地福氣太郎

46歳男性、熊本出身、会社員。ドイツに単身赴任中。妻、息子3人は東京に居住。

地福氣太郎

46歳男性、熊本出身、会社員。ドイツに単身赴任中。妻、息子3人は東京に居住。

記事一覧

【動画レビュー】参政党LIVE~激論からくじ引き民主主義を想う~

5/19の参政党ライブ。武田先生と松田先生の激論があった。最初の視聴を1.25倍速で聞いていたため、口調と表情の勢いが高まり、激論具合も超ド迫力で、正直お二人の今後の関…

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【読書レビュー】100万回生きたねこ 佐野洋子 

2022年1月。新年を迎え、コロナ禍での自分のこれからを考えた。 そして、この絵本を思い直す。自分は、とらねこと同じ一生を歩みたい。 現在、人間年齢で45歳。とらねこ…

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【映画レビュー】再会の答え

ドイツで単身赴任中。日本の家族と時差もあり、夜は孤独感が高まる。 今日は、アマゾンプライムで映画を観ようと思い、待望のKingsman最新作を検索するも、未だ観れない。…

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国家の柔軟性

ワクチンメーカーの営業が、東京都の教育委員になるというニュース。 日本がワクチンを数兆円で購入したという事実がある現在、政治家がそれを消費せず無駄にした場合、ア…

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【読書レビュー】税金下げろ、規制をなくせ 日本経済復活の処方箋 渡瀬裕哉 光文社新書

本書が出版された2020年10月から1年余り。コロナ禍において、政治は、メディアと金融資本に翻弄され、科学的な判断や法律に基づく判断から遠く離れて、迷走を続けている。 …

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【読者レビュー】田舎はいやらしい       

常にタイトルのインパクトと内容のバランスが取れた光文社新書の中でも、今回は特にタイトル負けしていない印象の1冊。タイトルに与えられたインパクトを、読中もほぼ維持…

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【読書レビュー】くじ引き民主主義

政治の門外漢である自分が、筆者のことも知らぬまま読み始める。「くじ引き」という政治に使われ難いタイトルだけを見て、奇をてらった内容もありそうな印象を受けていたが…

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【読書レビュー】脱人間論 執行草舟

小学1年生で「葉隠」に出会い、そこから60年間武士道を貫き通した執行さんからの現代人へのメッセージ。これまでの書籍の中でも、特に未来を憂い、崇高に生きることを訴…

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【読書レビュー】投票したい政党がないので自分たちでつくってみた (I部)

2020年は、これからの世界史では、世界がコロナウイルスを迎えた年、大きな転換期として残っていく年になると思います。そして、個人的には、私も勤務先の異動があり、生…

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【読書レビュー】愛する言葉 岡本太郎 岡本敏子

妻が勧めていた本になりますが、私が直接勧められたというよりも、彼女が自身のコミュニティに発信しているメールの中で、「かつてない感動を覚え、涙が止まらなかった」…

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ビールと散歩

本日で丁度ドイツ生活1ヶ月となりました。この1ヶ月の間は、ドイツの2回目のロックダウンとともにあり、フランクフルト市内も飲食店は一部の店でテイクアウトをやっている…

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ドイツ生活23日目

勤務先の異動で、10月22日からドイツフランクフルトに赴任しました。東京からの引越しとなりましたが、コロナの影響あり、家族が入国できず、ビザが取れるのも何時になるか…

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【読書レビュー】政官攻防史 金子仁洋

渡瀬裕哉氏が参政党のスクールの中で推薦されていました。私は、高校、大学と理系で、そのまま会社員となり、歴史自体に疎いのですが、本書で語られる日本政治の歴史ドラマ…

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【読書レビュー】日本人のくらしと文化/炉辺夜話 宮本常一

民俗学者である宮本 常一氏(みやもと つねいち、1907年-1981年)の講演記録。著者は、農村指導者、社会教育家としても活動していましたが、復興のために地方の人間と直接…

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【映画レビュー】ダンケルク

クリストファー・ノーラン監督、脚本、制作、2017年公開。第二次世界大戦下の実話に基づき、ドイツ軍に海沿いの街ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍を救出するために、…

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【読書レビュー】なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか 渡瀬裕哉

今回は、中学生の時に学校で読書感想文を書いて以来になりますが、自分の読書経験を共有しようと思い立ちました。約30年ぶりのチャレンジ。 最近、別の機会に筆者である…

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【動画レビュー】参政党LIVE~激論からくじ引き民主主義を想う~

5/19の参政党ライブ。武田先生と松田先生の激論があった。最初の視聴を1.25倍速で聞いていたため、口調と表情の勢いが高まり、激論具合も超ド迫力で、正直お二人の今後の関係に影響するのでは?!と45歳のオジサンが勝手に不安になっていたが、通常速度で聞き直すとそこ迄ではなかったと思う、安堵。

しかしながら、通常速度でも、TVの討論番組や会社の会議で見かけるような議論とは全く次元が違う!国と政治のこと

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【読書レビュー】100万回生きたねこ 佐野洋子 

【読書レビュー】100万回生きたねこ 佐野洋子 

2022年1月。新年を迎え、コロナ禍での自分のこれからを考えた。

そして、この絵本を思い直す。自分は、とらねこと同じ一生を歩みたい。

現在、人間年齢で45歳。とらねこ時間では、24-25ページに当たる。

今後(26ページ以降)の人(猫)生プラン
①子ねこ(オス3匹)が自立する。
②白ねこが、その後の幸せも満喫して、亡くなる。白ねこ100歳、とらねこ99歳。
③とらねこ(自分)が100万回、白

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【映画レビュー】再会の答え

【映画レビュー】再会の答え

ドイツで単身赴任中。日本の家族と時差もあり、夜は孤独感が高まる。

今日は、アマゾンプライムで映画を観ようと思い、待望のKingsman最新作を検索するも、未だ観れない。公開間もないのでやむを得ない。

Kingsmanクラスの面白さは無いだろうと思いつつ、スパイ映画繋がりで何か無いかと、「スパイ」で検索する。トップに出てきた「星5つ満点」の映画を鑑賞。

泣いた。

でも、ファミリー映画だった。

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国家の柔軟性

国家の柔軟性

ワクチンメーカーの営業が、東京都の教育委員になるというニュース。

日本がワクチンを数兆円で購入したという事実がある現在、政治家がそれを消費せず無駄にした場合、アベノマスク第二弾となるだろう。支持率低下に繋がらざるを得ない。それを回避したい圧力が生み出した東京都教育委員会の人事と推察する。

2年に及ぶコロナ対策の中で実施された結果として、現時点で最も致命的な結果がワクチンの在庫であろう。官僚も、

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【読書レビュー】税金下げろ、規制をなくせ 日本経済復活の処方箋 渡瀬裕哉 光文社新書

【読書レビュー】税金下げろ、規制をなくせ 日本経済復活の処方箋 渡瀬裕哉 光文社新書

本書が出版された2020年10月から1年余り。コロナ禍において、政治は、メディアと金融資本に翻弄され、科学的な判断や法律に基づく判断から遠く離れて、迷走を続けている。

経済における自由競争という最低限の環境を設けるべきだという本書の主旨は、今日本で必要なことであることは間違いない。平易な表現で、理論的にそれを表現する本書は、中学・高校生が社会に出る前の教科書的な位置づけで読むべきだと思う。

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【読者レビュー】田舎はいやらしい       

【読者レビュー】田舎はいやらしい       

常にタイトルのインパクトと内容のバランスが取れた光文社新書の中でも、今回は特にタイトル負けしていない印象の1冊。タイトルに与えられたインパクトを、読中もほぼ維持したままで、寧ろ更に「田舎のいやらしさ」を実感しつつ、読後を迎えた。

筆者は、過去の東京生活や米国、他40カ国の滞在歴との比較を通して、鹿児島の過疎地域での生活、文化、将来について考察する。

過疎地域生活6年経過時と12年経過時の2つの

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【読書レビュー】くじ引き民主主義

【読書レビュー】くじ引き民主主義

政治の門外漢である自分が、筆者のことも知らぬまま読み始める。「くじ引き」という政治に使われ難いタイトルだけを見て、奇をてらった内容もありそうな印象を受けていたが、正攻法でまさに政治へのイノベーションを期待できる提言が連続する内容だった。過去の日本、海外各国での実例も挙げながら、メリット、デメリットを説明し、自分の様な政治や選挙の素人にも「くじ引き民主主義」を理解させ、今後の民主主義の在り方を考えさ

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【読書レビュー】脱人間論 執行草舟

【読書レビュー】脱人間論 執行草舟



小学1年生で「葉隠」に出会い、そこから60年間武士道を貫き通した執行さんからの現代人へのメッセージ。これまでの書籍の中でも、特に未来を憂い、崇高に生きることを訴える思いが強く感じられる書籍だと思いました。ノートにメモを取りながら、まず一度読み終えました。執行さんの本は一度読んだだけで、理解し、実践できるまでになるのは難しいので、このタイミングでレビューを書くのに抵抗はありましたが、ここで書かな

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【読書レビュー】投票したい政党がないので自分たちでつくってみた (I部)

【読書レビュー】投票したい政党がないので自分たちでつくってみた (I部)



2020年は、これからの世界史では、世界がコロナウイルスを迎えた年、大きな転換期として残っていく年になると思います。そして、個人的には、私も勤務先の異動があり、生涯初めて欧州ドイツで暮らす年になりました。

そして、もう一つ重なった大きな時代の節目としては、三島由紀夫没後50周年の年でもありました。日本では、それを記念したイベントや演劇、映画の公開もありました。

三島由紀夫は、「果たし得てい

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【読書レビュー】愛する言葉 岡本太郎 岡本敏子

【読書レビュー】愛する言葉 岡本太郎 岡本敏子



妻が勧めていた本になりますが、私が直接勧められたというよりも、彼女が自身のコミュニティに発信しているメールの中で、「かつてない感動を覚え、涙が止まらなかった」という紹介があり、読んでみたくなりました。この様な時は電子書籍が大変有難いです。ドイツにいて、気になった日本の本を即座に読める喜びは何物にも代えがたいと思います。基本的には、紙の本で指で紙を触りながら読むのが好きですが、今回は紙の書籍入手

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ビールと散歩

ビールと散歩

本日で丁度ドイツ生活1ヶ月となりました。この1ヶ月の間は、ドイツの2回目のロックダウンとともにあり、フランクフルト市内も飲食店は一部の店でテイクアウトをやっているのみ、閑散としています。

この1ヶ月でドイツビールの美味しさを知り、散歩の楽しさを知りました。日本にいる頃もほぼ毎日ビール(発泡酒含む)を飲み、1時間のウォーキングを週2、3日していましたが、どちらもドイツでは新しい感覚で経験できること

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ドイツ生活23日目

ドイツ生活23日目

勤務先の異動で、10月22日からドイツフランクフルトに赴任しました。東京からの引越しとなりましたが、コロナの影響あり、家族が入国できず、ビザが取れるのも何時になるか分からないという状況でもあり、初めての単身赴任になりました。

今の会社で働いている限り、いつか単身赴任の時期が来るだろうと覚悟はしていましたが、コロナのタイミングでドイツと日本の往来が出来ない状況と重なったこともあり、思った以上に不安

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【読書レビュー】政官攻防史 金子仁洋

【読書レビュー】政官攻防史 金子仁洋

渡瀬裕哉氏が参政党のスクールの中で推薦されていました。私は、高校、大学と理系で、そのまま会社員となり、歴史自体に疎いのですが、本書で語られる日本政治の歴史ドラマについては、背景知識が無しでも十分に読み応えがありました。

明治から始まった官僚と政治家のまさに攻防が、戦後55年体制に至るまでドラマティックに語られており、歴史ドラマを観たような読了感でした。

帝国議会が始まるに伴い、薩摩、長州出身の

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【読書レビュー】日本人のくらしと文化/炉辺夜話 宮本常一

【読書レビュー】日本人のくらしと文化/炉辺夜話 宮本常一

民俗学者である宮本 常一氏(みやもと つねいち、1907年-1981年)の講演記録。著者は、農村指導者、社会教育家としても活動していましたが、復興のために地方の人間と直接の会話をしながら、それによる理解と共感によって各地元に生きる人間にかみ砕いた上で、著者の卓越した知恵を時に厳しく伝導していくという内容です。講演自体は40年近く前のものになりますが、現代の地域社会の在り方や、地方自治、地方政治を考

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【映画レビュー】ダンケルク

【映画レビュー】ダンケルク

クリストファー・ノーラン監督、脚本、制作、2017年公開。第二次世界大戦下の実話に基づき、ドイツ軍に海沿いの街ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍を救出するために、イギリス軍が民間船をも動員しながら実行した作戦が描かれています。

今回は、ノーラン監督新作『TENETテネット』の公開前にIMAXシアターでの上映があり、そちらで鑑賞しました。

戦争映画は、これまで幾つか鑑賞していますが、過去のもの

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【読書レビュー】なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか 渡瀬裕哉

【読書レビュー】なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか 渡瀬裕哉

今回は、中学生の時に学校で読書感想文を書いて以来になりますが、自分の読書経験を共有しようと思い立ちました。約30年ぶりのチャレンジ。

最近、別の機会に筆者である渡瀬裕哉氏の記事や講演をウェブ視聴し、政治については素人ながらも、今回の著書を手に取りました。本の表題だけを見ても、正直何が書かれているのか予想すら出来ないところから、読み始めました。

2016年の米国大統領選挙の結果予想でトランプ勝利

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