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脚下照顧ー自分の価値観ー

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恋愛、結婚、離婚、趣味、介護など、個人的な人生に関わることを集めてみました。
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#映画感想

二代目はニューハーフ 仁義

二代目はニューハーフ 仁義

 自分が何に感動を覚えるのか、再確認するような映画に出会いました。

『セーラー服と機関銃』では二代目は女子高生。
『二代目はクリスチャン』は二代目は尼さんで、
『二代目はニューハーフ』で二代目はおかま。

 1981年公開。赤川次郎原作『セーラー服と機関銃』。大ヒットした同名主題歌を歌い、瑞々しい高校生役を演じた薬師丸ひろこさん。
 1985年公開。つかこうへい原作『二代目はクリスチャン』。アク

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ビッグアイズ 黒い穴

ビッグアイズ 黒い穴

人は弱いからなのか、なんなのか、避けても逃げても同じ失敗を繰り返してしまう。気付かない内に前と同じ穴に落ちている。

以降ネタバレ。
自らもビッグアイズのコレクターであると言うティム・バートン監督。監督らしい50年代風のカラフルな住宅街の風景。鮮やかなエメラルド色の車で、暴力夫の留守中に娘と2人して逃げ出すマーガレット。

新天地で得意の絵の仕事に就き、娘と2人で暮らしていこうとするが、母子家庭の

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ヘルドッグス 骨を砕く音

ヘルドッグス 骨を砕く音

もしかして、”骨折り損のくたびれもうけ”…に、なるかもしれないが、災害時の備蓄や準備をコツコツとし始めた。

きっかけは今年7月末に三男がコロナに罹患したことから。あまりに高熱の息子はおそらくコロナだろう。私も濃厚接触者で自宅謹慎になるに違いないと判断。PCR検査結果が出るまでに、1週間分以上の食糧を直ぐ様、買い出した。爆発的に罹患者が増え、対応が間に合わない市町村。案の定、PCR検査でコロナが確

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老後の資金がありません 見直し

老後の資金がありません 見直し

家計の見直しをしている。

春に次男が一人暮らしを始め、三男と2人暮らしになったにも関わらず、食費が下がらない。かなり物価が上がっていることを実感している。

住宅ローンの借り換えを検討してみたが、経費を含めても我が家の場合はあまり効果が期待出来ない。それよりタイミング的にも今ではない感じ。

固定費見直し。携帯電話とネット会社、サブスクは契約変更が必要。

電気はエアコンを使わない時期には安いの

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心の旅 やり直し

心の旅 やり直し

 会いたいと思う人がいる。もう何年も会っていない人なのに、ほんの少し思うだけで、たまに凄く会いたくなる人がいる。

 あの時、急に別れを告げられた。あの時、それは晴天の霹靂のような印象を私に与えたが、彼の中では積み重なった思いの中で出した答え。実は私自身も、とうに分かっていた結末。いつかその時が来るだろうと思っていた別れ。

でも、初めて瞳が合った瞬間から、私は惹かれている。今どんな関係でいても。

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ノマドランド 自由と安定の狭間に揺れる

ノマドランド 自由と安定の狭間に揺れる

「こんな生活いらんわ。」と、一緒に映画を観ていた次男が叫んでいた。「たまになら楽しいけれど。」と、付け加えて…。

次男と一緒に見ていた映画は『ノマドランド』。

車で路上生活をし、現金収入を季節労働などで得、遊牧民のように場所を移動しながら暮らす人々を書いた映画。

今は社会人となった次男がちょうど中学生位の時、私と元旦那の離婚成立が間もない時期だった。私はボックスカーに3人の子供と、キャンプ用

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秘密の招待状 喜びの選択

秘密の招待状 喜びの選択

 誰かを幸せにしたい気持ちや愛する気持ちの表し方は、千差万別でどれがベストかなんて分からない。ただ1人に伝えたい深い愛もあれば、みんなを愛する大きな愛もある。

人生の選択は、その時の自分が精一杯考えて下した決定だから、その後の結果がどうなるかは分からない。

ただそこに愛があるならば、時を超え、距離を超え、時空さえ超えて愛は生き続ける。

春眠暁を覚えずとの言葉が頭をかすめる程、眠い、桜が満開の

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宇宙人ポール 笑いたーい!

宇宙人ポール 笑いたーい!

心がちょと疲れたら、身体も頭も心もお休みをして、ただ、笑たいと思う時がある。

自分の思い込みの激しさから逃れられなくて、集中してやりたいことにも、気が散漫になり、なかなか手が進まない。もうー、お手上げ(−_−;)!

って、時にも笑いが必要。そんな時の処方箋的な映画。『宇宙人ポール』をご紹介。

『宇宙人ポール』2011年 アメリカ、フランス、イギリス合作映画。グレッグ モットーラ監督。イギリス

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若草物語 自分を見直す

若草物語 自分を見直す

婚活とは”自分を見直す行為”、なんだとか…恋愛心理を眺めていると、度々そのような言葉を見掛ける。

自分がどんな人間で、何をしたいのか、どうなりたいのか、何を求めているのかなどをしっかり自分で把握しておかないと、自分は棚にあげて、相手に求めるものが多くなり過ぎて、不満を溜めたり、平等な関係を結べずに恋愛失敗ケースに至るのだとか。

相手に依存しすぎるのがメンヘラ女性、メンヘラ男子。相手から重荷に感

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キサラギ 人を知る

キサラギ 人を知る

親戚と言えど、久しく会っていないと、現在のその人と成り、暮らし振りは分からないものだ。

最近、叔母と従姉妹に会う機会が出来た。色々な話をしてみたら、なかなか面白かった。興味や趣味や体質が似ていて笑ってしまった。離れていても昔馴染みの温かさに感謝している。

小さい時、叔母が苦手だった。母に甘やかされて育てられ泣き虫だった私には、テキパキ働き、話す叔母が厳しく見えたし、また正しいことをズバっと言う

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アダムスファミリー 家族単位

アダムスファミリー 家族単位

満中陰はお祝い事ということで、赤い蝋燭を立てた。

お坊さんのよく通る長い長い念仏の後、不思議な位に気分がスッキリした。

過去帳には本来代々の家族の名前を入れるとのことだが、用意した新しい過去帳には、父を始め母、その他にずっと弔いたいと思っていた方々を3名合わせて記載した。お墓に参れなくてもこれからはずっと、私が弔っていける。もし未来に私が施設に入所しても持っていける程の小さなお仏壇にしたので、

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アンティークの祝祭 父の遺産

アンティークの祝祭 父の遺産

親から子へ受け継ぐものは、現物資産だけではない。それまでのわだかまりも愛憎も、お互いの自責の念も全てを乗り越えて深い愛情が伝えられると、神様の贈り物のように感じ、この奇跡の瞬間に感謝し、また誰かにそれを渡したくなる。愛情と言う名の遺産。

『アンティークの祝祭』2020年公開フランス映画。ジュリー ベルトゥチェリ監督脚本。リンダ ラトレッジ原作『クレール ダーリング最後の狂気』。カトリーヌ ドヌー

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ナポリの隣人 父に触れる

ナポリの隣人 父に触れる

父が入院した10月2日。肺炎と腎盂炎で…ただいま酸素を10ℓ流している。病院はコロナ禍で面会は禁止。私は自宅で待機しているしかない。

あれは、先月9月の半ばを過ぎた頃。母の夢をみた。しきりに険しい視線を私に投げかけていた。その表情が何を伝えたいのか分からずにいた。絶対何かを伝えに来ているに違いないと、あらゆることを想像してみたが分からずにいた。気掛かりになり過ぎて、なんだか落ちつかなかった。夜勤

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火火 器より溢れるは情熱

火火 器より溢れるは情熱

お詣りすれば、千日分の御利益を賜わると言う千日詣り。全国900社の総本山、京都の愛宕山頂にある愛宕神社での行事。7/31から8/1の夜中の神事らしいが今年もコロナで日中のお詣りだけになるそうな。

愛宕さんは、火除け、厄除け、魔除けの神様。戦国武将からも厚い信仰があったとされる神様。

今年こそ参加してみたいものだと思っていた。今朝までは…

最近ちょっと疲れ易いので、長く山歩きしなければならない

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