マガジンのカバー画像

「目を休めて、耳で聴く」音声記事はこちらです

48
記事を読み上げたものを、音声にしました。移動中や、作業中、療養中(入院中)の方にも。最近視力が落ちてきた。動画を観すぎたから目を休めたい。産後は目を使うと回復が遅れるし、老眼でも…
運営しているクリエイター

#成功

粘り強く取り組むことも大事。ところが、できる人は、思いのほか諦めが早い。得意分野ほど、諦めることを厭わないのです。ちょっと「これは得策じゃないな」と感じると、躊躇なく諦める。そうやって微調整しながら、得意分野の精度を高めているのです。だから、得意分野だからといって、あれこもれもやる必要はありません。手を出さないのも、見送るのもあり。それが、できる人の、本当のすごさなのです。

自分に自信を持ちたくて、あれもこれも努力して手に入れたのに。それでも自分に自信が持てないのは、逆効果だからです。「あれもこれもないけれど、自分は大丈夫」と思えるのが、自信です。自分に自信を持ちたいなら、減らすこと。減らして、ハードルを下げても、大丈夫だった。その経験の積み重ねが、自信をつくるのです。

「自分の頭で考えましょう」。よく言われる言葉です。でも、ここぞという時には「考えない力」が威力を発揮します。「考えないこと」が必要な局面というのは、人生の中でも重要度が高いことが多いのです。しかも、「考えないこと」が唯一の方法である場合が多い。体のほうに意識を寄せて、考えない力を鍛えることが大切なのです。

わからないものを、わかったことにしてしまうと、判断ミスにつながります。確かに、わからないままにしておくのは難しい。負荷がかかるからです。脳は、判断したいし、意思決定したい。だから、脳ではなく、体や細胞のほうに意識を向ける。そうすると、わからないものをわからないままにしておく能力が鍛えられるのです。

複雑な時代には「センス」が競争力の源泉になる。なぜなら、いつの時代も人は、関心を寄せ、意味を解釈するために存在するからだ。先入観を捨てて、物事を相対的・文化的にとらえる。そんなセンスメイキングを続ければ、「どこに注目すべきか」がわかるようになり、本当に重要なものを見極める力が身につくのだ。

資金がなくたって、弱者だって、「いつまでもこのままでいる気はない」という気持ちがあれば、誇りは持てる。ワクワク感と、コスト削減、二兎を追う。最初に考え抜いて、決めて、理由を明記しておけば、注力できるのです。トヨタから提携の話が来るに至った、マツダの逆転劇をご紹介します。

安定した仕事や、資格を手に入れたいと思っても…。当の資格を持っている人は、「何か新しいことを始めたい」と悩んでいることもあります。思うような成果が上がっていなくても、思い切って新しいことを始めたあなたを、「うらやましい」と思っている人は、大勢いるのです。そのことが見えなくなってしまっては、心の平穏は訪れません。「絶対にここまで到達したい」と執着しながら成功することは、ほとんど不可能なのです。

徒然草には、こんな一節があります。「人より優れているのは、大きな欠点である。」慢心が起こり、災いを招くというのです。生き方や、子育ての議論にも、当てはまるのではないでしょうか。きちんと責任を果たしてきた人ほど、「自分は正しい」と思っていることを、周りの人から敏感に感じ取られている。そこに無頓着だと、標的にされかねません。「正しい」は、変わる。だからこそ、自分の思う「正しさ」が、今もまだ通用するもの

もっとみる