ハリウッド映画を中心に、新旧の映画の構造や効果を「答え合わせ」的に考えてみる場所です。
mofi|ハリウッドを読み解くマガジン
とりあえず過去に取り上げた記事をとりまとめつつ、映像全般の新しいニュースを順次ピックアップしていくスポットです。
mofiの週刊マガジンに掲載し、小原および三谷個人のページで無料展開している「ご挨拶」「編集後記」のコラムたちをまとめたマガジンです。その週のコラム紹介や、ニュースに関するこぼれ話的な内容を載せています。有料マガジンのお試し版としてもちょうどいいかも。
ハリウッドの「中の人」のはじめの一歩であるアシスタントの仕事には、映画業界で生き抜くためのすべてが凝縮されている…その全貌とは? メールマガジン『Ministry of Film ゼロからのスタジオシステム』の人気連載が note に登場。
2015年の第87回米アカデミー賞以来、MOFiで取り上げてきたオスカー概説コラムをまとめたマガジンです。アカデミー賞はどうやって受賞作品を決めているのか? アカデミー協会の入り方は? いずれも素朴な疑問に答えるだけでなく、各年ごとのノミネート傾向と課題を解説しています。
【初めていらっしゃった方はこちらをお読みください】 みなさん、初めまして! ハリウッドを読み解く週刊マガジン・mofi の共同執筆をしております、三谷匠衡(みたに かねひら)と申します。 mofi と書いて「もふぃ」とお読みください。こちらのタイトルは、もしも「映画省」という架空の国の機関があったら…という発想で、その英語名にあたる "ministry of film"、略して mofi と名づけています。 ハリウッドや映画づくりに関するあらゆる情報を、1ミリでも映画
ある意味で現代ハリウッドの象徴的な行動パターンをあらわしているので、ほぼ3ヶ月にわたる更新ブランクへの言及は華麗にスルーしつつ、簡潔に以下を。(ブランクについては別途、触れます。別途。) ワーナー、ユニバーサル、ライオンズゲート。ギーク文化の祭典として名高いサンディエゴ・コミコン(SDCC)に、今年は「出展しない」ことを発表したスタジオたちがいます。 上記リンクは、その「不参加」ラインナップに、大手ソニーもまた加わった、という話。この7月開催のイベントについての情報を、D
これは、見逃せない。 ニコール・キッドマン、リース・ウィザースプーン、ローラ・ダーン、シェイリーン・ウッドリー、ゾーイ・クラヴィッツなど、トップクラスの俳優陣を揃えるエミー賞受賞のHBOミニシリーズの『ビッグ・リトル・ライズ』シーズン2の予告編がついに公開。 今回の目玉はなんといってもメリル・ストリープ様のご出演。シーズン1で起きた「事件」の真相を迫る強力な役回りの予感。シーズン1はアマゾン・プライムで視聴可能なので、いまのうちから予習しておきたい傑作。(三谷)
スタジオとタレントのあいだの同盟関係。その現状について解説した以前のコラムを踏まえて、少し具体的な話を。(掲載:第242号 2019/03/25) ハリウッドのスタジオは、「有用なタレント」と見なしたアーティストとは「企画開発契約」を結んで囲い込みを試みる。その方法には、大きくわけて2種類の枠組みがある。 ひとつは双方の関係が独占的な包括契約で、「オーバーオール契約」と呼ばれる。もうひとつは関係性が非独占・部分的な契約で、これは「ファーストルック契約」という。 両契約形
noteをご覧のみなさん、こんにちは。 2013年の創刊から5年強、noteに本格的に展開してからは丸一年、そして新しい元号が発表され、いよいよ平成も総まとめというタイミングで、ふたつ大きなお知らせをさせていただきます。 1. mofi 執筆陣に橋本英明氏を迎え、戦力大幅アップ! 2. mofi 有料マガジン廃止、無料で圧倒的に読みやすく! 1. mofi 執筆陣に橋本英明氏を迎え、戦力大幅アップ!野球でもサッカーでも、シーズンオフに戦力を強化したりしますよね。mofi
【興収:3月第3週】『キャプテン・マーベル』アメリカ国内$200M突破で首位3月公開作品では『美女と野獣』に次ぐ成功規模を記録している。2位はパラマウント配給のアニメーション映画『Wonder Park(原題)』で、次いで3位にはCBS Filmsとライオンズゲート製作の『Five Feet Apart』と続く。前者の批評家受けはすこぶる悪いが、スター俳優たちが勢ぞろいする豪華作。後者はターゲット層には受けの良いロマンティック・コメディ作品として成功している。(O) 【社会
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日本でも今週公開のスーパーヒーロー大作が、女性主人公の活躍で大好調。映画(というより映画賞)のあり方にも疑問が投げかけられた一週間。(掲載:第240号 2019/03/11) 【興収:3月第2週】『キャプテン・マーベル』$153Mの大ヒットスタートで首位獲得2019年の停滞気味の興行に春一番が吹いている。海外でも$300Mを超えるスタートをきった『キャプテン・マーベル』は、マーベルシリーズでは初となる女性主人公の物語で時代精神にも合っており、強い興行を進めている。マーベル・
「今週」といっても、時間差での更新になったので「おさらい」の感覚で。(掲載:第239号 2019/03/04) 【興収:3月第1週】『ヒックとドラゴン3』が全世界$375Mで飛翔 マデア最終作は2位で$27M『ヒック』は2週目にして国内$30Mの好成績。累計$97Mにくわえ、中国を含む諸外国で好調を記録している。2位はタイラー・ペリー主演・監督フランチャイズにしてシリーズ最終作、11本目の『マデア』タイトル。そのほかの初登場作品に比べればすこぶる良い出来の作品だ。オスカー受
週末にアカデミー賞の結果が発表され、あいも変わらずの賛否両論。興行まわりと配信&有名インディーレーベルのニュースをピック。(掲載:第238号 2019/02/25) 【興収:2月第4週】『ヒックとドラゴン3』シリーズ最高の$55.5Mの出だしで1位先週1位だった『アリータ:バトル・エンジェル』は$12Mで2位。3位は『レゴ・ムービー2』で$10Mを計上している。『ブラック・パンサー』を背景にした昨年の記録的興行と比較し同日比で25%下回っているが、3月の『キャプテン・マーベ
漫画原作のハリウッド大作が、予想を上回る成績。ただ、北米の2019年の興行事情の雲行きはすでに怪しい。(掲載:第237号 2019/02/18) 【興収:2月第3週】『アリータ:バトル・エンジェル』予想に反して好調 しかし2019年興行は鈍く ジェームズ・キャメロン製作、ロバート・ロドリゲス監督、そして木城ゆきと原作のSF大作『アリータ:バトル・エンジェル』の事前のトラッキングは散々だったが、実際に公開されてみると予想を上回る$41.7Mを計上。面目躍如の1位を勝ち取った。
スポーツの祭典が開催された日曜夜。興行はというと...あまり芳しくはないようだ。(掲載:第236号 2019/02/04) 【興収:2月第1週】『ミスター・ガラス』3週連続1位も、スーパーボウル興行は過去19年で最低水準『ミスター・ガラス』は$9.5Mで1位、『ジ・アップサイド』は$8Mで2位、今週全米公開となったアクション・スリラー『Miss Bala』は$6.7M で3位と、興行で$10Mを記録する作品は一本もなく「涸れた」週末となった。アメフトの一大祭典であるスーパー