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2024年1月の記事一覧

実話BUNKAタブーは本当に「良心的人権派雑誌」になってしまうかもしれない

実話BUNKAタブーは本当に「良心的人権派雑誌」になってしまうかもしれない

先日の記事でも軽くお伝えしたが、いま各メディアで空前の弱者男性ブームとでも言うべき現象が進行している。

マガジン限定記事「親の願いは叶わぬものです」

マガジン限定記事「親の願いは叶わぬものです」

 切実な不安と後悔を綴る、一通のお手紙が昨年のある日のメールボックスに届けられていました。

 「息子に裏切られた」

 そのように述べる10代の息子を持つ母親からのお手紙です。

 手紙の内容的にも時期的にも早めのお答えをした方がよいと思ったので、メールをいただいたときすぐに個別回答を行いましたが、マガジン記事としても掲載してもよいとのことだったので、より具体的に加筆したアンサーをここでお届けし

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暗黒メモ「元妻の本性」

暗黒メモ「元妻の本性」

 「いい話をくれ」
 「心温まる話をくれ」

 ……そのように呼びかけてお便りを募集したのに、私のメールボックスには「闇」ばかりが集まっていました。どうやら私の呼びかけが「闇を送れ」というフリだと勘違いされてしまっているのかもしれません。

 先月のある日、私のもとに届けられた手紙もまた闇で「私が妻と離婚した理由について」という件名でした。私は開く前から頭を抱えました。

 しかしながらそれを開い

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Old Moneyを志す

Old Moneyを志す

あけましておめでとうございます!する前にもう月末になってしまいました。

毎年「今年のコンセプト」というものを発表して、ファッションやSNSの系統、ライフスタイルもそれに合わせていく完全に内輪ノリの個人企画があります。

今年は「Old Money」

オールドマネーとは代々莫大な財産を継承する人々、資産家。
その反対は一代で富を築く「New Money」いわゆる成金なわけですが、ブランド品や高級

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白饅頭日誌:1月8日「男尊女卑と呼ばれているものの正体」

白饅頭日誌:1月8日「男尊女卑と呼ばれているものの正体」

 先日の記事『元妻の本性』のシェアコメントで、たいへん興味深いというか、読んだ瞬間に強い既視感を覚えるものがあった。

 このコメントに強い既視感があったのは「かなり前にこれと似た意見をメールだかマシュマロだかで貰った気がするな……」と感じたからだ。

 たしかメールだったかとうろ覚えで受信メールフォルダを探したが見当たらず、マシュマロのログを掘り進むとようやく見つけることができた。

マガジン限定記事「ハイスぺ女性が家庭的な男性をパートナーにした結果……」

マガジン限定記事「ハイスぺ女性が家庭的な男性をパートナーにした結果……」

 明けましておめでとうございます。
 2024年も、白饅頭マガジンをよろしくお願いいたします。

 例年にない暖かいお正月を迎え、マガジンもそれにあわせて、心がぽかぽかと温まる、そんなテキストから始めていきたいと思います。

白饅頭日誌:1月3日「ママ友カーストが語る不都合な真実」

白饅頭日誌:1月3日「ママ友カーストが語る不都合な真実」

 SNS上でかねてより都市伝説的に語られる「ママカースト(ママ友カースト)」について、とても興味深い証言を昨年いただいたのでご紹介したいと思います。

 私はこれを読んだ率直な感想として「じつは女性こそが男女平等など少しも望んでいないのでは?」と思わずにはいられませんでした。

 皆さんはどう思われるでしょうか。要旨部分をそのままシェアします。

白饅頭日誌:1月5日「幸せの正体とはなにか?」

白饅頭日誌:1月5日「幸せの正体とはなにか?」

 先月のインターネットをもっとも賑わせたのはなんだろうか?

 思うに、自民党安倍派の政治資金パーティー問題でもなければプロボクサー井上尚弥の史上二人目となる2階級4団体統一でもなく、「高島屋の崩れたクリスマスケーキ事件」だったに違いない。

白饅頭日誌:1月7日「東大卒エリートが幸せになりにくい理由」

白饅頭日誌:1月7日「東大卒エリートが幸せになりにくい理由」

 先日、とても興味深いnote記事を見かけた。

 「東大卒業生の幸福度が上がりにくい理由」となっている諸要因を考察した長文の記事である。

 全体的に論旨が明快で説得力があり、なるほどと唸らされた。

 この記事を書いたのは「東大卒の人生を考える会」という名のアカウントで、文字どおり東京大学を卒業した人たちの人生を多角的に考えることを趣旨とした記事を発表されているアカウントであるようだ。

 私

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白饅頭日誌:1月9日「女性は判断しているのではない。解釈している」

白饅頭日誌:1月9日「女性は判断しているのではない。解釈している」

 女性が述べる男性を選ぶときの指標、あるいはモテない男性へのアドバイスとして「卑屈ではなく、女性を恨んでおらず、女性を性的な存在としてではなく人間として尊重し、偉そうにマウントしない男性(を目指すべきだ)」——という助言を世の中でもネットでもしばしば見かける。

 しかしながらこれをモテない男性が真に受けてしまうと、ほとんどの場合うまくいかないというか、かえって本人の「モテなさ」に拍車がかかってし

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白饅頭日誌:1月11日「みんなで仲良く負けを選ぶ社会」

白饅頭日誌:1月11日「みんなで仲良く負けを選ぶ社会」

 ABEMA Primeにて昨年7月に放送された「勝利至上主義」の是非を問う議論のワンシーンがSNS上でシェアされ、改めて大きな話題になっていた。

 話題の焦点となっていたのは、その日のゲストコメンテーターとして迎えられていたプロサッカー選手の本田圭佑氏の一連の発言である。子どものスポーツでしばしば開催される「全国大会」は、子どもたちの勝利至上主義を助長しているのではないかという批判的意見があり

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白饅頭日誌:1月14日「メンタルが強い人/弱い人の特徴」

白饅頭日誌:1月14日「メンタルが強い人/弱い人の特徴」

 ある日突然、本当になんの自覚も前兆もなく、ポキッと心が折れて、ベッドから動けなくなってしまった、昨日までやれていた仕事がなにも手につかなくなってしまった、熱中していたことに少しも興味が湧かなくなった――そんな経験をする人が世の中には一定数います。

 オラオラとパワフルに、バリバリと仕事をこなしていた人が、本当に同一人物なのかと疑ってしまうほど、ある時を境に気力体力を失って悄然とした姿をさらすよ

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白饅頭日誌:1月28日「はっきり断言する。報われない努力は存在しないと」

白饅頭日誌:1月28日「はっきり断言する。報われない努力は存在しないと」

 はい。私もそう思う。この論法はぜひやめてほしいと。

 ……けれども、私はおそらく「この無敵論法やめてほしい」と訴えている多くに人びととは、意図していることが違っている。

 「報われない努力は努力とは言わない」という論法に反対する人は主として「報われない努力も世の中には存在する」という事実判断を根拠として反対しているが、私はその立場とは見解が異なっている。

白饅頭日誌:1月19日「騙されやすい人の特徴」

白饅頭日誌:1月19日「騙されやすい人の特徴」

 つい先日、なかなか強烈なニュースを見ました。

 タレントの小倉優子氏がとある情報番組において「NISAは国が推していて、なにか裏があるように見えるから信じない」と発言し、それが各所で大きな波紋を呼んでいました。

 これは私も最初見たときに本当にびっくりしたというか、「ええっ、そういう判断があるのか!?」と思ったり、「百歩いや千歩譲って本当に国がなにか将来的な“ちゃぶ台返し”を企てるのだとした

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