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「落ちないでハンプティダンプティ」 (雑記)
まさか、自分が単身赴任になるとは思わなかった。
それも大阪のど真ん中である。
目紛しく毎日行き交う人の洪水に、ようやく慣れた電車の乗り継ぎ。
だが、本当に割り込みがひどいのには閉口した。
早朝、乗り換えの駅であるホームに立っていると、点字ブロックと自分の前にグイと入る影があった。
それが、通勤電車でいつも向かいに座る男性。
英国紳士風のスーツにキャメル色のマフラーを巻き、細身の足もとには茶
「私の消えた朝」 (雑文)
今朝は幾分、腹ばいになるのが難しく違和感で目が醒めた。
いつもは空腹感に突き動かされ目覚めた直後にでも食欲旺盛で、食事が用意されてない時など食パンを袋から出すのももどかしいほどであるのだが、今日はそうではないようだ。
視線を自らの腹部にやると、昨日よりさらに大きくなっている気がした。
なるほど、このお腹ではすこし動くにも息は上がり、身体全体で呼吸しなくてはならないのも頷ける。
寝