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エッセイ・散文・評論 Essay

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#エッセイ

刀と鍬 堕落論

刀と鍬は似てる
前者は生きものより尊厳なる命を奪って残酷な死を与えり、
後者は死人より尊厳なる死を奪って
生を与えず
只管過ぎ去ったものより死を求めるだけ
鍬で土を掘る事の、
そしてその後での種を蒔く事の意味は
生者へ死を下さる事
その逃げられないゆゆしく裁きを
そして畏い物たちが嘲笑される時も来るべきだろうよ
春で生者が鍬を背にしょって、種に溢れた袋一つ
そして笑いながらかつて凝った冬の無邪気の

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師走り 瞑想短歌

霧氷
むひょう

牧師走す
ぼくしはす

蠟布(ろうぎ)の救え
ろうぎのすくえ

香ばしい
こうばしい

明り絶えば
あかりとなえば

香いくら?
こういくら?

霊車
れいしゃ

the yellow-faced king 再哀詩

if could but love and vine in adjudicating band,

in hollow faced east unprophecized, hallow noted to sing,

the netherworlds cloudy eyed and mud tongued judgemental king,

though yet his sentence und

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アメリカ人がいつも言及する「Cultural Heritage (先祖や)文化の遺産」という面白小物について On the Funny Little Thing called "Cultural Heritage" always mentioned by Americans.

アメリカ人がいつも言及する「Cultural Heritage (先祖や)文化の遺産」という面白小物について On the Funny Little Thing called "Cultural Heritage" always mentioned by Americans.

「アメリカ人がいつも言及する「Heritage遺産」という面白小物について」

アメリカ人はまだ中世時代のように生きているらしい。そこでは魂の質が血統で決まると信じられている。血ではないが、道徳、文化、精神的側面ではそうだ。したがって良く育った人間は良く行動し、良い考えを持つと常に良い人間だと思われる。悪しくしていたり、あるいは悪しく生まれた人間は地獄で罰を受けるに値すると思われる事になる。
この

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