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相場 大切にしている教え その9 相場の器用貧乏 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 相場という言葉、少し下衆(げす、品格無いイメージ)なニュアンスがありますよね。私自身もそういう印象でした。しかし、今は寧ろ意味深長なことばという印象に変わりました。

 相場が本質を突く

 市場(しじょう)という言葉とセットになるのかも知れませんが、物理(ぶつり、もの(物)のことわり(理))の本質を突いていると理解するようになりました。

 器用貧乏という言葉。初めての出会いは中学校の国語の授業でした。担当の国語の先生のことは大好きでした。要点を要領よく説明し、余った時間で大人目線での面白い話を何時もしてくださって居ました。まるで大学の教養課程の授業の様でした。

 その辺りは宜しければこちらもお楽しみ頂ければ。

 たまに赤ら顔で授業されることも有りました。私の父は酒豪でしたので、いくら飲んでも顔色一つ変えず、締めにデザート代わりに大福を嗜む程でした。ですからその頃は先生が飲酒で赤ら顔だとは思って居ませんでした。しかし今思うと器用貧乏の話をされた時は一段と真っ赤な顔をされていました。

 今では考えられないおおらかな時代だったなぁ(笑)

 先ず、自分で言うのも何だけど私は子供の頃からとても器用だったという話で始まりました。貧しかったので何でもさせられ、自分の時間を作る為に雑用を短時間で終わらすことに知恵を使っていたそうです。子供に言いつけられる雑用はそんなに沢山の種類は無いので次第に手際よくできるようになったそうです。その癖が勉強にも移って短時間で効率的に学習できるようになっていったそうです。
 舌が滑って今でも学校でなり手のない仕事は結構担当してるなんて言う教師の裏話まで。で最後に

俺は器用貧乏なんだよなぁ

とため息混じりに。
この一席(笑)が印象に残っていました。
何で印象に残ったかというと、私は自身も中学生なりに器用貧乏という言葉に当てはまるところが多々有ると感じたからでした。

 そして大人になり、自分が希望して入った会社に入社でき
(その辺りはこちらもお楽しみ頂ければ。)

その会社の株を持株会で買う様になって資本家になろうとしていた時、証券会社さんから頂いた株式投資入門本にこの

相場の器用貧乏

という件(くだり)が有りました。中学生の時に器用貧乏に関しては予防接種wwwが済んでいたのでそのような動きはしていなかったのですが、器用貧乏という言葉に再会して改めて自分を戒めた次第。

中学生以来、そして社会人になって再度心にとめた考え方

器用貧乏

今でも大切にしている教えなんです。

 器用貧乏は避けつつも器用に(ここは笑うところですwww)サラリーマンの役をこなして楽しんだ人生は、こちらにまとめてありますので宜しければ。

「相場」、詰まり「場」とは広い概念なのでこの様に相場の世界の考え方は人生の参考になるのだと思います。

 ということで相場を相手に真剣勝負されている方々の考え方のいくつかは私の大切にしている教えになっています。

 自分の人生と全く異なる人生を歩まれた方々からの真摯な教訓としてそのいくつかをもう少しだけ残っているのでご紹介しようと思います。

蛇足
 連作になっています。宜しければ背景もお楽しみ下さい。



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