記事一覧
chatGPTの力を借りて完成させた発明は特許が取得できない?政府の資料を読んで今からできる対策を考えよう
なにそれ?知らない、という方はこちらの記事を先に
AI生成物が知的財産権を獲得できるか否かの議論はまさにいま世界中で行われているところであります。ただ、AIが完全に自律的に生成した物に関しては誰も権利を得られないというのはコンセンサスになりつつあると思います。
アメリカやドイツなどでも発明者をAIとした訴訟が行われていますが、日本の法律感覚に照らせばAIはそもそも人(自然人)じゃないから発明者
【ゲーム配信者保存版】「ネタバレ」ゲーム動画有罪判決→配信ガイドライン次第で犯罪者と人気配信者が紙一重って怖くないですか?
ちょっと時期に遅れているのですが、シュタゲのネタバレ動画配信で被告が有罪に問われた事件で、民事じゃなくて刑事で、懲役2年執行猶予5年、罰金100万円という判決が出たということが、けっこうインパクトあるな~と思ったので一応書いておこうと思ったのでした。
報道記事はこちら↓
ネタバレ動画を3本投稿し、収入を得ていたということで、違法なのは明らかなのですが、それくらいだったらやっている人はかなりいる
芸能人の移籍や独立を商標権で縛ることは許されるのか?~氷川きよしさんやレペゼン地球さんの芸名の話題を例に~
この話題、文春発でゴシップ的な側面が強いので、知的財産の話題として取り上げるべきかどうかしばらく様子見していましたが、意外な論点があって興味深かったので取り上げることにしました。
まず、記事として知られているものはこちら
追いかけるようにしていろんな記事が出ます。
どうも、現在の事務所からの移籍の動きがあるとされている氷川きよしさんの使用されている別名義である「kiina」(キイナ)について
「あおもり犬」の意に反する使用と著作者人格権について~大阪IR・PR動画アート無断使用事件を例に~
大阪府・大阪市が提供していたIR(カジノを含む総合リゾート)のイメージ動画で、奈良美智さんや、村上隆さんら著名なアーティストの作品を許諾を得ずに使用していたことが発覚した事件で、調査が行われ、報告があったようです。
ことし4月にこのような事態が発覚し、昨日、大阪府・大阪市及びイメージ動画の作成を担当したMGM・オリックスコンソーシアム(合同会社日本MGMリゾーツ)より報告がなされています。
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地名にちなんだ商標はなぜ炎上する?~AFURI商標事件を例に~ラーメン知財シリーズその2
らーめん屋さんの「AFURI」という商標をめぐってここ数日ニュースになっています。
「ラーメンと動物は視聴率を取るんだなぁ」が、ガースーこと元日テレの菅賢治氏の名言として知られていますが、実際、弊所noteでも、ラーメン知財の記事が最も読まれているところでありまして(その記事はこちら↓)、今回もそれについて詳しく調べていこうということです。
1.事件の概要整理公開されている記事から時系列にそっ
「生成AIの活用にはリスク回避のために創作過程の記録などが必要」?日本弁理士会による論点整理を振り返る
日本弁理士会で報道関係者を相手に「生成系AIと著作権法における論点整理」というのための説明会が開催されたみたいです。
Yahoo!ニュースにもなっていました。
今回の記事では、特に生成AIによる生成物の著作権発生可能性について言及されているようです。
「論点整理」と保険をかけているだけあって、内容としてはみなさんご存じのもので、正直周回遅れ感は否めません。すでに去年の秋ぐらいから活発に議論されて
「開放特許マッチングビジネス」ってなに?職場で立ったまま寝られる仮眠ボックスの事例は劇場型プロモーションではないのか?
1.開放特許ってなに?
立ったまま寝られる仮眠ボックス「giraffenap(ジラフナップ)」が話題になっています。
こちらの仮眠ボックスによれば、職場のスペースを圧迫することなく、立ったまま仮眠することができるということです。
昼休みに「パワーナップ」することで、午後の業務もクリアな頭で行うことができるテクニックはよく知られていますが、そういう目的のものでしょうか?
職場で仮眠する