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#映画館の思い出

映画館で観てよかった映画、はじめて行ったときの思い出など、映画館で観るたのしさをテーマに作品を募集します

人気の記事一覧

映画「湯を沸かすほどの熱い愛」がくれた大切な想い。【note💞Voicy】

昨日、Voicy放送をスタートし、多くの方にお聴き頂いて本当にありがとうございます。 本日第4回目のVoicyを配信しました! 今回は映画です! 是非、お聴き頂ければ嬉しいです。 また、これからVoicyとnoteを連動して音声でも文章でも、同時にでも楽しめる投稿をして参りますが、今回はその第1弾でもあります。 ぜひ、お楽しみください! ※今回配信の記事内容は、Voicyのお知らせの後に掲載しています。 ※初回3回分はこちらです。 【初回放送】 自己紹介とチャンネル

「八月の鯨」の思い出から“サブカル気取り”について考えた

映画『八月の鯨』を小さな映画館で観たのはもう30年以上前のこと。私はまだ三十路前だったと思います・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ あっ、☀この記事はクロサキナオさんの企画参加記事です☀ #クロサキナオの2024AugustApex 【参加条件】の一つ「①記事内容が「8月にちなんだ話」で構成されている。」にこじつけた内容であることをご理解ください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 『八月の鯨』がよくわからない 私がまだ三十路前の頃、年下の彼女(今の妻)を

【映画】たまたま入った映画館で『ショーシャンクの空に』を観た…あの日確かに映画の神様がいたのかもしれない

人間性をなくした時が死ぬ時さ 【ショーシャンクの空に】 (1994年/アメリカ/監督 フランク・ダラボン) ■ジャンル/人間ドラマ、サスペンス、友情 ■誰でも楽しめる度/★★★★☆(ある程度の大人、高校生位から) ■後味の良さ/★★★★☆(中盤は辛いけど、感動・・・) (個人の感想です) ※以下、映画の内容にふれます ******************** ■ただ泣きたくて、映画館に入った日   いま調べると、1995年の6月だったようだ。  私はその日、人生最大

映画上映中に喋る&スマホを見るマナー知らずな人たちに遭遇した話

最近、映画館で映画を観ることが多かったんですが、上映が始まる前に共通して流れていたのが、「劇場版 忍たま乱太郎」の劇場マナーCM。 映画館では、上映前に必ず何らかの形で「劇場マナー講座」の映像が流れることが定番になっていますが、今回は今年2024年12月に公開予定の「忍たま映画」バージョンでした。 「忍たま乱太郎」のキャラクターたちとか、ウン十年ぶりにスクリーンで見たんですが、あれ、乱太郎くん、きり丸くん、しんべヱくん、・・・こんなに可愛かったっけ?? 昔は「可愛い~~!

【ご紹介💚】私が好きな「Amazonプライムで無料視聴可能な映画」シリーズ🎥 2024/09/08①

『インディー・ジョーンズ』シリーズ①レイダース 失われたアーク《聖櫃》②魔宮の伝説③最後の聖戦💎私が観た作品の中で、1番好きです💚 ④クリスタル・スカルの王国⑤運命のダイヤル(有料のため未視聴)今後、視聴できるようになることw 信じて、楽しみにしておきたいです💚 ※いつ見ても、名作ですからね… ぜひ、お時間ありましたら Amazonプライムビデオで無料視聴可能な 『インディー・ジョーンズ』シリーズの 作品をご覧になってみてくださいね✨ 最後までご覧頂きありがとうございま

パニック映画2本立て『ACIDE:アシッド』『ツイスターズ』

 「人生で一番好きな映画は?」と尋ねられると困ります。答えられません。でも「人生で一番多く観た映画は?」と尋ねられば、それは確実に『ポセイドン・アドベンチャー』。転覆した豪華客船からの脱出を図る1972年公開のパニック映画です。 ちなみに、私、この作品をリアルタイムで観たというほど歳はいっていません。子供の頃、テレビの金曜ロードショーなどでよく流れていました(テレビ東京が多かった記憶)。何度観てもハラハラドキドキできて、『映画=おもしろいもの』という意識を私に植え付けたのは

ルピタ・ニョンゴの使い方『クワイエット・プレイス:DAY1』

ふいにnoteや映画鑑賞に飽きて、この夏は海やプールに多く行ったり、ソウルでクラブ・ホッピングしたりしていました。 だけど、夜風に秋の哀愁を感じ始めた途端、書きたくなったり、読みたくなったり、観たくなったりするんだから不思議! 昭和の体には「文化の秋」が深く染み込んでいるのねー。 というわけで、とりあえず2ヶ月前くらいに観た映画のレビューを書きます。この作品を最後につい最近まで映画館に足を踏み入れていませんでした。まあ、そんな時期もあるわよ。 音に反応して攻撃してくる(目

映画館見放題サービスの幻想と再起

みなさん「MoviePass」って知ってますか? アメリカ在住の方でないとなんのことやら、という話かもしれません。数年前にアメリカで一世を風靡した「月々の定額料金で映画館の映画が見放題」という、夢のような事業の名前です。 お察しの通り、夢に潰えたサービスなんですけど。 実は筆者、当該サービスが話題になった2016年頃はアメリカで駆け出しのスタジオ・エグゼクティブをやっていて、なけなしの低賃金でどう映画館に通い詰めるかを日々、模索してました。そんなときに突如として現れ

【映画コラム】私が映画館で同じ映画を観ない理由

映画鑑賞の話です。 映画好きには2種類のタイプがいます。 好きな映画を何度も楽しむタイプ と 同じ映画は2回見ないタイプ です。 私は後者で、何故後者なのかを自己分析しようと思います。 メリットを考える 好きな映画を何度も観ることのメリットって、すでに内容を知ってるが故に100%面白い映画を観れるってことですよね。 これはもの凄いメリットで、最近値上がり傾向の映画鑑賞料金に対して、楽しみや感動が保証されているんですよね。 その点知らない映画を観るということは、面白

いいから黙って声かけよう。話はそれからだ。

この間第二子を産んだんだけどさぁ、赤子と2人で家にいるとまじで言葉を発しないんだよね…… ママ友欲しいなぁ……作るか… ということで今回のnoteのテーマは友達の作り方!!! 地元から離れて周りに友達がいない…とか、同じ趣味の友達が欲しい…とか、そんな風に思ってる人は見るだけ見ておくと良いと思います!!婚活にも使えるよ!だって人類は結局コミュニケーションが全てだもの!!! 事前知識として入れておいて欲しいのが、私はコミュ力強強おばけと周りから言われています。 でも!

地方映画史研究のための方法論(37)パラテクスト分析⑥アメリー・ヘイスティのデトリタス論

見る場所を見る——鳥取の映画文化リサーチプロジェクト 講座「映画を見た記憶、見逃した記憶──鳥取市民のメディア体験」 2024年9月22日(日)14:00-15:00、鳥取市歴史博物館(やまびこ館)が企画する「おうちだにアカデミー」の一環として、講座「映画を見た記憶、見逃した記憶──鳥取市民のメディア体験」を実施する。1980年代から1990年代にかけて、映画館からレンタルビデオ店へと「見る場所」が変容しつつあった時代に注目し、その時期の鳥取市民のメディア体験がいかなるもの

あ、こっちが今年のマイベストかも『チャレンジャーズ』

2022年のサッカーワールドカップ(カタール)のスペイン戦で、三苫薫がアシストしたボールを田中蒼がゴールにねじ込んだ直後の抱擁シーンを「エロッ!」と感じたのは私だけではないはずです。 さわやかなルックス。汗が滴るユニフォーム。キスする距離の顔と顔。重なり合う下半身。「お前よく居た!」「来ると思った?」「来ると思った!」というやりとり。 幼馴染であるふたりの友情や、ワールドカップの神聖さを前に『萌え』『尊い』など緩めの賞賛でお茶を濁されていましたが、心の中で「エロッ!」と呟

僕は『問われ』続けたい

「ママはパパの『運命の人』なの?」。 「パパはママを愛してる?どこが好き?」。 ママはしょっちゅう、こんな風に私に『問いかけ』をしてきます。 私はいつもドキマギしながら、この『問いかけ』に答えています。 今回は、そんな私達夫婦に起こった『奇跡』のお話をさせていただきます。 私が小さな頃は松戸市の映画館は3つありました。しかし、時代の流れなのか一つ、また一つと無くなっていきました。 そして10年ほど前、最後に残った『シネマサンシャイン松戸』もついに閉館しました。

パパ、私、映画を作りたい『ザ・ウォッチャーズ』

M・ナイト・シャマラン監督作品に対する想いは以前に書きました。 要約すれば『シックス・センス』が素晴らしくて、以降「あの感動をもう一度!」とシャマラン監督の新作を鑑賞し続けているけれど、あれを超える作品とはまだ出会えてない、そろそろ諦め時か?でも諦めきれない!ということなんですけど。 今年もシャマランの新作がやってきた!と思ったらM・ナイト・シャマラン監督ではなく、娘さんのイシャナ・ナイト・シャマラン監督のデビュー作でした。 世の中には「そんな仕事あるんだ?」という職業

#生き方「映画館で思うこと」

「あんた、  よく泣けたな〜」 妻は笑いながら私に言った。 先日、 妻と2人で映画を見にいく機会があった。 『90歳、何がめでたい』 という映画。 互いに、 少し気になる映画だと思っていたこともあり、 すぐに観に行くことが決まった。 映画の内容を書くことは控えるが、 妻が泣かなかったのには理由がある。 映画を観に来られていた 他のお客さんの中にいた高齢の女性が、 映画を観ながら ずっと喋り続けていたからだ。 『あんっ、もう、ドジやな〜』 『え

『悪は存在しない』かもしれないが……(ネタバレ:ほぼなし)

映画を(サブスクなどで)自宅で観る派と劇場で観る派がありますね。前者は往復時間が節約できるので『タイパ』が良く、おそらく『コスパ』面でも優れている。 『今年やりたい10のこと』の8番目に『月1で劇場映画』と決めたのは ── ── おそらく、(単にヒマなジジイであるだけでなく)かつて経験した『映画館での共鳴・共感現象』を期待している部分もあるのでしょう。 さて5月は、ヴェネチアで銀獅子賞を受賞した『悪は存在しない』を見に、今池のキネマ・ノイに行きました。 映画やドラマには

【育児日記】子連れ映画で失敗した話

育児関係の記事です。 先日子供を映画館に連れていくためのマイルールの記事を書きました。 適当に考えたルールでしたが、遵守した結果、長女(4歳)映画デビューは大成功に終わりました。 子供にとっても凄く良い思い出になったようで、最近は映画のCMを見るたびに 「この映画行きたい!」 というようになりました。 自分も映画好きなので、子供が映画好きになることに悪い気はしません。 むしろ大歓迎だったので、デビューから半年、2度目の映画に行くことにしました。 失敗した映画体験

【エッセイ】おっさん、大阪、眠れない夜

雑談記事です。 先日、大阪に行く記事を書きました。 そのコメントにて「ヤマノイシ」さんと「hk」さんにはアドバイスをいただきました。 本当にありがとうございました!! そしてそのアドバイスは全く生かさず別のところに行きました!!(すいません) 行った所① 梅田駅「はなだこ」 仕事で行ったのですが、予定通りに仕事が完了したので夕食を自由に食べれる感じになったのですよ。 そこで大阪の梅田駅にあるたこ焼き屋さん「はなだこ」に行ってきました。 私の推しPodcastのカタ

過去か、未来か、『パスト ライブス/再会』

12歳の少女ノラと少年ヘソンは、お互いに想い合っているんですけど、ノラの家族がカナダへ移住することになり、離れ離れになってしまうんですね。 その12年後、SNSで久しぶりに繋がったふたりは、ちょっといい感じになるんですけど途絶えてしまう。 そのまた12年後、すでに白人男性と結婚してニューヨークに住むノラを訪ねて、独身のヘソンがソウルからやってきて、さあ、どうする?っていうストーリーです。『パスト ライブス/再会』。 タイトルの『パスト・ライブス』は『前世』の意味で、映画全体

父もたまには敬われたい

「敬われてえ~~~~~」 あっ! ごめんなさい🙇 「いきなり、なんのはなしですか?」  ですよね。 つい、心の声が漏れてしまいました。 こういうのは比べちゃいけないんでしょうけど、息子たちがママみたいに僕を全然「敬って」くれないんですよ。 それを如実に表しているのが、私のニックネームです。 その変遷をお伝えしますと、 ①赤ちゃん先生 ⇒②ウ○コじじい💩 ⇒③キモイ100% ⇒④キモい巨人 ⇒⑤ハゲの巨人 です。 まだ「赤ちゃん先生」くらいの頃は、

映画館でヒゲダンが観れるって!行くしかないでしょ♪

こんばんは!yokoです。 4月から(平日に行きたいところへ1人で行くキャンペーン)をしております。※自分で勝手に考えてるものでそのようなキャンペーンはありません笑っ ということで、これから映画館でヒゲダンのライブを見てきます♪ (詳細は↑↑) ♪♪♪ 【OFFICIAL HIGE DANDISM 基本情報】 『ノーダウト』以前の曲だと”あの曲好き””これも好きだった”…と思えるので、自称:山陰地方でヒゲダンを見つけた人です。 (私みたいに、このミュージシャンは自分が

映画館の今と昔

子どもの頃、映画館では 2本立てがあたりまえでした。 「あたりまえ」と書きましたけど、 本当にそうだっけ?と不安になり、今調べてみたところ、 「地方を中心に」とあるので、都心ではちがったのかも。 もし「子どもの頃から2本立てなんて知らない。常に1作品のみだった」という方がいたら、ごめんなさい。 昔は地方の映画館でそういう制度があったのですよ。 しかも、今のような総入れ替えの「指定席制」じゃなくて、 ホイッと入って、空いている席に座って、どれだけでも観ていられるんです。 と

がんばれティーンエイジャー『エイリアン:ロムロス』

エイリアンシリーズの最新作が公開されています。 エイリアンシリーズは完全に完結したものと思っていたので、エイリアン大好きっ子(子じゃない)としては嬉しい限りです。 『エイリアン:ロムロス』 エイリアンシリーズはSFホラーというジャンルですけど、そもそも1979年『エイリアン1』は、1960年代から始まったウーマンリブの流れを背景にしたフェミニズム映画でもあるんですよね。 知識も戦闘能力も男性と同等で、エイリアンと顔を合わせてもキャーとも叫ばず冷静に戦って対処する新しいヒ

つまらなこわいよ『関心領域 The Zone of Interest』

映画や小説で「日常を淡々と描く」はわりあい格調高いこととされていて、良質と評価される作品も多いように感じます。 もう、日常を淡々と描かれた日にゃ、「何も起こらない日常の中に潜む人間の本質」だとか「静かな感動が押しよせる」とか言わないと、感性の鈍い人って思われそう。役所広司あたりが主演していたら「抑えた演技が素晴らしい」とか言わないと解ってない人って思われそう。 でも、正直言って、私、『日常淡々系』は退屈することが多いです。 大きなスクリーンで観るならば、ドラマチックとか、

『フォレスト・ガンプ 一期一会』~あなたの頑張りは愛されたいという欲求からではないですか?~

00.はじめに ~《主な登場人物》~ ~《誰かに伝えたい名セリフ》~ ~《あなたに観せたい美しいキャメラシーンPART1》~ ~《あなたに観せたい美しいキャメラシーンPART2》~ 01.安らぎの羽根 冒頭シーン、一枚の白い鳥の羽根がゆらゆらと上空から舞い降りてきます。 ゆっくりとゆっくりと。 どこに落下するか分かりません。 風や空気の抵抗をうけて、右へ左へまた再び上昇したりと自由気まま。 あるがままの偶然に身を預けて、気持ちよさそうにゆらゆらと落下していま

映画館デビューがだいぶ遅かった話

子どもの頃に映画館に行った記憶がまったくない。 年代的には、『もののけ姫』とか『千と千尋』、『ハリーポッター』などが流行ったが、私はどれも観ていない。 クラスメイトが「千と千尋観た?ハク超かっこいいよね〜」などと盛り上がっているのを横目に、私は「え、映画ってうちの街でも観れるの?東京とかじゃないと観れないと思ってた…」と初歩的なショックを受けていた。 物心ついてからずっと、『映画館』という存在に全然触れてこなかったので、「映画館で映画を観る」という発想が、初めから欠落して

映画はどこで見る?

昔は映画と言えば映画館で見るものだったように思います。 それがいつのころからか、レンタルで見るようになって、そして今は、配信などで自分の好きな時に、好きな媒体で見ることができるようになり、大スクリーンで見ることの醍醐味がちょっと薄れてきているのかもしれません。 ただ、3Dや4D、IMAXやScreenXなど、映画館でなければ味わうことのできない付加価値があったならば、ちょっとお高い値段を払っても映画館へ足を運ぶ…という場合もあるでしょう。 ただ、同じ映画を何度も映画館

日記:7月20~21 ・高校野球を見ていると、感化されるものがある 母校(掛川西高)4回戦進出おめでとう🎊 ⇒もっとがむしゃらに、泥臭く取り組んでいく🔥 ・心配になるくらいに暑い💦 ⇒熱中症には要注意! ・体調は非常に良き ⇒食べ過ぎ注意は継続 ・投資はとにかく「長期」で考える⏰

日本版をもう一度観たくなる『異人たち』

ずいぶん前に劇場で予告編を観た時に「ウソでしょー!」ってなりました。山田太一原作『異人たちとの夏』の再映画化。 私は1988年大林宣彦監督作のこの映画が大好きです。好きな日本映画、10本の指に入る。 40歳の孤独なシナリオライターの、同じマンションに暮らす風変わりな女との恋愛話と、生まれ育った浅草に寄ったら死んだはずの両親が存在していたという家族の話が同時進行していく、ちょっと不思議なストーリーなんですけどね。 それがロンドンを舞台に再映画化されると聞いて「目の付けどころ

「名探偵コナン」の映画と久しぶりのポップコーン

小学生の姪っ子と「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」を観に行った。コナンはテレビで映画を見たことがあるが、映画館で観るのは初めて。昨年は主題歌のスピッツ「美しい鰭」もよく流れていた。ヒットするのが当たり前になり、年々観客動員数を増やしている印象だ。 公開はゴールデンウィークだからかなり日数が経っているが、客席は家族連れを中心ににぎわっていた。姪っ子にせがまれ珍しくポップコーンを買ってしまった。映画が始まってビックリ。ハリウッドのアクション大作のように迫力があり、北海道を舞

【映画コラム】「サブスク待ち映画」を映画館で観るのって最高に贅沢じゃないですか?

映画に関する記事です。 私が思う、映画的贅沢についてお話します。 昨今の動画系サブスクの台頭に伴い出てきた言葉 「サブスク待ち」 どのくらいの方が使っているかは不明ですが、私は結構使っている言葉です。 映画館で上映されている作品が、数か月以内に定額サブスクで配信されることが増えてきたので、映画に対する期待値が低い作品は映画館に行かない事が増えたんじゃないでしょうか? またそれに拍車をかけたのが映画館の値上げですね。 私にとっての映画館は、かなり特別な存在なので、少し

ご近所にミニシアターが欲しい

ゴールデンウィーク後半戦初日、ムクッと起きて「夜明けのすべて」を観に行ったんですよ。 しかも観に行った先はミニシアター。 初めての経験でした。 今年の2月に公開された作品だったので、現時点で公開されてる劇場が少なかったんです。「観てえ〜〜!!」の気持ちが抑えられなくて、公式サイト内上映劇場一覧とにらめっこして見つけたのが、ミニシアターの「Stranger」でした。 行く!と決めたものの訪れる前はドキドキでしたよ。これまではTOHOシネマズでやってる作品を気になったら見に

【映画コラム】映画館のギャンブル性に対する私の見解について

映画館に関する記事です。 映画館での映画鑑賞ってギャンブルですよね? 正直ロト6とかよりよっぽどギャンブルだと思うんですよ。 一緒の空間で映画を観てる方々がいるかいないか、どんな人かで全然受け取れる「映画体験」の質が変わってくるんですよ。 noteで色々な方の見解を読んでいると、みんなひどい目に合っていること、そしてそれぞれ対策をとっていることが分かったのでちょっと分類してみます。 その前に過去に書いた私がひどい目に合った話を置いておきます。 この3作品は笑える話で

【映画コラム】映画館って上映何分前に行ってますか?

映画館に関する記事です。 ご存じかはわかりませんが、私は夫婦でPodcastをやっています。 番組内で話す内容は、大体私のnoteで書いた記事や、書くつもりだったネタをテーマに扱っていますが、 今回は番組にお便りをいただいたテーマを、逆輸入して記事にしようと思います。 そのテーマが 「映画館って上映何分前に行きますか?」 です。 これについてのお便りをいただいた時はちょっと衝撃でした。 自分ルールがありつつも、他の人の事情については考えたことが無かったからです。 とは

見えないからこそ、愛しい

 つい先日まで、テレビに齧り付いたと言っても過言ではないくらい、私はただひたすらドラマを見続けていた。韓国ドラマである。この話はずっと前から誰かにその面白さを伝えたくて、もぞもぞしていたのだけれど、ぽつりぽつりと最近話をしたいなーと思って今回ようやくキーボードを打っている。  始まりは非常にわかりやすくて、ちょうどコロナくらいにみんながハマっていた『愛の不時着』を見たことだった。韓国ドラマは大体の始まりが、え、なに、そんなことってあるの!?という驚きから始まる。それから、尺

お前の母さんのつくった弁当の代わりに毎日映画見せてやるよ💗『エンドロールのつづき』 

《乱れ撃ちシネnote vol.202》鑑賞日:2024年5月30日 Amazon Prime Video 【Introduction】 本日はまず大好きな阿部サダヲの作品を。 24.05.30(20) -☆☆- 「シャイロックの子供たち」 本木克英監督 2023年 日本 Amazon Prime Video 東京第一銀行・長原支店で起きた、現金紛失事件。 お客様係の西木は、同じ支店の愛理と田端とともに、この事件の裏側を探っていく内に、ある事実にたどりつく。 それはメガバン

映画館に通い始める話

「ゲイの役を演じた人が史上最年長でアカデミー助演男優賞を取ったんだって」。19歳の当時、交際していた6つ年上の男性に誘われて梅田ガーデンシネマに初めて行った。 見た作品は「人生はビギナーズ」(原題:Begginers/監督マイク・ミルズ/2011年/アメリカ/105分)だった。  控えめなアラフォー独身男性の主人公オリヴァーが、母の死後、75歳の父ハルから「実は自分はゲイだ」とカミングアウトされることから物語が始まる。父は若い同性の恋人をつくり、余生を楽しくいきいきと過ごす

あの言葉たちは仕掛けられた爆弾だったのかも|映画『ラストマイル』を観て

“時限爆弾”という一種の表現がある。 例えば、10代の頃にとある大人から貰った言葉。そのときは、それがどういう意味なのか深くは分からなくとも自分が大人になる過程で経験を通して、その言葉への解像度を深めていく。そして、あるとき突然腑に落ちたり、はっと何かに気づかせられたりする。 または、ネガティブな方向に受け取れば「呪い」という言葉にも変化する。周囲からかけられた些細な言葉が、大人になっても縛り付けていたり、積もりつもっていつか爆発したりする。 言葉には、その瞬間は何事が

『道』~「La Strada」イタリア映画の最高傑作!フェリーニとニーノ・ロータの映像と音楽の怪演 キング オブ ムービー!~

01.はじめに 映画を観る時どうするかというと、「映画は監督で観る」という教えが淀川さんにはありました。 そして、映画は他の種類の芸術と比べると、音楽にとても近いと思われます。 特別な空間の中に「時の流れ」と観た「当時の思い出」が記憶に残ったりするからだと思います。 音楽も映画も「流れ」の中に生きています。 喜怒哀楽のテンポやカット割りをもっています。 名監督の隣にはいつも名作曲家がいます。 ☆「鳥」「サイコ」「ダイヤルMを廻せ」の ヒッチコック&バーナード・ハー

夏の日のアンパンマンとポップコーンの記憶

幼児期の子育てのインスタを見ていると、懐かしい思いに浸ることがあります。 昨日もそう。同僚がインスタに娘さんと初めてアンパンマンの映画を見に行った、という記事を投稿されていました。我が家も娘たちが幼かった時、夏はアンパンマン、冬はプリキュア、とアニメの映画を毎回見に行ったものです。 特に思い出深いのは、10年前のある夏の日のこと。下の子が3歳、上の子が6歳。当時下の子がアンパンマンが大好きで、その日を楽しみにしていました。 映画館に入ると、大好きなキャラメル味のポップコ

実は映画館が苦手だ

映画館が苦手であることに気づいた。 幼い頃はロビーの薄暗い感じが怖かった記憶があるが、大人になった今それが問題ではないらしい。 まず人が多くて苦手だ。 土日や映画の公開日のような人の集まりやすい日の映画館は私に好ましくない。 シアター内に人間がたくさんいて、じっと座っているのが苦痛に感じる。 人が周りにいる感覚がやだなぁと思う。物音や声がやけによく聞こえるのだ。 周りに迷惑かけないようにしないと、と思う。 そして椅子。 潔癖で誰かが座った椅子が嫌とかではなく、私のラクな体

『キャスト・アウェイ』~独り無人島生活。生きるための3要素。「食べること、話すこと、役立つこと」~

01.はじめに 今回の作品は、主人公の男性が飛行機事故で独り無人島生活を強いられるという物語です。 突如、現代人がポツンと一人だけ何もない自然の中に放り出されてしまいます。 恋人と生き別れ、水も食料も用意されていない場所。 植物が生育する条件がありますよね。 ☆光 ☆空気 ☆温度 ☆水分 ☆養分 これらが一つでも欠けると最後まで発育しません。 では、人間にとって生きていくのに必要なものは何でしょう。 この作品では文明社会の複雑さを取り除き、生き残ることに特化した

【映画コラム】映画館で「声出して笑う」ってしてますか?

映画館の観賞方法に関する記事です。 前々から記事を書きたいと思ってはいたのですが、誰ともない誰かを攻撃してしまうかもしれないと思って書いていなかった記事です。 基本的に日本で映画を鑑賞する際、お喋りは当然ですが、大きな声を出すのってマナー違反な感じがしますよね。 しかし、大きな声では言われていないのですが「声を出して笑う」ことだけは了承されていると感じています。 今回は、そんな映画鑑賞中に笑うことについて書こうと思います。 映画館で笑うってどうなの? まずはこれに

ep.63 サンキュー パーフェクトなマイデイズ

それでもちゃんと1日は過ぎていく。 オリンピックや高校野球をただただチャンネルサーフィンするだけ。「何食べたいね?」と聞いてくれる家族に甘えて、ぐうたらの極み。 肝心なことを考えなくて済む、お盆休みに救われている。悲しいと傷ついていることがほんとうはある、たぶん。曖昧に表したのは、湧いてくる感情に向き合っていないからで、向き合いたくないからで。生活を生きていくために今は蓋をするぞ、と本能が防衛してくれている。 こんばんは。たまです。それでも元気です。新しいお茶碗で、もり

【映画コラム】映画館って誰と行きますか? 私は断然一人派です。

またもやタイトルに結論を書いてしまっているのだが、 せっかく記事を開いてくださったあなたにはぜひ付き合っていただきたい。 映画館との付き合い方は人それぞれだと思う。 昨今、サブスクの台頭に伴って、映画と人の距離はかなり縮まっている。 だがそれに伴い映画館と人の距離は離れているのだろう。 だからこそ、現在映画館に足を運んでいる人たちはそれぞれ映画館との向き合い方があるのではないだろうか。 そんな考え方の一つとして、私の見解を語ります。 誰と映画館に行きますか? 私は断然

わかんないと言える今だから

新しく買った『銀河鉄道の夜』のDVDを鑑賞した。双子の娘たち(6歳)といっしょに。 宮沢賢治の童話をアニメ化した、1985年の映画だ。公開されたとき、私は母に連れられて映画館へと観に行った。 貧しく孤独な少年ジョバンニが、友人カムパネルラとともに宇宙を鉄道で旅するストーリー。保育園児だった私には難しく、正直に言うとまったく理解できなかった。 ただ、ほとんどの登場人物が猫の姿で描かれていて、親しみが持てた。幻想的な世界も美しく感じられたので、なんとなく好きになった記憶があ

ワイルドスピードについて深堀

「ワイルド・スピード」シリーズは、アクション映画を中心としたメディア・フランチャイズである。 このフランチャイズには、短編映画、テレビシリーズ、ライブショー、ビデオゲーム、テーマパークのアトラクションなども含まれている。 ユニバーサル・ピクチャーズが配給している。 「ワイルドスピードシリーズって何作もあるけど公開順に見ればいいの?」 「時系列で見たほうがいいって聞いたことがあるけど何で?」 これからワイルドスピードシリーズを最初から見る場合、多くの人は1作目から見るでしょ

映画ドラえもん のび太の地球交響楽

面白かったです。 タイトル通り音楽がテーマなんですが、思った以上に本格的でした~👏😲 音楽が好きな人におすすめ💓 ジャイアンも勇敢でのび太くんもかっこ良かったし、スネ夫やしずかちゃんも慣れない楽器を頑張って... 今回はわっるいやつとかもあんまり出てこなくて、5年生4人組も協力し合って、いい映画だったなと思います。 のび太くんはリコーダーが苦手🎷 今回の映画はリコーダーの苦手なのび太くんに、他の向いている物がないか探す話ではありませんでしたが、(馬鹿にしていた)スネ夫や

映画『ラストマイル』を観た話。#映画

この夏の邦画の目玉中の目玉が ついに!!公開!!いやー超楽しみでしたよ。 制作発表以来話題が話題を呼び、SNSでも期待する声がバンバン上がっていた映画「ラストマイル」!!私も勇んで初日にキメてきました。もうね、語らずにいられるかという仕掛けとサプライズの数々。凄かったです。怒涛の2時間を今回は骨の髄まで語ります。 2016年「アンナチュラル」・2021年「MIU404」と、近年のTBSテレビの歴史に残る大ヒットドラマを生み出した監督・塚原あゆ子&脚本・野木亜紀子のスペシャ

映画『偶然と想像』濱口竜介監督

濱口竜介監督の『偶然と想像』をシアターで見たくて、『悪は存在しない』で都内のあちこちで監督特集が上映されたのに『偶然と想像』はなぜかなくて。唯一上映されるという大阪にあるシネ・ヌーヴォに東京から新幹線に乗って観に行ってきました。 シネ・ヌーヴォ自体関西の友人たちからおすすめされていて行きたかったので、今回思い切って行ってよかったです。素敵な映画館でした。 シアタールームの天井もすごかった・・・じっくり見れなくて残念。また行けたらいいな。次はだれかと。 あらすじ 濱口竜