は、第34回東京国際映画祭審査員特別賞を受賞した『母の聖戦』のルーマニア出身の女性監督・テオドラ・アナ・ミハイ監督だ。 実際に起こった美術品盗難事件をヒントに

私たちは映画館の片隅で待ち合わせをするように反抗期を過ごした

あの子はどこに行ってしまったのか。 心が追いつかない私の目の前にいたのは、苛々しながら口を利かない終始不機嫌な反抗期の息子。 それはまるで長く停滞する台風のように不安定で、それぞれその扱いづらさに戸惑いながら、じっと過ぎ去るのを待つしかなかった。 薄暗い中、私はその変化にだいぶ打ちのめされたけれど、息子本人も色々と大変だったことだろう。 思春期、反抗期の親子関係。決して珍しいことではない……しかし、もうあの悲しみは二度と味わいたくない。 当時、そんな私たち親子を唯一

変な期待をしてごめんなさい『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』

観る前からワクワク、っていうかゾクゾクする映画って、こういう映画を言うんじゃないかしらね。ホワキン・フェニックス主演「ジョーカー」の続編で、ハーレイ・クイン役にレディ・ガガ! 知らない人のために説明すると、ジョーカーは貧しくて精神疾患があるけど優しくて人を楽しませるのが好きなコメディアン志望の男なの。だけど辛い状況の中で精神バランスを崩して殺人を犯してしまう。殺した相手がエリートの金持ちだったものだから、世の中は彼を弱者の星のように祭り上げて、ジョーカー自身もそういう存在に

気のせいであってほしい、わたし。

みゆと申します。 お読みいただき、ありがとうございます。 今日は懲りずに書きます。←※いつもだろよ よろしくお願いします。 何年ぶりだろうか。 ようやく映画館に足を運ぶことができた。 ↑こういう書き出しだと、「知らんがな」と言われないかすごく心配になる。気のせいか。 いや、おそらく気のせいやな。 そうそう、たぶん気のせい(ry) (※↑はよ進めや、御託はええて) 映画館ならではの、受動的に情報を受け取るこの限られた時間がたまらなく好きだ。 景色が暗くなるこの瞬間に、

スクリーンの向こう側

ブザーが鳴れば、真っ赤なビロードの幕が開く。徐々に暗くなる照明、ぱっとついた光が物語を語りだす。赤く染まる夕陽に恋人たちの影、ジャングルを駆け抜ける冒険者、真っ青な海に飛び込む犯人と刑事。フィルムがめぐれば物語も巡る。瞳にまぶしいほどの光を反射させながらみんな釘付けになる、そんな場所。 これは街のちいさなミニシアターで働き出したわたしの、なんてことのない日々の話。 * その映画館と出会ったのは、小さな頃だった。おじいちゃんやおばあちゃん、お父さんも昔はよく通ったという小

傲慢と善良【映画レビュー】

週末は夫と映画館デートをしました。 今回観たのは、辻村深月さん原作の傲慢と善良。 以前原作を読んで面白かったので、映画も見れて良かったです。 ちなみにあらすじはこちら☟ 以前原作のレビューも書きましたが☟ 映画の方もレビューしたいと思います。 結論から言うと面白かったです。 間違いなく夫の趣味ではないと思っていたけれど、その夫も面白かったと。もう一回見ても良いくらいだと絶賛してくれてちょっと嬉しかったです。 普段本を読まない夫ですが、家に帰ってから原作を手に取ってく

「八月の鯨」の思い出から“サブカル気取り”について考えた

映画『八月の鯨』を小さな映画館で観たのはもう30年以上前のこと。私はまだ三十路前だったと思います・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ あっ、☀この記事はクロサキナオさんの企画参加記事です☀ #クロサキナオの2024AugustApex 【参加条件】の一つ「①記事内容が「8月にちなんだ話」で構成されている。」にこじつけた内容であることをご理解ください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 『八月の鯨』がよくわからない 私がまだ三十路前の頃、年下の彼女(今の妻)を

選挙に行こう『シビル・ウォー アメリカ最後の日』

アメリカで内戦が勃発するのね。大統領に反旗を翻した反政府軍によるホワイトハウス陥落が目前に迫るの。そうなる前に大統領からインタビューを取ろうと4人のジャーナリストがニューヨークからワシントンDCへ向かうんだけど、道中で激しい銃撃戦に遭遇したり、戦争に無関心を装う一見平和な街があったり、純粋(?)なアメリカ人以外を排除する極右に襲われたり、戦火をゆくロードムービーっていう感じ。 4人のジャーナリストの中にはベテラン女性カメラマンと、彼女に憧れるカメラマン志望の女の子がいるんだ

俺的原点映画、ベスト10

今回は自分の思いつくままに オールタイムベストを書いていこうかと思います 2024/9/24現在 ここに書いた映画はどれもオススメなのでぜひ見てないのがあったら見てみてくださいね! ベストテンなので、トップテンではない事に留意 ・ベストテンは優劣のない10選 ・トップテンは優劣のある上位10選 なので、今回上げる作品は優劣がありません 主に自分が子供の頃によく見た映画のベストテンです しかし 自分が大学生になってから、映画監督になるぞーっと決意して 大人になってから

自衛官の息子の俺が見た、映画シビルウォー ※ネタバレ

今日は現在公開中の 社会派映画シビルウォーについて書いていきたいと思います ネタバレを含みますので気になる方はこれ以降は読まないようにお願いします 劇場は数人程度の入りでほぼ貸し切り状態でした ただアメリカ本国では大ヒットを記録して そのリアリティとこの映画に起こっていることが アメリカの観客が現実への恐怖を感じているという点で 非常にセンセーショナルな映画だと思います あらすじ 『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(シビル・ウォー アメリカさいごのひ、Civil W

がんばれティーンエイジャー『エイリアン:ロムロス』

エイリアンシリーズの最新作が公開されています。 エイリアンシリーズは完全に完結したものと思っていたので、エイリアン大好きっ子(子じゃない)としては嬉しい限りです。 『エイリアン:ロムロス』 エイリアンシリーズはSFホラーというジャンルですけど、そもそも1979年『エイリアン1』は、1960年代から始まったウーマンリブの流れを背景にしたフェミニズム映画でもあるんですよね。 知識も戦闘能力も男性と同等で、エイリアンと顔を合わせてもキャーとも叫ばず冷静に戦って対処する新しいヒ

【映画】たまたま入った映画館で『ショーシャンクの空に』を観た…あの日確かに映画の神様がいたのかもしれない

人間性をなくした時が死ぬ時さ 【ショーシャンクの空に】 (1994年/アメリカ/監督 フランク・ダラボン) ■ジャンル/人間ドラマ、サスペンス、友情 ■誰でも楽しめる度/★★★★☆(ある程度の大人、高校生位から) ■後味の良さ/★★★★☆(中盤は辛いけど、感動・・・) (個人の感想です) ※以下、映画の内容にふれます ******************** ■ただ泣きたくて、映画館に入った日   いま調べると、1995年の6月だったようだ。  私はその日、人生最大

すべての国民が毎月1度以上映画館に通っていた映画の黄金時代💗『カーテンコール』

《乱れ撃ちシネnote vol.216》鑑賞日:2024年8月12日 Amazon Prime Video なんか無性に邦画が観たくなり探していたらお気に入りの今泉力哉監督のドラマが見つかった。 さてどんなものやら。 24.08. 05(06)-☆-「1122」 今泉力哉監督 2021年 2話目の30分で途中下車。 話のとば口だというのにさっぱりお話に入れない。誰ひとり気になる役者もいない。 今泉監督はこんなに好きな映画は多いのにな~。 『ちひろさん』 「知らない、ふた

映画上映中に喋る&スマホを見るマナー知らずな人たちに遭遇した話

最近、映画館で映画を観ることが多かったんですが、上映が始まる前に共通して流れていたのが、「劇場版 忍たま乱太郎」の劇場マナーCM。 映画館では、上映前に必ず何らかの形で「劇場マナー講座」の映像が流れることが定番になっていますが、今回は今年2024年12月に公開予定の「忍たま映画」バージョンでした。 「忍たま乱太郎」のキャラクターたちとか、ウン十年ぶりにスクリーンで見たんですが、あれ、乱太郎くん、きり丸くん、しんべヱくん、・・・こんなに可愛かったっけ?? 昔は「可愛い~~!

【ご紹介💚】私が好きな「Amazonプライムで無料視聴可能な映画」シリーズ🎥 2024/09/08①

『インディー・ジョーンズ』シリーズ①レイダース 失われたアーク《聖櫃》②魔宮の伝説③最後の聖戦💎

映画監督原田眞人の作家性

本日は 映画監督原田眞人監督についてお話ししていきたいと思います 作品群 近年の作品は岡田准一主演の関ヶ原、ヘルドッグス 安藤サクラと山田涼介のバッドランズなどありますが 自分があげたい代表作は デビュー作 さらば映画の友よインディアンサマー ガンヘッド カミカゼタクシー 突入せよあさま山荘事件 クライマーズ・ハイ 日本のいちばん長い日 などがあげられと思っています ちなみに ガンヘッドに関してはいつか個別で記事にしていきます、あれは色々と書く事山積みなので笑 デビュー作

子供の時に見ておきたい映画、俺的ベスト3

今日はタイトル通り 子供の時に見ないと その映画の感動を純粋に味わいづらくなるような 子供の時にしか体験できないような 独断と偏見で選んだ センスオブワンダーを感じる作品のおハナシです 併せてこちらの記事もご参考ください いつもどうり そして、例によって 順不同でどこから何を見ても大丈夫です👌 ちなみに サマーウォーズとトトロとかは紹介しません笑 だって、テレビでもやるし、、わざわざ紹介しなくてもいいかなと そもそもセンスオブワンダーとは? センス・オブ・ワンダー

パニック映画2本立て『ACIDE:アシッド』『ツイスターズ』

 「人生で一番好きな映画は?」と尋ねられると困ります。答えられません。でも「人生で一番多く観た映画は?」と尋ねられば、それは確実に『ポセイドン・アドベンチャー』。転覆した豪華客船からの脱出を図る1972年公開のパニック映画です。 ちなみに、私、この作品をリアルタイムで観たというほど歳はいっていません。子供の頃、テレビの金曜ロードショーなどでよく流れていました(テレビ東京が多かった記憶)。何度観てもハラハラドキドキできて、『映画=おもしろいもの』という意識を私に植え付けたのは

ルピタ・ニョンゴの使い方『クワイエット・プレイス:DAY1』

ふいにnoteや映画鑑賞に飽きて、この夏は海やプールに多く行ったり、ソウルでクラブ・ホッピングしたりしていました。 だけど、夜風に秋の哀愁を感じ始めた途端、書きたくなったり、読みたくなったり、観たくなったりするんだから不思議! 昭和の体には「文化の秋」が深く染み込んでいるのねー。 というわけで、とりあえず2ヶ月前くらいに観た映画のレビューを書きます。この作品を最後につい最近まで映画館に足を踏み入れていませんでした。まあ、そんな時期もあるわよ。 音に反応して攻撃してくる(目

家に帰るまでが映画でした

フランス文学者・作家によるエッセイ集。 昔、小説『コーマルタン界隈』を読んで感動して、ひさしぶりに著者のこのエッセイ集を見かけて、手にとってみた。 そう、かつて映画とは、単なるコンテンツではなく、ひとつのイベント、おでかけ、デートだったのだ。 またぞろよくあるノスタルジーだが、映画にしても、音楽にしても、本にしても、昔はまず雑誌やテレビや口コミで情報を集め、出かけていって、入手したり体験したりして帰ってくる、というところまでがセットだった。 遠足ではないが、家に帰るま

第37回東京国際映画祭に行ってきた!映画「トラフィック」舞台挨拶上映感想-ヨーロッパの分断と貧困問題を見て思うこと

第37回東京国際映画祭に行ってきた! 私が鑑賞したのは今年のコンペティション部門作品「トラフィック」のプレミア上映とQ&Aだ。 是非Voicyでもお聴きください♪ TOHOシネマズ日比谷シャンテで行われ、テオドラ・アナ・ミハイ監督、本作に出演する俳優のイオヌツ・ニクラエ、ラレシュ・アンドリッチが登壇した。 監督は、第34回東京国際映画祭審査員特別賞を受賞した『母の聖戦』のルーマニア出身の女性監督・テオドラ・アナ・ミハイ監督だ。 実際に起こった美術品盗難事件をヒントにヨ

人生初4DXに乗ったら、アトラクション過ぎて、2時間おもしろ過ぎて、最高過ぎた話

 正直なめていた。 ちょっとした振動が時々あるくらいで、ちょびっと水が出るくらいで、ふんわり風があるくらいで、と思っていた。 なめていたので、こんなもん料金を上乗せしてまでして映画を観て面白いのかね…と昨日までは考えていた。 映画館用の特殊なシートで鑑賞できる環境効果技術が日本で初導入されたのが2013年。全国各地の映画館で次々に設置されて10年以上も月日が流れてはいたが、いまひとつ心を動かされなかった。   というのも、導入当初に体験した友人の話では、テーブルの鉛筆が転

映画館見放題サービスの幻想と再起

みなさん「MoviePass」って知ってますか? アメリカ在住の方でないとなんのことやら、という話かもしれません。数年前にアメリカで一世を風靡した「月々の定額料金で映画館の映画が見放題」という、夢のような事業の名前です。 お察しの通り、夢に潰えたサービスなんですけど。 実は筆者、当該サービスが話題になった2016年頃はアメリカで駆け出しのスタジオ・エグゼクティブをやっていて、なけなしの低賃金でどう映画館に通い詰めるかを日々、模索してました。そんなときに突如として現れ

新規開拓の映画館の話

今日も起きれました。 三連休の疲れがでてるのか、全く朝起きれませんでした。リングフィットがどんどん遠ざかる。 さて、今日は映画『アビゲイル』を観るためにTOHOシネマズ日比谷まで行きました。 いつも映画を観るときは大抵錦糸町なのですが、『アビゲイル』は近場は日比谷か新宿のみ。新宿は仕事的になんかギリギリ感があるので今回は日比谷を選びました。 新規開拓する映画館に行くのは、いつも緊張します。何でしょうね、映画に行くのは慣れていますし、一人でも余裕なんですが新しく行くとこ

【映画コラム】私が映画館で同じ映画を観ない理由

映画鑑賞の話です。 映画好きには2種類のタイプがいます。 好きな映画を何度も楽しむタイプ と 同じ映画は2回見ないタイプ です。 私は後者で、何故後者なのかを自己分析しようと思います。 メリットを考える 好きな映画を何度も観ることのメリットって、すでに内容を知ってるが故に100%面白い映画を観れるってことですよね。 これはもの凄いメリットで、最近値上がり傾向の映画鑑賞料金に対して、楽しみや感動が保証されているんですよね。 その点知らない映画を観るということは、面白

いいから黙って声かけよう。話はそれからだ。

この間第二子を産んだんだけどさぁ、赤子と2人で家にいるとまじで言葉を発しないんだよね…… ママ友欲しいなぁ……作るか… ということで今回のnoteのテーマは友達の作り方!!! 地元から離れて周りに友達がいない…とか、同じ趣味の友達が欲しい…とか、そんな風に思ってる人は見るだけ見ておくと良いと思います!!婚活にも使えるよ!だって人類は結局コミュニケーションが全てだもの!!! 事前知識として入れておいて欲しいのが、私はコミュ力強強おばけと周りから言われています。 でも!

地方映画史研究のための方法論(37)パラテクスト分析⑤アメリー・ヘイスティのデトリタス論

見る場所を見る——鳥取の映画文化リサーチプロジェクト講座「映画を見た記憶、見逃した記憶──鳥取市民のメディア体験」 2024年9月22日(日)14:00-15:00、鳥取市歴史博物館(やまびこ館)が企画する「おうちだにアカデミー」の一環として、講座「映画を見た記憶、見逃した記憶──鳥取市民のメディア体験」を実施する。1980年代から1990年代にかけて、映画館からレンタルビデオ店へと「見る場所」が変容しつつあった時代に注目し、その時期の鳥取市民のメディア体験がいかなるもので

『猫と映画と僕と』って何だ?僕の自己紹介

初めまして、『猫と映画と僕と』と申します。 ご覧いただき、ありがとうございます。 ぬるっとnoteを始めて1ヶ月。何も自己紹介をしていなかったので、まずは僕のことを知っていただければと思います。 魂込めて書いたので、読んでくださった方はきっと応援してくれる。いや、応援したくなると思います。よろしくお願いします。 プロフィール1994年生まれ。妻と猫2匹と横浜で4人暮らし。 独自性や自分らしさ、好奇心を大切に生きています。 自分がプロデュースした空間で人に楽しんでも

あ、こっちが今年のマイベストかも『チャレンジャーズ』

2022年のサッカーワールドカップ(カタール)のスペイン戦で、三苫薫がアシストしたボールを田中蒼がゴールにねじ込んだ直後の抱擁シーンを「エロッ!」と感じたのは私だけではないはずです。 さわやかなルックス。汗が滴るユニフォーム。キスする距離の顔と顔。重なり合う下半身。「お前よく居た!」「来ると思った?」「来ると思った!」というやりとり。 幼馴染であるふたりの友情や、ワールドカップの神聖さを前に『萌え』『尊い』など緩めの賞賛でお茶を濁されていましたが、心の中で「エロッ!」と呟

“映画 ギヴン 海へ”音楽と人生

大好きな“ギヴン”の劇場版が公開されたので 早速足を運んで来ました🎬️ この“ギヴン”のシリーズは、  1.TVアニメ「ギヴン」  2.「映画 ギヴン」  3.OAD「ギヴン うらがわの存在」  4.映画 ギヴン 柊mix に続く最終章の物語。 4と今作は二部作になっておりその後編がこの“映画 ギヴン 海へ” 1ヶ月前に書いたこの記事を読んでもらうと分かる通り、 まだ“ギヴン”というコンテンツを知って半年足らず。 この劇場版を楽しむべく原作を巡回…アニメを巡回… そうし

天才クリストファーノーラン傑作6作品「ダークナイト」「ダークナイトライジング」「インセプション」「インターステラー」「ダンケルク」「テネット」怒涛の連続映画レビュー&シネマエッセイ

先程、「オッペンハイマー」のレビューを投稿しましたが、 天才クリストファーノーラン監督の傑作6作品のレビューも。 「ダークナイト」 「ダークナイトライジング」 「インセプション」 「インターステラー」 「ダンケルク」 「テネット」 6作品の映画レビュー&シネマエッセイをお届けします。 映画「ダークナイト」 深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているこの作品を観ると、私はこの言葉をいつも思い出す。 「深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いている」 ニーチェの言葉だ。

僕は『問われ』続けたい

「ママはパパの『運命の人』なの?」。 「パパはママを愛してる?どこが好き?」。 ママはしょっちゅう、こんな風に私に『問いかけ』をしてきます。 私はいつもドキマギしながら、この『問いかけ』に答えています。 今回は、そんな私達夫婦に起こった『奇跡』のお話をさせていただきます。 私が小さな頃は松戸市の映画館は3つありました。しかし、時代の流れなのか一つ、また一つと無くなっていきました。 そして10年ほど前、最後に残った『シネマサンシャイン松戸』もついに閉館しました。

映画館の思い出たち②

今日も映画館の思い出話の続きから。 私の街にシネコンがやってきたのは1999年だった。何やら大きなショッピングセンターの中に映画館ができるということで、最初はへーそうなんだー。くらいにしか思っていなかった。 その頃は商店街でブラブラ買い物をしながら、ついでに映画館へ行くのが好きだったため、引き続き映画は商店街に観に行っていた。 1999年と言えば、ちょうど『踊る大捜査線』の初映画が大ヒットしてロングラン中だったから、これもまた結構並んで観に行った覚えがある。 織田裕二が2

映画館デビューがだいぶ遅かった話

子どもの頃に映画館に行った記憶がまったくない。 年代的には、『もののけ姫』とか『千と千尋』、『ハリーポッター』などが流行ったが、私はどれも観ていない。 クラスメイトが「千と千尋観た?ハク超かっこいいよね〜」などと盛り上がっているのを横目に、私は「え、映画ってうちの街でも観れるの?東京とかじゃないと観れないと思ってた…」と初歩的なショックを受けていた。 物心ついてからずっと、『映画館』という存在に全然触れてこなかったので、「映画館で映画を観る」という発想が、初めから欠落して

パパ、私、映画を作りたい『ザ・ウォッチャーズ』

M・ナイト・シャマラン監督作品に対する想いは以前に書きました。 要約すれば『シックス・センス』が素晴らしくて、以降「あの感動をもう一度!」とシャマラン監督の新作を鑑賞し続けているけれど、あれを超える作品とはまだ出会えてない、そろそろ諦め時か?でも諦めきれない!ということなんですけど。 今年もシャマランの新作がやってきた!と思ったらM・ナイト・シャマラン監督ではなく、娘さんのイシャナ・ナイト・シャマラン監督のデビュー作でした。 世の中には「そんな仕事あるんだ?」という職業

映画館で絶対ゆずれないもの

映像の質ですか、それとも音響ですか、 それとも座席の心地よさ?  ポップコーンのおいしさ? 最も優先されるものは何でしょうか… 私には映画館でのトラウマがあります。 つらかったあの日のことを  もう20年くらい引きずっています。 昔むかし、ママ友に映画に誘われ 本当はお断りしたかったのですが、 いい意味でのイエスマンの私は ママ友5人で映画に行くことになりました。 楽しいランチの後、映画館へ行くと お世話好きのママ友がご親切に 席の予約をしてくれていて、 「良い席がとれ

『悪は存在しない』かもしれないが……(ネタバレ:ほぼなし)

映画を(サブスクなどで)自宅で観る派と劇場で観る派がありますね。前者は往復時間が節約できるので『タイパ』が良く、おそらく『コスパ』面でも優れている。 『今年やりたい10のこと』の8番目に『月1で劇場映画』と決めたのは ── ── おそらく、(単にヒマなジジイであるだけでなく)かつて経験した『映画館での共鳴・共感現象』を期待している部分もあるのでしょう。 さて5月は、ヴェネチアで銀獅子賞を受賞した『悪は存在しない』を見に、今池のキネマ・ノイに行きました。 映画やドラマには

#生き方「映画館で思うこと」

「あんた、  よく泣けたな〜」 妻は笑いながら私に言った。 先日、 妻と2人で映画を見にいく機会があった。 『90歳、何がめでたい』 という映画。 互いに、 少し気になる映画だと思っていたこともあり、 すぐに観に行くことが決まった。 映画の内容を書くことは控えるが、 妻が泣かなかったのには理由がある。 映画を観に来られていた 他のお客さんの中にいた高齢の女性が、 映画を観ながら ずっと喋り続けていたからだ。 『あんっ、もう、ドジやな〜』 『え

【育児日記】子連れ映画で失敗した話

育児関係の記事です。 先日子供を映画館に連れていくためのマイルールの記事を書きました。 適当に考えたルールでしたが、遵守した結果、長女(4歳)映画デビューは大成功に終わりました。 子供にとっても凄く良い思い出になったようで、最近は映画のCMを見るたびに 「この映画行きたい!」 というようになりました。 自分も映画好きなので、子供が映画好きになることに悪い気はしません。 むしろ大歓迎だったので、デビューから半年、2度目の映画に行くことにしました。 失敗した映画体験

【エッセイ】おっさん、大阪、眠れない夜

雑談記事です。 先日、大阪に行く記事を書きました。 そのコメントにて「ヤマノイシ」さんと「hk」さんにはアドバイスをいただきました。 本当にありがとうございました!! そしてそのアドバイスは全く生かさず別のところに行きました!!(すいません) 行った所① 梅田駅「はなだこ」 仕事で行ったのですが、予定通りに仕事が完了したので夕食を自由に食べれる感じになったのですよ。 そこで大阪の梅田駅にあるたこ焼き屋さん「はなだこ」に行ってきました。 私の推しPodcastのカタ

過去か、未来か、『パスト ライブス/再会』

12歳の少女ノラと少年ヘソンは、お互いに想い合っているんですけど、ノラの家族がカナダへ移住することになり、離れ離れになってしまうんですね。 その12年後、SNSで久しぶりに繋がったふたりは、ちょっといい感じになるんですけど途絶えてしまう。 そのまた12年後、すでに白人男性と結婚してニューヨークに住むノラを訪ねて、独身のヘソンがソウルからやってきて、さあ、どうする?っていうストーリーです。『パスト ライブス/再会』。 タイトルの『パスト・ライブス』は『前世』の意味で、映画全体

ポルターガイストごっこ

昨日、子どものころ台風の時にポルターガイストごっこしたな?と突然思い出した。 確か中学生だったのに調べたらポルターガイストの上映は1982年だとしか出てこない。いやいや、絶対に中学生。それも図書館や音楽室前でやったんだからと思うのだが。 私の記憶違いとしたら、高校生でもそんな遊びしていたんだなと…お恥ずかしい。でもやってたな…。 どんな遊びって? ただ、ただ…強風が来る度、映画のようにキヤーキャー騒いでクルクル回ったり、スカートがめくれたり、ふくれたり、風が強すぎてなんで

映画「オッペンハイマー」映画を愛する自分よりも、日本を愛する自分がこの映画を受け入れられなかった。

映画を愛する自分よりも、日本を愛する自分が この映画を受け入れられなかった。 このテーマを語るのは緊張しました。 是非、Voicy音声配信でお聴きください♪ 今年のアカデミー賞作品賞含む最多7部門受賞した傑作である。 今、一番世界中から次作を期待されるクリストファー・ノーラン作品だ。 私は昨日、180分、IMAXの凄まじい音響と映像でこの映画を体験した。 映画としては、傑作、なのであろう。 でも、心の中のモヤモヤが、苛立ちが、観終わった後も収まらなかった。 そ

父もたまには敬われたい

「敬われてえ~~~~~」 あっ! ごめんなさい🙇 「いきなり、なんのはなしですか?」  ですよね。 つい、心の声が漏れてしまいました。 こういうのは比べちゃいけないんでしょうけど、息子たちがママみたいに僕を全然「敬って」くれないんですよ。 それを如実に表しているのが、私のニックネームです。 その変遷をお伝えしますと、 ①赤ちゃん先生 ⇒②ウ○コじじい💩 ⇒③キモイ100% ⇒④キモい巨人 ⇒⑤ハゲの巨人 です。 まだ「赤ちゃん先生」くらいの頃は、

映画館でヒゲダンが観れるって!行くしかないでしょ♪

こんばんは!yokoです。 4月から(平日に行きたいところへ1人で行くキャンペーン)をしております。※自分で勝手に考えてるものでそのようなキャンペーンはありません笑っ ということで、これから映画館でヒゲダンのライブを見てきます♪ (詳細は↑↑) ♪♪♪ 【OFFICIAL HIGE DANDISM 基本情報】 『ノーダウト』以前の曲だと”あの曲好き””これも好きだった”…と思えるので、自称:山陰地方でヒゲダンを見つけた人です。 (私みたいに、このミュージシャンは自分が

『フォレスト・ガンプ 一期一会』~あなたの頑張りは愛されたいという欲求からではないですか?~

00.はじめに ~《主な登場人物》~ ~《誰かに伝えたい名セリフ》~ ~《あなたに観せたい美しいキャメラシーンPART1》~ ~《あなたに観せたい美しいキャメラシーンPART2》~ 01.安らぎの羽根 冒頭シーン、一枚の白い鳥の羽根がゆらゆらと上空から舞い降りてきます。 ゆっくりとゆっくりと。 どこに落下するか分かりません。 風や空気の抵抗をうけて、右へ左へまた再び上昇したりと自由気まま。 あるがままの偶然に身を預けて、気持ちよさそうにゆらゆらと落下していま

映画館の今と昔

子どもの頃、映画館では 2本立てがあたりまえでした。 「あたりまえ」と書きましたけど、 本当にそうだっけ?と不安になり、今調べてみたところ、 「地方を中心に」とあるので、都心ではちがったのかも。 もし「子どもの頃から2本立てなんて知らない。常に1作品のみだった」という方がいたら、ごめんなさい。 昔は地方の映画館でそういう制度があったのですよ。 しかも、今のような総入れ替えの「指定席制」じゃなくて、 ホイッと入って、空いている席に座って、どれだけでも観ていられるんです。 と

つまらなこわいよ『関心領域 The Zone of Interest』

映画や小説で「日常を淡々と描く」はわりあい格調高いこととされていて、良質と評価される作品も多いように感じます。 もう、日常を淡々と描かれた日にゃ、「何も起こらない日常の中に潜む人間の本質」だとか「静かな感動が押しよせる」とか言わないと、感性の鈍い人って思われそう。役所広司あたりが主演していたら「抑えた演技が素晴らしい」とか言わないと解ってない人って思われそう。 でも、正直言って、私、『日常淡々系』は退屈することが多いです。 大きなスクリーンで観るならば、ドラマチックとか、

映画館の思い出たち④

今日も映画館の思い出話の続きを。 せっかくなので、私が映写で働いていたときの当時の現場の様子をもうちょっと語って行ければと思う。 なんせ私が働いていたのはかれこれ20年も前になる。 デジタル化なんて全くされていないし、映写機に人はずっと張り付いて映像チェックしないと行けなかったので、結構1日中映写室でも忙しくしていた。 劇場のオープン準備では、大体オープンの1時間前くらいから入って映写機を立ち上げていく。色んな機械や照明の電源を入れて、ブーンと立ち上がって行く様子は何回

映画はどこで見る?

昔は映画と言えば映画館で見るものだったように思います。 それがいつのころからか、レンタルで見るようになって、そして今は、配信などで自分の好きな時に、好きな媒体で見ることができるようになり、大スクリーンで見ることの醍醐味がちょっと薄れてきているのかもしれません。   ただ、3Dや4D、IMAXやScreenXなど、映画館でなければ味わうことのできない付加価値があったならば、ちょっとお高い値段を払っても映画館へ足を運ぶ…という場合もあるでしょう。   ただ、同じ映画を何度も映画館