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「もし次こうなったら、、」と言う時点で関係は終わってるんだよ、と夫に言われたてハッとした日

去年後半、たくさん夫と喧嘩をしました。
詳しくは書かないけれど、主に子育てについての考え方が異なっていたため。
二人とも、自分が正しいと信じているので毎回平行線。

ある日、とうとう堪忍袋が切れて、「もし次こういうことになったら家を出て行く!」と啖呵を切ってしまった。そしたら、タイトルにあるように、彼が「もし今度こうなったら家を出る、と言ってしまう時点で僕たちの関係は終わってるんだよ。だから、今言ったことを撤回して。」と言われた。

その言葉があまりにストレートに胸に刺さって、あまりにびっくりして、返す言葉を失った。本当だ、これは言ってはダメだったんだ、と思った。

自分の中で気持ちがエスカレートして、別居とか離婚という言葉が頭をよぎり、子ども達をどうしようと考え始めたのは事実。その時は、選択肢の一つとしか思ってなかったけど、でも今考えると、その考え自体が私達の関係悪化を促していたように思う。「もし次、、」と、そう考えること自体が関係の終わりしか見ていない。

その後、お互い冷静になり、私達の場合は、あまりにもお互いの意見を軽視し過ぎたね、と反省した。あの時、彼がブレーキをかけてくれて良かった。

彼はデンマーク人、私は日本人。
国際結婚、他のカップルの両賛否いろんな話を聞く。

私の場合は、国際結婚の良いところは相手への変な期待や不満が生まれにくいこと。あくまで私の場合の話だけど、相手が日本人だったら、言葉が通じるのもあって「なんで私の気持ちがわからないの?」「これは私が言わなくても考えれば分かるよね?なのになんでやってくれないの?」と不満に思うことが多いと思う。だけど夫は外国人(というかデンマークに住んでる私が外国人だけど)。見た目も言葉も文化も違う。私の感覚としては、二人とも同じベースから物事を見ている、という感覚が無い気がする。そうすると、物事への概念がお互い違ってても当然だな、と納得しやすい。

言葉にしないと伝わらないし、伝えても理解を得れないこともある。相手がどこの国の人であっても、自分とは全く別の人間なんだけど、外国人だと余計にその認識(人はみんな別々の人間ってこと)がハッキリするから、余計な衝突が少ない気がする。まあ、これは私の場合であって、他の方々が同意されるかどうかは分からないけど。

今回、相手への期待とか不満というよりは、子育てという大事なことについてお互い自分の意見を折れたくなかった。でも、子育てという共同事業だからこそ、お互い違う意見だからと別々の方向を見るのではなく、向き合ってお互いの意見をよく聞くべきだね、と深く反省。そして、私の沸騰した頭を冷やしてくれた彼に感謝しかない。

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