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エッセイ

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#発達障害

テンプレ

テンプレ

この間、「るるさんはコミュニケーションに問題ないですもんね」って支援員さんに言われたけれど、だからこそ大変なんだよ。
1対1や少人数なら、空気も読めるし、距離感も取れる。だけど集団の中に入ると、刺激に圧倒され、ぐったりと疲れてしまう。
感覚過敏ひどいし、協調運動が苦手でよく転ぶ。ぶつかる。ワーキングメモリーが弱いから、いろんなものが抜け落ちる。ディスレクシアもある。
小さい文字で長文の文章を送って

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それにしても、なんで神経発達症なんて名前にしたんだ?
どこの神経に問題があるのかわからないし、難病の1つのようじゃないか。




複合的な問題を抱えている人もいるので、広汎性発達障害が、私的には1番良かった。

最近のギモン
神経発達症って、逆にわかりにくくない?
神経は脳神経系だけじゃないし、自律神経や、末梢神経、いろいろあるよね。誤解を招くよ。
私は複合だから、広範性発達障害が1番しっくりくる。
どんな表現を使っても、人の頭にある偏見や固定観念が消えない限り名前を変えても意味がない。

悪気は無いけど有害なこと

悪気は無いけど有害なこと

お世話になっている支援員にAさんという人がいる。
柔らかい感じの女性で、話しやすいのだが、1つだけ欠点がある。
何かと言うと、「女の子は〜、女の子なのに〜」、と繰り返す事だ。
私より年齢も高く、孫もいる。
この間、親戚の子供の話をしたら、「やっぱり女の子は愛嬌ですよね」。と言われた。

どうして女の子だと、愛嬌が大事なのか。何が"やっぱり"なのか。さっぱりわからない。
ですよね、と共感を求める形に

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無題

無題

寝る前に、親友と話していた。
私たちって報われないよね。
知的障害があるわけでもないし、身体障害があるわけでもないから、それなりのコミュニケーションも取れるし、自力で動ける。
だけど、難しさがないわけじゃなくて、むしろ辛い事が多い。
必死でやってるのに、空気読めとか、察しろとか、もっと気が効かせろとか言われる。
やっとできるようになると、さらに上を上をと求められる。
基礎的な能力が高いから、期待さ

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朝日新聞の取材を受けました

朝日新聞の取材を受けました

閲覧可能な下書き)

朝日新聞にアンケートを送ったら、取材の依頼が来た。
断る理由もないので、素直に受けた。
相手は、きっぷのいい、私より少々年嵩と思われる女性記者だった。
話し方と、何より使い込まれた喉から出る力強いその声に、仕事への情熱と、取材対象への敬意がなみなみと溢れていた。

馬鹿の一つ覚えのように、デジタル化だ、やれAIだと言う昨今だが、対面や、電話と言った相手の人となりや 
、体調が

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自称コミュ力お化けや、トーク上手は大体うっとうしくて馴れ馴れしい人間が多い。その上、もれなく薄っぺらい。
だが、コミュ力お化けに憧れるコミュ症は、ときに、コミュ力モンスターになることがある。

大人の都合

大人の都合

発達障害について思うこと

同じ発達障害でも、ADHDやアスペルガー症候群(自閉スペクトラム症)はよく知られているのに、

ディスレクシアや、計算障害を含むLD(学習障害)や、発達性協調運動障害は、諸外国に比べると認知度がまだまだ低い。

生きていくために必要なスキルが、もともと欠けていて、特別なサポートが必要なのに、下手すれば命の危険もあるのにもかかわらず、

相変わらず放置されている感がある。

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うるさすぎて、騒がしすぎて、近すぎるのに遠い。

うるさすぎて、騒がしすぎて、近すぎるのに遠い。

ハイリーセンシティブパーソンが流行っているけど、本当にセンシティブだったら、家から出られない。
渋滞や、街の雑踏、光やノイズ、満員電車の圧迫感に耐えられない。
病気や事故の後遺症で、視覚や聴覚の過敏になった人もいる。
神経系やメンタル系の病気でも同じ。
かなりキツい。
日常生活奪われるよ。普通の生活送れないから。
都内に1日出ただけで、一週間寝込むとか。
体調の悪い時は、近所を散歩するのも辛い。

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今年はなぜか花粉症が軽いけれど、それでもやはり言葉が危うくなってきた。言い間違いが多い、言いたい言葉が出てこない。発音が不明瞭になる。
困った困った。

こみゅにけーしょん

相手がわからない、戸惑っている、困っている、上手に伝えられない、そんなことを受け入れるのもコミニケーションだと思う。

ダメ人間と呼ばれて〜自分 I love you

ダメ人間、人間のクズ、お前が死んだら家族が喜ぶ、死んだほうがいい、つまらない人間、頭がおかしい、生きてる価値がない(順不同)などなど、数限りない罵詈雑言を投げかけられてきましたが、
時代は変わり、最近はそんなことを言う人も減りました。

相手がビビっているのかもしれませんが。
いろいろあったけれど、それなりに大人になり、今日もぼちぼち生きてます。

人とちょっと変わって生まれたからこそ、大きなシン

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グレーゾーンの人たち

数年前に今までお世話になっていた新聞の販売店が、廃業した。
我が家に毎日新聞を届けてくれていた人は、いわゆる知的グレーと言われる人だったと思う。
仕事はできるけど、ちょっと普通の人とは振る舞いが違って、天真爛漫だった。
ほとんどの人が知らないけれど、軽度知的の人には車やバイクの運転が得意な人も多い。

そしてその能力のために、搾取されることも多いし、困難さを見逃されてしまうことも多い。
何より本人

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