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結婚・出産・子育て・女性・仕事・待機児童を考えるマガジン

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#結婚

家族が利害関係者すぎるから、縛り縛られる

前回のなぜ親は子に「勉強しろ」と言うのかという記事の続きで、今回も家族や親子関係のことを考えてみたいと思います。前回の記事では、親が子に「勉強しろ」と言うのは、将来ちゃんとお金を稼いでほしい、老後を支えてほしいといった思いが根底にあるからなのではないか、と書いたのですが、そう考えた時に、家族というのは愛だ絆だと言うけれど、結局経済的な絆というか、縛りというか、そういったものが強い集団なのだなと感じ

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職業・学歴より大事な生き方・考え方

私から見るとこの世界は気が狂いそうなほど虚構に満ちていて、表面的なこと、物質的なことばかりにとらわれて大切なことを見失っているなぁと感じることが多いです。特に(就活や婚活など)人を見る時に、多くの場合いかに表面的なことしか見ていないか、ということを思い知ると、その後がうまくいかなくなるのも納得というか、当たり前だよなぁと思ってしまいます。そうでなくとも、日頃の人間関係、親子関係などにおいても、相手

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思い通りにならない世の中における優先順位

最近「世の中の人ってこんなに自己中心的な人ばっかりだっけ?」と思うようなことが多いなぁと少し悲しくなったりする時もあります。グローバル資本主義が自己中心的&エゴ丸出しな思想なので、人々の意識がそちらに向かいがちということもありますし、「引き寄せ」などのスピブームにより、願望成就や夢を叶える的な思想が流行っていることも背景にあると思います。「自分の思い通りに生きるために…」というのが人々の共通目標み

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就活や婚活も、「偏差値」至上主義?

先日、例によって心の友と話していて気づいたことがあったので書いてみたいと思います。最近は大学に通う意味や奨学金について考える記事を書いていて(大学に通う意味と金銭的負担のしわ寄せ、奨学金が「就職するための借金」になっているの記事参照)、結局大学に行くのが「当たり前」で、そうしないと就職できなくなっているから行くだけという人が大半なのではないかと考察していました。そして、そのことが教育費の増大、少子

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大事なのは「無条件に愛する」意識づけ

前回は「都合のいい人」を好きになる?という記事に、婚活その他の出会いで自分の条件に合った人といい雰囲気になったとしても、心(ハート)が動かなければその人と一緒になるのはやめた方が良いのではないかということを書きました。自分にとって都合の良い条件が揃っていたとしても、それは所詮条件であって、その条件は変わる可能性が大いにあります。条件を見るということは、自分の願望・欲望を相手に投影しているだけであっ

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「都合のいい人」を好きになる?

結婚や婚活、妊娠、出産など、アラサーともなるとそういった話題にも非常に敏感になります。前回、最良の婚活は、自分を見つめることという記事にも、昨今の婚活への話題に関する自分の考えを書いたところです。私は以前から子育てについては並々ならぬ関心があり、仲睦まじい両親のもと、たっぷり愛情を受けてあたたかい家庭で育った子どもが増えることが、世の中をよくするための最善の道なのだろうと思っています。そのためにも

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最良の婚活は、自分を見つめること

世の夫婦、パートナーシップの不仲の原因と対応策、予防策を考える今日この頃。前回、価値観のすり合わせは、お早目にという記事に、夫婦として共に生きていく上での重要な価値観のすり合わせは、なるべく早いうちに行っておいた方が良いだろうということを書きました。生きる上での重要な価値観や思想について、早めに自分自身の考えを整理・意識化しておくこと、その中でも絶対に譲れないものを明確にしておくこと、というのは、

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価値観のすり合わせは、お早目に

前回は食べ物の強要は、ほぼ「暴力」という記事に、共に暮らす上で食に対する嗜好や思想はとても重要で、かといってお互いの価値観を押し付け合うもんじゃないな、ということを書きました。人は知らず知らず、あらゆることに関して自分なりの価値観、思想を持っているものですが、あまり意識化されていないものも多いです。最近よく言われている「自分を知る」ということの一つに、自分が無意識レベルで持っている価値観、思想に気

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相手をただ観て、観察すること

両親が不仲だと子どもがちゃんと育たない、ということから、「なら夫婦が仲良く暮らすためにはどうしたらいいだろう」とか「男女がうまくいかなくなるのはなぜだろう」ということを考えてきました。まずは男女の違いを知ることからという記事に書いた、お互いが性の違いを理解し歩み寄るのが大事ということ、他人に対して思うことは自分に思うことという記事に書いた、相手を責めたくなったり、相手に言ってやりたいと思うことは自

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何をするでも「誰と」「誰に」が最重要

8月も今日が最終日。今月は結婚・出産や男女関係について綴ることが多かったですが、私自身「誰と」の重要性をひしひしと噛みしめています。以前に結婚したいのか、好きな人と一緒にいたいのかという記事を書いたこともありますが、絶対的に重要で譲れないのは「誰と」の部分であり、焦って結婚したり世間体で結婚したり表面的な条件で結婚しても幸せにはなれないだろうなとつくづく思います。「結婚」という行為そのものに価値が

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イクメンより 妻へのやさしさ 第一に

なぜか冒頭から一句詠んでしまいましたが(字余り笑)。先日ツイッターでシェアした記事に、お父さんのワンオペ育児の話題がありました。要は妻が育児ができなくなり、仕事と育児を両方やらねばならなくなってしまったお父さんの体験記みたいなものなのですが、世の働くお母さん方からの「男はもっと育児の大変さを理解せい」という至極真っ当なご意見がネット上で飛び交っており、この問題の根深さ、いかに世のお母さん方が仕事に

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アラサーの微妙な人間関係

先日友人と話したときにもう一つテーマになった話題が、今のアラサーくらいの人間関係ってホントに微妙だよねという話。私は今年で30歳になるので、ちょうど30ど真ん中くらいの年齢になります。友人も同い年で独身なので、同じような境遇なわけですが、30近くなると人間関係も変わってくるよねぇという話で盛り上がりました。結婚するくらいまではあまり変わらないけど、子どもができたりすると会えなくなったり価値観が変わ

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心の「居場所」はどこにある?

友人や周りの人たちとのやり取りの中で最近大きなテーマになっているのが「居場所」の話。寂しさや孤独感と「居場所」は切っても切れない関係にあり、誰しも一人になること、孤独を恐れていて、世の中のありとあらゆることが孤独を感じさせないため、紛らわすため、埋めるために存在しているのではないかという話になりました。家庭内に居場所がない、職場内に居場所がない、友人関係で居場所がない…「居場所」問題は人生を大きく

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まずは男女の違いを知ることから

今月は結婚・出産や男女関係についてフォーカスする月間。結婚して何年もするとやがて倦怠期が訪れたり、仮面夫婦になってしまうケースも世の中的には多々あるようです。男女の仲が修復不可能になってしまう原因というのは、一瞬で形成されるものではなく、日常の些細なボタンのかけ違いから少しずつ心が離れていって、ある日限界に達した時に「もうおしまいだ」となることが多いのではないでしょうか。もしくは、決定的な出来事が

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