見出し画像

縁がなさすぎ 海外旅行·海外出張の小ネタ ケンブリッジ イギリス ~当たり前過ぎて意識しなくなっていること

【経緯】
 大学を卒業して希望していた鉄鋼会社に入社しました。専攻していた表面物理学を活かせる研究部門に配属でした。そこでのんびり論文ドクター位取ってから総合企画部、そして役員狙いかなぁとぽんやり考えていたのでした。しかし社内結婚を期に一気に人生が動きました。

企画畑へのキャリアパス。
 
 社内結婚を6月にしてその10月に研究(コストセンター)から事業部門(プロフィットセンター)への華麗なる転身。初めて他人が私の人生の方向性を決定した瞬間でした。確かに総合企画部配転希望を出していました。しかし当面は研究所はだろうからその前にのんびり論文ドクター取得かと思っていましたので驚きました。その分

嬉しさも一入(ひとしお)。

 正に転職希望が叶ったのです。

 その辺りは以下をご覧下さい。

【ケンブリッジ大学の論文ドクター制度】
 私の育成指導期間中の直属の上司がケンブリッジ大学に論文ドクター取得のため1年半留学しました。

 マスターで(修士)入社し、論文も定期的に発表していました。当時のケンブリッジ大学の論文ドクター制度は、枢要な研究機関での経験があり、論文数本の内容から実力有ると判断されるとコースドクターとは異なり論文の内容からドクターの資格を与えられる制度でした。鉄鋼会社の研究所はケンブリッジ大学からは設備、スタッフとも充実しており枢要な研究機関と認められて居ました。1年半の留学期間でしたが、一時帰国してまた短期間ケンブリッジ大学に戻り、結局足掛け2年間でドクターを取得されていました。
 この実力主義の学位取得方法が私の性(しょう)に合っていました。先輩の動き方は良く見ていましたから、最先端の研究設備が有って、最先端の研究ネタがゴロゴロしていましたから論文数本はイケそうと踏んでいました。
 しかし社内結婚を期に一気に人生が動きケンブリッジ大学での論文ドクター取得は棚上げ、スキップになりました。寄り道せず夢に早く近づけたので良かっと思っています。

 しかしケンブリッジにはご縁が無い。

【海外担当に】 
 鉄鋼会社研究所から始まった社会人人生、ケンブリッジ大学での論文ドクター取得をスキップして10年目で辿り着いたセールス&マーケティングの仕事は、私が駐在した米国の提携先ベンチャーから始まりました。そこが定形作業に落ち着くと欧州も担当し年の半分は欧州に。

 その辺りは以下も参考になさって下さい。

【ケンブリッジの町並み】
 欧州のセールス&マーケティングを担当していた時のことです。縁有ってケンブリッジ郊外の開発会社に半導体ソリューションの説明に行く機会が有りました。帰りにはケンブリッジの街並みを散策させて貰おうと密かに狙っていました。そもそも昼過ぎからの打合せスタートでした。しかもとても商品にご興味頂だき、しかも私も開発者でしたから話が盛り上がりました。ビジネスとしては大成功なのですが、早めに切り上げて散策と思っていた私には少し残念な結果。結局普通にロンドンに戻っても夜になる時刻でした。それでも欧州販社の方が気を使って、車でケンブリッジの中を通ってくれました。夕陽に染まった街並みはなんとも美しくも物悲しい風景でした。

 ケンブリッジにはご縁が無い。

 以降、ケンブリッジにはご縁が無く今日に至っています。

 最短コースで夢に向かって走りきったので、もう少し楽しみたかった落ち着いた学究生活やドクターの資格取得はスキップしてしまいました。(笑)

 残るは、余生で吾妹と英国に行く時にケンブリッジ寄れるかってところでしょうかね。

蛇足
 最短コースで夢に向かって走りきった人生の選択には、大満足です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?