そう

小学生の男の子&女の子がいるワーキングママです。デンマーク人の夫と共に家族でデンマーク…

そう

小学生の男の子&女の子がいるワーキングママです。デンマーク人の夫と共に家族でデンマークに住んでいます。

記事一覧

【今週聞いたこと】こういう世の中だからこそ、余計に、真っ直ぐな気持ちが刺さるのかな

今週金曜日、デンマークでは、小中学校の終了式(実際は式という式はないけれど)。今日から待ちに待った夏休み。いいなー、羨ましすぎる。 今週、ラジオを聞いてて、ハッ…

そう
4週間前

【今週聞いたこと】被害者をどうこう言う前に、なぜ、まずお互い節度を持って接するべき、ということを言えないのか?

厳密に言うと今週聞いたことではないけれど、今週書きたかったっということで。 先週書いたデンマークのTVドキュメンタリー番組に続いて、またテレビ番組の話。 上記の記…

そう
1か月前
1

【今週聞いたこと】汚職が自然環境破壊につながってる恐ろしさ

実際は先週聞いたこと。でも、どう書こうか迷って、書ききれなかったこの記事。 単なるゴシップのようにも受け取れるし、一国の単なる一騒動とも受け取れるし。でも私にと…

そう
1か月前
2

【今週聞いたこと】もう何が事実か分からないという世の中って怖くないか?

先週に引き続いて、その週に聞いたこと見たこと読んだことの中で、印象に残ったことを書こうという、このシリーズ。前回はこちら↓ 今週は、2020年アメリカで起こったGeor…

そう
1か月前

【今週聞いたこと】デンマークの養豚場の豚の一生

好きなラジオ番組のいくつかに共通するのが、その週にあったニュースの中で、各ゲストが気になったものを持ってきて話すというもの。私もこのノートでやってみることにした…

そう
2か月前
2

読書感想:「パチンコ」

面白かった。 最初から最後まで。 これは、お勧め。 「パチンコ」ミン・ジン・リー著 この本も「積読」に入ってた一つ。 元々、6年前だったか、どなたかのブログでこの…

そう
2か月前
6

世界はうつくしいと

「うつくしいものの話をしよう。」から始まるこの詩。長田弘さんという方が書いた詩。全部ここに載せていいのか分からないので、最後の一文だけ。 今まで生きてきて、初め…

そう
3か月前
4

(読書感想)21世紀の人類のための21の思考

何年もかけて、やっと読み終わった本。 少し読んでは時間が経ち、(内容を忘れたので)また最初から読んでまた時間が経ち、また最初から読み、の繰り返しで、3分の1まで読ん…

そう
4か月前
1

ノルウェーが素敵すぎた

先週の子ども達の学校の冬休みに合わせて、一週間ノルウェーに行ってきた。去年も行ったのだが、その時の記録がこちら。 前回で、私にとってはスキーは封印されたのだけど…

そう
5か月前

「もし次こうなったら、、」と言う時点で関係は終わってるんだよ、と夫に言われたてハッとした日

去年後半、たくさん夫と喧嘩をしました。 詳しくは書かないけれど、主に子育てについての考え方が異なっていたため。 二人とも、自分が正しいと信じているので毎回平行線。…

そう
6か月前
13

2023年、今年読んで良かった本と今年知った言葉「積読」

12月のこの時期になるとよく目にする一年間の総評。 私も今回やってみることにした。 今年一年間で読んだ本、8冊。趣味が読書とは言えないレベルの読書量。ましてや、…

そう
7か月前
8

「それはあなたの問題だよね。」と言うことはどういうことなのか?(読書感想)

好きなラジオパーソナリティの人の新刊。 「Oplevelsessamfundet」Svend Brinkmann著 デンマーク語で書かれたこの本、タイトルを日本語に直訳してみれば「体験社会」。 著…

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7か月前
6

人はなぜ悲しい話を読みたがるのか?と思わずにはいられなかった本を読んだ話

この前、ある本を読んだ後に、Googleで検索してみた、「人はなぜ悲しい話を読みたがるのか」。なぜなら、この本が悲しい話で、最初にあらすじを知っていたら読まなかったの…

そう
8か月前
3

(読書感想)「さあ、見張りを立てよ」

たまたま、好きな本の一つ「アラバマ物語」に続編が出ていたのを知った。「アラバマ物語」が出版されたのが1960年、この続編はなんと55年後の2015年出版。この続…

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9か月前
4

ノルウェーで人生最後のスキー

先週は小学校が1週間の冬休みだったので、ノルウェーに家族でスキーに行くことにした。デンマークからフェリーに車ごと乗ってノルウェーに渡り、そこからスキー場までドラ…

そう
1年前
2

(読書感想)「エデュケーション 大学は私の人生を変えた」(ネタバレあり)

タラ・ウェストーバー著 読み進めるのが辛くなる本。でも読んで良かった。事故や虐待などの怪我が多くて、痛々し過ぎるこの本は、著者自身の幼少から大学で博士号を取るま…

そう
1年前
【今週聞いたこと】こういう世の中だからこそ、余計に、真っ直ぐな気持ちが刺さるのかな

【今週聞いたこと】こういう世の中だからこそ、余計に、真っ直ぐな気持ちが刺さるのかな

今週金曜日、デンマークでは、小中学校の終了式(実際は式という式はないけれど)。今日から待ちに待った夏休み。いいなー、羨ましすぎる。

今週、ラジオを聞いてて、ハッと腑に落ちた言葉。テーマは、今のデジタル社会についてだったのだけれど、その中で、哲学の教授が言ったこと。

以前記事にも書いたが、事実が何なのか、一層見えなくなっている今、逆にどう事実と戦うんだ、とも言えるし、また、自分たちの都合のいい事

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【今週聞いたこと】被害者をどうこう言う前に、なぜ、まずお互い節度を持って接するべき、ということを言えないのか?

【今週聞いたこと】被害者をどうこう言う前に、なぜ、まずお互い節度を持って接するべき、ということを言えないのか?

厳密に言うと今週聞いたことではないけれど、今週書きたかったっということで。
先週書いたデンマークのTVドキュメンタリー番組に続いて、またテレビ番組の話。

上記の記事のTVドキュメンタリー番組と同様に話題になったデンマークのドキュメンタリー番組(別テレビ局作製)「Sexisme i musikbranchen」(直訳すると、「音楽業界での性差別」)。

今のところ、2話出ていて、最初の1話しか見て

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【今週聞いたこと】汚職が自然環境破壊につながってる恐ろしさ

【今週聞いたこと】汚職が自然環境破壊につながってる恐ろしさ

実際は先週聞いたこと。でも、どう書こうか迷って、書ききれなかったこの記事。
単なるゴシップのようにも受け取れるし、一国の単なる一騒動とも受け取れるし。でも私にとっては、かなりの衝撃で、「今週聞いたこと」はこの話一択だったので、書くことにしました。

今、人口6百万人弱のデンマークで、2百万人以上が見たと話題になっているTVドキュメンタリー番組「Den sorte svane」(直訳すれば「黒い白鳥

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【今週聞いたこと】もう何が事実か分からないという世の中って怖くないか?

【今週聞いたこと】もう何が事実か分からないという世の中って怖くないか?

先週に引き続いて、その週に聞いたこと見たこと読んだことの中で、印象に残ったことを書こうという、このシリーズ。前回はこちら↓

今週は、2020年アメリカで起こったGeorge Floydが亡くなった真相について。
彼の逮捕時に、警察官の膝が彼の首元を強く押さえつけたために呼吸ができず亡くなった、とされる事件。これをきっかけに、全米で大きなデモや暴動に発展した。この事件について、実は、警官が身につけ

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【今週聞いたこと】デンマークの養豚場の豚の一生

【今週聞いたこと】デンマークの養豚場の豚の一生

好きなラジオ番組のいくつかに共通するのが、その週にあったニュースの中で、各ゲストが気になったものを持ってきて話すというもの。私もこのノートでやってみることにした。何回続くのか、果たして2回目さえもあるのか私自身分からないが。

その1、デンマークの養豚場の豚の話。
Informationという新聞で記事(https://www.information.dk/indland/2024/05/raad

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読書感想:「パチンコ」

読書感想:「パチンコ」

面白かった。
最初から最後まで。
これは、お勧め。

「パチンコ」ミン・ジン・リー著

この本も「積読」に入ってた一つ。
元々、6年前だったか、どなたかのブログでこの本が進められていて、それでKindleで英語バージョンを購入していたのだが、何とも、電子本という形態が合わなくて、放置状態だった。そのあと、数年前に、デンマークの本屋さんで破格の値段で売られたのを購入。(つまり、言語は異なるけど、電子

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世界はうつくしいと

世界はうつくしいと

「うつくしいものの話をしよう。」から始まるこの詩。長田弘さんという方が書いた詩。全部ここに載せていいのか分からないので、最後の一文だけ。

今まで生きてきて、初めて詩を読んで泣きそうになった。
私は「いつか」という言葉が大好きだ。縋るような希望でもあり、励ましでもあり、感傷的でもあり、でも逃避ではなく向き合うからこその決意でもある。(という、私の勝手な解釈だけど)

この詩の私なりの超解釈をすれば

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(読書感想)21世紀の人類のための21の思考

(読書感想)21世紀の人類のための21の思考

何年もかけて、やっと読み終わった本。
少し読んでは時間が経ち、(内容を忘れたので)また最初から読んでまた時間が経ち、また最初から読み、の繰り返しで、3分の1まで読んだけど、結局話がうる覚え
だったので、今回も最初から読んで、そして読み終わった。感無量。

「21世紀の人類のための21の思考」ユヴァル・ノア・ハラリ著
この人の「サピエンス全史」、「ホモ・デウス」と読んで、今回もきっと良い本だろうと期

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ノルウェーが素敵すぎた

ノルウェーが素敵すぎた

先週の子ども達の学校の冬休みに合わせて、一週間ノルウェーに行ってきた。去年も行ったのだが、その時の記録がこちら。

前回で、私にとってはスキーは封印されたのだけど、子ども達はよっぽど楽しかったらしく、また行きたいとずっと言っていた。機会があるうちに行っていたほうが良いかなと、今回の冬休みも行くことにした。

やっぱりノルウェー、最高でした。あの自然の壮大さに毎日感動。ノルウェーといっても、ほんの一

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「もし次こうなったら、、」と言う時点で関係は終わってるんだよ、と夫に言われたてハッとした日

「もし次こうなったら、、」と言う時点で関係は終わってるんだよ、と夫に言われたてハッとした日

去年後半、たくさん夫と喧嘩をしました。
詳しくは書かないけれど、主に子育てについての考え方が異なっていたため。
二人とも、自分が正しいと信じているので毎回平行線。

ある日、とうとう堪忍袋が切れて、「もし次こういうことになったら家を出て行く!」と啖呵を切ってしまった。そしたら、タイトルにあるように、彼が「もし今度こうなったら家を出る、と言ってしまう時点で僕たちの関係は終わってるんだよ。だから、今言

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2023年、今年読んで良かった本と今年知った言葉「積読」

2023年、今年読んで良かった本と今年知った言葉「積読」

12月のこの時期になるとよく目にする一年間の総評。
私も今回やってみることにした。

今年一年間で読んだ本、8冊。趣味が読書とは言えないレベルの読書量。ましてや、「今年のベスト10」とか出来ない。

ということで、一番良かったものだけ。
「エデュケーション 大学は私の人生を変えた」タラ・ウェストーバー著

壮絶な人生の中で自分の人生を変えていった著者の回想録。フィクションではないからこそ余計にイン

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「それはあなたの問題だよね。」と言うことはどういうことなのか?(読書感想)

「それはあなたの問題だよね。」と言うことはどういうことなのか?(読書感想)

好きなラジオパーソナリティの人の新刊。
「Oplevelsessamfundet」Svend Brinkmann著
デンマーク語で書かれたこの本、タイトルを日本語に直訳してみれば「体験社会」。

著者は大学の心理学の教授であり、週一のラジオ番組も持っている。この人の前作2冊ほど読んで、あんまり響かないなー、次出ても読まないかもな、と思っていたのだが、新聞で大絶賛されてるのを見て(内容は事前に知りた

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人はなぜ悲しい話を読みたがるのか?と思わずにはいられなかった本を読んだ話

人はなぜ悲しい話を読みたがるのか?と思わずにはいられなかった本を読んだ話

この前、ある本を読んだ後に、Googleで検索してみた、「人はなぜ悲しい話を読みたがるのか」。なぜなら、この本が悲しい話で、最初にあらすじを知っていたら読まなかったので、悲しい本と分かっててこの本を手に取る人というのは、どうして読みたいのだろうかと不思議に思えてきたのです。

「En dag vil vi grine af det」Thomas Korsgaard著
注:デンマーク語で書かれたこの

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(読書感想)「さあ、見張りを立てよ」

(読書感想)「さあ、見張りを立てよ」

たまたま、好きな本の一つ「アラバマ物語」に続編が出ていたのを知った。「アラバマ物語」が出版されたのが1960年、この続編はなんと55年後の2015年出版。この続編、失敗だったとする声もあるようだけど、私には良かったかな。

物語は、アラバマ物語から20年後の設定。

最初の方で、主人公の兄が亡くなっていることが分かるのだけど、かなりのショック。私は、このお兄ちゃんが好きだった。父を尊敬し、その父を

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ノルウェーで人生最後のスキー

ノルウェーで人生最後のスキー

先週は小学校が1週間の冬休みだったので、ノルウェーに家族でスキーに行くことにした。デンマークからフェリーに車ごと乗ってノルウェーに渡り、そこからスキー場までドライブ。車でサクッと行ける距離にしたかったので、南部のスキー場へ。私自身20年以上振り、子ども達は初めてのスキー。そんな私たちよりは経験値の高い夫を頼りに。

ノルウェーは本当に自然が綺麗。運転するには細い道やカーブが多いので、スピードは出せ

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(読書感想)「エデュケーション 大学は私の人生を変えた」(ネタバレあり)

(読書感想)「エデュケーション 大学は私の人生を変えた」(ネタバレあり)

タラ・ウェストーバー著

読み進めるのが辛くなる本。でも読んで良かった。事故や虐待などの怪我が多くて、痛々し過ぎるこの本は、著者自身の幼少から大学で博士号を取るまでの体験記。

彼女の出身地は、モルモン教信仰が厚い地域だけど、このお父さん、異常。後に大学の授業で心理学をかじったときに、彼はbipolarと確信。(教授はschizophreniaぽいっと言ったけど)異常な程の自身への自信はもう幻想で

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